出ていたプロ選手はほとんどメダリストなのですがこの間の大会は異彩を放つ選手がいました。女子シングルのルシンダ・ルー選手。彼女はメダルどころか国際大会で入賞の経験がほとんどない選手でしたが世界一といわれるスピンを持ってましてこの大会に招待されたのを期にプロへ転向しました。ジャンプにかなり難のある選手でしたがそれを補ってあまりあるスピンの技術!5人出場して3位という成績以上に満点を出した唯一の選手でした。振り付けがR・カズンズだったそうなので表現点も出やすいプログラムだったとは思いますが4位5位の選手がそれぞれボナリー、バイウルだったのを考えてもいわゆるプロ向きの選手だったんだなと思いました。一時期活動拠点が日本にあったので何回か見た事があります。それにしてもバイウルのプロとなってからの方向性の欠落した演技は見ていて辛いなぁ。技術的な部分もですが表現という能力はアマチュアだった10代の頃の方が断然優れてました。トレーニング不足といえばそれまでですが周りについていたスタッフは何やっていたんんだろうなぁと思うと哀しいです。ボベックはプロになって比較的頑張ってる選手ですね。K.ファッシコーチの存在が実は大きかったのかな。ま、何につけても有香ちゃんですが(笑)アースティックの方が以前のプログラムだったのがちょっと残念ですがテクニカルがね。いい曲なんですよ。それでイイ表情で滑るでしょう。正直滑り込み不足という印象ではあったのですが(スピンがちょっと軸ブレていた)やっぱりつい何度も見てしまう演技でした。ロシア人が北米ではイマイチで日本人が何故というより人の心の捕らえ方を有香ちゃんは無意識とはいえ知ってるとしか言えませんね。クーリックももう少し頑張って欲しいのになぁ…。ところで今回は審判にJ.リンがいたのですが笑いましたねー、採点が辛くて。ルディの時何か嫌いなんじゃないかな?と疑いたくなる位。世界一のステーティングと言われた人ですから演出に走りすぎる人はいまいちの印象だったのかもです。ルシンダには満点付けましたからね(注 ジャネット・リンは敬虔なカトリック教徒らしくやはりルディ・ガリンドーのスタイルはダメみたいです)