Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

坂崎幸之助 K's TRANSMISSION 2001.6.20(金)井ノ原くんゲスト回 2回目

坂崎(以降「坂」)「今日はですね、イノッチがもう、来てくれてますからね。シブイセッションが聞けるかもしれません。」[中略;夏イベの先行予約の告知]「V6のファンもですね、是非アルフィーを一度見た方がいいってイノッチも言ってますから・・・・言ってるかどーか知りませんが(笑)今日はイノッチが来てくれまして、一年ちょいぶりかな?久々です。楽しみだなぁー。もうねぇ、飛んできてくれましたからあっち(六本木・テレビ朝日)の方から。さっき生放送でしたもんね。で、後半のJ-POP スクールは『URCレコード特集その2』イノッチも大好きなURCレコードの『その2』。彼は若いのにこの辺詳しいですけれどもね、ハイ。この時間はおそらく帰りの車の中聞いてくれると思うんですけど。先週に引き続きましてレアな企画でございます。今からでも坂崎への質問やイノッチへの質問やリクエストお待ちしています。」

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坂「久し振りにこの方でございます。イノッチでーす。」
井ノ原(以降「井」)「どーも、こんばんはー!いやー待ちに待ってましたよ」
坂「(笑)待ちに待ってた?」
井「ありがとうございます、ありがとうございます」
坂「こっちも待ちに待ってたよ。なかなかスケジュールが合わなくて。前回の時からもう一年以上になるのかな?」
井「そうですね。去年の5月でしたね。」
坂「まぁ、年の割りにマニアックなイノッチですが。まず、これだけ知ってるヤツはいないだろう、20代でという話をしたのですが本当に居ないよね」
井「居ないですね。だからこの番組でしか話せない(笑)僕にとってはすごい貴重なんですよ。この番組のゲスト」
坂「そうだよなー。年上でもついてくる人いない?」
井「いないですね」
坂「年上ってもそんな会わないか」
井「会うんですけどまずそういう話にまずならない」
坂「ならないか。そんなフォーク好きもいないだろうし。でもまぁイノッチは古い曲もいっぱい知ってるけど、古いアーチストとか、また最近はインディーズとか、交流もあるわけでしょ?」
井「結構見に行ったりとかしてお友達になったり、番組来てくれたり」
坂「よく見にいく時間あるね」
井「よくオールナイトでやってたりするじゃないですか。仕事終わってそのまま3時からとか行くんですよ」
坂「偉い!君は偉いよ、本当に。このパワーはなんだろうな?音楽好き?」
井「音楽好きですね」
坂「音楽好きだけど…あのキンキの剛とかTOKIOのメンバーとかもそうだけど、さっきも話したけど皆音楽好きじゃん。楽器とか流行っているの?ジャニーズ事務所系は?」
井「流行っているというか…まぁとりあえず流行りでやる人もいれば…ギターとか、でも最初からベースやる人ってあんまりいないじゃないですか」
坂「居ない居ない。ベースは大体ギターが最初。ウチの桜井もそう」
井「そうなんですか??」
坂「あれもデビューしてからだもん」
井「そうなんですか???あはは(笑)じゃぁそれまでギターやっていたんですか?」
坂「それまでは、ギターも弾けたけど、リードボーカルだったのよ。だからいわゆる、何も持たないでとか、タンバリンとかっていう感じだったのよ。で、高見沢を後から入れて・・・アイツはギターで入ったんだけど、「リードをちょっと弾いてくれって」で、デビューする時に『高見沢くん、イイ顔しているね』っていきなりビジュアル系フォークになっちゃって(笑)桜井は弾けない12弦ギターを弾いて。それが最初でさぁ、それで…最初はベースは持ち回りでやってたの。曲によってとか。それで何か事務所の人に怒られちゃって。お前ら落ち着かねえから楽器担当決めろ」って。それで圧力かけて。俺と高見沢の陰謀で「桜井にベース買わさそうぜ、アイツ貯金してるから」本当はドラムやりたかったらしんだけど」
井「あはは、そうなんですか?」
坂「11万貯金させといてフレジョンのベース買わせちゃった(笑)だから皆ギターはやっているけど、でも本当好きなヤツ多いもんね。でもジャニーズ事務所の中でも剛とイノッチは特に好きな方じゃないの?」
井「そうですね。だからどっちかの家に集まって曲を作ったりとかですね」
坂「もうそうなの?やってるの?長瀬も?」
井「長瀬と今度3人で別々に、僕が長瀬に曲書いて、剛が詞書いて長瀬に渡してそれぞれのコンサートで。夏は無理なんですけどまぁ冬とかにやろうかなって」
坂「すごいじゃん。それは面白いなぁ」
井「結構いつも「曲作ろうぜ!」って盛り上がるんですけど、結局口約束で終わっちゃうんで今回はちゃんとやろうって。ちゃんと3人で」
坂「結構剛もいい曲書いたりするもんな」
井「で剛と僕は…僕はちゃんとCDにまでして落として長瀬に渡したんですけど、長瀬が作ってこないんですよ。忙しいんでしょうけど『出来た出来た、大丈夫大丈夫』って言うんですけど一向に上がってこない。」
坂「そうなんだ。でもそれは楽しみだな。ファンの人にとってもね。でもそういう意味ではあれだね、よくアイドルとかがさぁ『今年からはコイツはアーチストにしてゆく』とか『アーティスティックに売り出そう』とかちょっとわざとらしいっていうかミエミエの人が…『今年から私の事アーティストって呼んでください』っていうゲストが前に来た事あったけど、それと違ってやっぱり『あなどれないなぁ』って気がする。あなどっていた訳ではないけどやっぱりそう、あれだけバラエティに出てね、君達もよ、キンキもそうだけどバラエティに出るわドラマ出るはコンサートもやってるわで、それでこれだけ本当に音楽やっているのは下手したらアーティストの人達よりも忙しいしね。やっている事は多いもんな。すごいと思うよ」
井「でもアーティストの人達って本当それが仕事じゃないですか。曲作んないといけないというのがあるじゃないですか。僕ら別にそれが仕事じゃないから丁度いい感じなんで。好きでまだいられるというか」
坂「趣味でな。でもまた作れば皆喜んでくれるし。歌う機会もある訳だからこれは」
井「もっとやっていきたいなぁって思うのですが」
坂「これはどんどんやった方がいいよ。でもどうなんですか?あんまり『アーティスト』の方に向いてゆくっていうのは?」
井「どうなんですかね。まぁ別に僕は一応『アイドル』って言われるのをちょっと幸せに感じているので」
坂「ああそう?そろそろ?(笑)最初から?」
井「最初から(笑)まぁいろいろやりつついろんな方面でやっていきたいと思いますけど」
坂「どう?付き合いがミュージシャンの仲間が多いというのは」
井「でも一応自分がコンサートやっていない時にライブ見に行くとやりたくなったりするじゃないですか」
坂「ああある。ムラムラしてきちゃう」
井「ムラムラしてくるじゃないですか。その気持ちを高めるにはやっぱりいいですよね」
坂「帰ったら絶対ギター弾いちゃう」
井「やりますね『あれ?どういうヤツだったっけ??」
坂「必ず人のコンサートの後ギター弾いちゃうんだよね。ギター結構毎日弾いてるの?」
井「あんまり。一応出しておくんですけどやっぱりコンサートで使わない時は弦外してたてかけておく…」
坂「いいギター持ってるからねー。今日もマーチンですよ、皆さん。これはD-28。」
井「あ、これは…D-35。」
坂「D-35、76年(製)」
井「同じ年で。えへへ」
坂「くーっっ!同じ年のギターを買うというのはね、男の憧れですからこれは」
井「ぴったりだったんですよね」
坂「76年、出会っちゃった訳?」
井「出会っちゃったんですよ。もう70万とかいっぱいあって『たけぇーなぁ』と思って。見たらこれだけ20万より低かったんですよ」
坂「ああ本当?」
井「10何万だったんですよ。で、ロスのギターセンター行ったんですけど」
坂「えー、他そんな高かったの?」
井「高かったんですよ。貝殻いっぱいついたヤツがあるじゃないですか。」
坂「ああD-45」
井「あれとか、高いんだけどそこではあんまりいい音が出てなくて、これをたまたま弾いたら『ああ、これいいなぁ』って思って」で見たら『76年』だったから『絶対買います!』って(笑)」
坂「(笑)すげー。ああそう、初めてのマーチン?」
井「初めてのマーチン」
坂「初めてのマーチンかぁ。そりゃ嬉しいよなー。自分の年の楽器って本当ね、やっぱりね、憧れ。俺は50年代でしょ、だからまぁ60年代の人達もいいと思うけど。70年代のマーチンならまだいいか」
井「ああ、まだ何とか。でも最近も新しいの出てますから。すっごい安いの」
坂「10万以下の?あれはダメよ。あれはマーチンといったってメキシコ製とかでしょ?」
井「ああそうなんですか?もう木がやっぱり」
坂「全然ダメ。やっぱりD-28とか35とかそういう定番のヤツの方がいいと思うよ。まぁギターはそこそこ弾いてあれだけど、CDとか相当聞いてるの?」
井「CDは聴いてますねー」
坂「さっきもちょっと話したけどインディーズのね、俺の知らない人達の名前がいっぱい出てくるという。そういうコラムを持ったんだって?」
井「ええ今度『POP BEAT』って言う雑誌で連載するんですよ。7/16発売なんですが」
坂「それは新しいのばっかり?」
井「いや、URC系ですね。最初ははっぴぃえんど特集で」
坂「『はっぴぃえんどなんてわかるのかなぁ」
井「1000字でまとまんないんで、来月持ち越しって事で。」
坂「はっぴぃえんどの何書いたの?」
井「最初はだからはっぴいえんどの「ゆでめん」のヤツとかいろいろ書いたんですけど、個人個人の今の活動とかも書きたかったのでまとまんなかったので。来月持ち越しって事で」
坂「すごいねぇ。じゃあ「ゆでめん」のアルバムを解説しちゃう訳?」
井「解説っていうか、自分の思い入れというか。結構若い人も見るんで分かりやすく」
坂「ああ、すごいすごい。ああそうか、『はっぴいえんど』とは何か?みたいなところからいっちゃう訳?」
井「そうですね」
坂「ああそう!それはすごいなぁ」
井「ウンチク垂れてますので是非見てください。」
坂「それは見てみたいなぁ。来月から?」
井「来月からですね。7月から。…坂崎さんに見られるのはちょっと恥ずかしいなぁ。」
坂「いやいやいや俺はチェックするぞ!『そうじゃないぞイノッチ』って。まぁあのこの間『BSフォーク(大全集)』の四夜やって…」
井「どうもありがとうございました!」
坂「今日はイノッチにこれ持ってこなきゃっていけないなぁと思ってね。ダビングして持ってきましたらからね。」
井「本当ありがとうございます。これはかなりレアですよね。チラッと見たんですよ。したらまた坂崎さんがギター持っていて『またギター持ってる~』って。すぐわかりますからね」
坂「必ず持ってるからね。これは見ごたえあるぞ。1本78分だから」
井「なげー(笑)じっくり見ますよ、僕は」
坂「仕事にならなくなるかも。マネージャーの方に謝っておきますけど。えーV6は新曲が出たばっかりですね。おとといか」
井「そうですね、20日に出ました」
坂「ですね、20日に出たばっかりですけど今日はとりあえずそれをまずメインで聴いていただいて、その後2人でいろいろ弾いたりとか」
井「あ、いいですね~」
坂「アルフィーインフォメーション挟んで、やりたいと思います。これはおとといですね。何枚目になんのだろうなぁ」
井「(即答)19枚目です」
坂「そんなんなるの?早いなぁ!19枚かぁ。はえー!!」
井「でも…アルフィーってどれくらいですか?」
坂「ウチらはシングルはねー、今度のヤツが8月に出るんのがいわゆる『初登場ベストテン入り』というのが今34作続いてるんの」
井「ええええええ」[注;50音の音のリアクションではあらず 笑〕
坂「記録なの、一応。で、これ35作行くと新記録なんですって。」
井「35作…新記録ですか」
坂「その前に33作?次で4?今キョンキョン並んでんだろ?それプラス10何曲だから50曲位出してんじゃないのか」
井「すげー(笑)
坂「じゃあそのV6いきましょう」
井「じゃぁ聴いて下さい。V6で『キセキのはじまり
(曲;CM)

坂「はいイノッチが戻ってきてくれました。アルフィー坂崎幸之助がお送りしています『K's TRANSMISSION』でございますが、まあねぇ、今日イノッチ来るっつーんでFAXもいっぱい頂いておりますが」
井「そうですか」
坂「『親子で聴いてる』という人が結構いるんですよね」
井「そうですねー」
坂「○○(リスナーの名前)15才ですけれども、さっき剛と長瀬とイノッチで曲作っている(のですか?)という質問もありましたけど、母が坂崎さんの大ファンで私も一緒に聴いてます、と」
井「親子揃って丁度いいですね」
坂「親子揃って今二人で座布団並べて座って~。いいですねー。これもそうですね、秩父は△△。38才。うちの中一と6才の娘達はV6の大ファンです。」
井「あ~ありがとうございます~」
坂「そしてこの二人の娘は私の付き添いでV6の8月23日の代々木競技場のコンサートに参加します。」
井「あ~ありがとうございます!21日から27日まで」
坂「ずーっとやってんの?」
井「やるんですよ、7日間」
坂「そんなにやってる訳!?あっちゃー!そーりゃ大変だぁー!」
井「はは^^;」
坂「1週間?」
井「1週間、11公演」
坂「うお~すごいです。じゃその間にアルフィーも8月25・26がさいたまスーパーアリーナですからね。」
井「スーパーアリーナですか」
坂「ええ~、やったんだって?V6?」
井「やりました。一回だけ。2回公演やりまして一日だけ。もうすごいっすね、アルフィーは」
坂「やりますよ~(苦笑)こんなの20年以上やってますから」
井「ハンパじゃないですよね、もう」
坂「ハンパじゃないですね。これは娘を連れてだから両方行けばね。いいね、このV6と
アルフィーがファンがお互いに親子が行ったり来たりコンサートのファン層が広がりますからね」
井「一気にね」
坂「親子2代に渡って」
井「じゃぁアルフィーファンの皆さんもV6是非来て頂いて」
坂「代々木ね。でV6のファンの皆さんはスーパーアリーナに来て頂くということで。これいいね、チケット一緒に、抱き合わせで売るか?」
井「(笑)セット販売?」
坂「セット販売(笑)」
井「もれなくついてきちゃう?」[ちなみにどっちにもれなくつくの??〕
坂「もれなく(笑)『行きたくねぇーっ』って奴も行かなきいけないの。えー蕨の□□。私の好きなグループベスト2のメンバーが二人が揃って夢のようです」
井・坂「わはは★抱き合わせ」
坂「イノッチに質問。イノッチから見たアルフィーのメンバーの印象を教えてください。先日の『Viva Viva V6』の『初めての生V6』のコーナーで長野くんが王子様だった時に長野くんが紫色の羽根のマフラーみたいなのを首に巻いて出てきた瞬間、イノッチが『高見沢さんだー★』と叫んだり、その後「アルフィーだー!」と皆場内大爆笑。私もびっくり大爆笑でした。その時!V6のメンバーはアルフィーのメンバーの事どのように見ているのかなーと思いました」[この間井ノ原君笑いっぱなし〕
井「いや皆‥トニセンで前も言ったかもしれませんが物真似やったんですよ。長野くんが本当面白くて、そっくりだったんですよ[ええ??〕」しようがないから普通のギターに天使のこうハリボテを貼って」
坂「おお、やったの?」
井「高見沢さんぽくやって」
坂「そこまでやったの?」
井「僕は桜井さん、やって」
坂「そうだよね」
井「サングラスがちょっと、眉毛が飛び出るようにちょっとこう目を上にこう‥‥やったんですけど」
坂「やっぱり眉毛が特徴なんだ」
井「眉毛が特徴ですね」
坂「そうだそうだ。面白ぇ~。でも僕らからしてみたらそうやってまぁV6がアルフィーで遊んでくれるというのは嬉しいことだよね。かまってくれるということは」
井「きっと僕らも下のJr.とかもそのうち僕らの真似とかをするようになるんですよね」
(井ノ原君に限り一族形成してるからなー)
坂「だってさぁ、そうだよ、ジャニーズ事務所、前も言ったかもしれないけど俺らはジャニーズ事務所と共に歩んできているじゃない。アルフィーはそうやって自分達で楽器を弾くあれとしてやっていて必ずね、その横にはジャニーズ事務所のタレントさんがいたわけよ。
 『メッツ』からですからね」[・・・知らん]
井「古いですね~」
坂「それはどんどんどんどんまぁ入れ替わりじゃないけど、同じ世代の連中が居るわけだけど。20代そこそこの。『光GENJI』もいたしさ、『たのきん』もそうだよね」
井「『少年隊』も」
坂「『少年隊』もそうそう。少年隊も良くアルフィーの事ネタにしてましたから」
井「何か、一緒に香港だかに行った時にホテルが一緒でという話を聞きまして」
坂「(笑)あの時ね、大きい声じゃいえないけどニシキと二人で酒屋ん中で人生について語り合った(笑)『ニシキお前教えろよー、お前ちょっと』といろんな事聞き出しましたけど。面白かった。そう少年隊もそうだしなぁ。今だからねV6とかキンキとかさぁ、本当に面白いなぁと思うよ。お世話になっておりますよ(笑)」
井「こちらこそ本当に」
坂「こいつはねー大宮の○×っていう彼はね、まぁね、イノッチに負けない位マニアな」
井「いくつなんですか?この人」
坂「30ちょいだと思うんだけど、すんごい良く知ってんの。濃いいよ~。井ノ原くんへ。僕は『SION』のファンなんだけどV6のアルバムにSIONの書き下ろしがあると聞いた時、『何でV6なんかに、ふざけんじゃねぇ』と思っていたのですが、あの『お前がいる』ははっきり言ってSIONのセルフカバーバージョンよりも井ノ原君バージョンの方がアレンジがいい」
井「あーありがとうございます」
坂「なので井ノ原くんバージョンの方を良く聴いています」
井「ありがとうございます。嬉しい。白井良明さんの詞で」
坂「イノッチバージョンの方がいいと。『元々SIONのファンだったのですが曲はどうやって頼んだのですか?』と」
井「僕はだから好きで、CDの中に入っているハガキあるじゃないですか、アンケート用紙、自分の住所全部書いて」
坂「ホントかよ」
井「『友川かずきも好きです』って書いて送ったんですよ。『何だこのガキ?』って話になったらしいですけど」
坂「あっそうなの?」
井「ええ。ずっとだから『いいよ、俺なんかに構わないで』って言われてたんですけど」
坂「あっそうなの」
井「ある日、『じゃ曲をお願いします』って言ったら、『じゃぁやるよ』ってやってくれて」
坂「本当かよ。SION?好きだったの?」
井「大好きだったんですよ。アルバム全部持っていて」
坂「それはやっぱハンパじゃないね、このイノッチは。このマニアぶりは。SIONのアルバムを全部持ってるの?」
井「持ってますよ」
坂「それはすごい、俺一番最初『新宿にて』だっけ?アナログ。あれを番組やっている時にねプロモーションの人から確か貰ったんだよ。そん時に、もうあの時代は逆にあの音楽は古かったんだよね。中途半端だったんだよ。今は新しいけど、逆にさ。当時はさぁ、フォークは終わって数年だからさぁ、『何か古くせぇなぁ』と思ったんだけど」
井「格好はもうイケイケだったんですよね」
坂「そんなんだよね。だからサウンドとは違って、もっと暗いかなーと思ったけど本人に会って、俺も前会ったんだけど、ねぇ、結構過激な方って感じが」
井「僕、『ラム酒が好きだ』って聞いたんで対談の時ラム酒持ってったんですよ。したらその場で飲み始めてましたからね、『うまい』って」
坂「ホントかよ(笑)じゃあ何かやりましょうか?」
井「やりましょうか」
坂「やりましょうかねーせっかくだから」
井「楽しみでしたよー、もう」
坂「歌うのは元々好き?」
井「好きですねー」
坂「よっしゃあ、今日は高田渡?」
井「はい、高田渡さんで」
坂「高田渡を選ぶとこが‥‥前はエンケンさん『カレーライス』でしたね」
井「結構『エンケンさんやってくれ』っていうのがきてますね」
坂「あるよー。『夜汽車のブルース』だぞ」
井「『夜汽車のブルース』はもうあの人しか出来ないんじゃないですか」
坂「出来ない。だって歌う時によって違うんだもん」
井「トリビュートでともえまさとさん(?)エンケントリビュートアルバムやってましたね」
坂「そうかそうか」
井「あの人も独特じゃないですか、ともえさんも」
坂「解釈の仕方が違うっと(笑)友川かずきも聞くの?」
井「聴きます、聴きます」
坂「その辺はどお?友川かずき『生きているっていってみろ』?『冷蔵庫』だっけ?台詞が入っていたの?」
井「ああ、わかんないです」
坂「『入れるもんがねぃ』って」
井「わはは^^秋田の人ですもんね、あの人」
坂「秋田の人。何だっけなぁ、何でもいれようかーっつーんだっけ。何か面白いなぁっと思ってさぁ。説得力あるよ、でも友川さんは」
井「面白いですね」
坂「じゃあ、高田渡さんの、これは2枚目のアルバムですね」
井「そうですねー『汽車が田舎を通るその時』でしたっけ」
坂「そうそう。あんなの聴いてた訳?」
井「聴いてます。ナレーションが入ってるやつ(ナレーションの真似)」
坂「これを聞いて今頃ラジオの前でひっくり返って喜んでいる奴は相当ですよ」
井「あのアナウンサーの人がちょっと困り気味なんですよ。『あのー知りませんけど』みたいな。本当に困っちゃってるの」
坂「(笑)じゃあ行きましょう。これは‥‥」
井「コードえーと、‥‥」
(曲;祈り)
坂「決まったぞー!」
井「いやー★楽しいー!!」僕の周りにこれをセッションしてくれるひとは居ません!」
坂「(笑)いないかなーやっぱり」
井「嬉しいです」
坂「長瀬じゃついてこないかな?」
井「ついてこない(笑)知らないと思いますよ」
坂「知らないよなぁ。剛を鍛えないといけないなぁ!」
井「そうですねー。ちょっとURCで鍛えましょうかねー」
坂「あいつは鍛え甲斐ありそうな気がするんだけど」
井「そうですね。何回か聞かせた事があるんですけど、やっぱり共感してましたね、
 『いいねー』とかいって」
坂「ついてきてた?」
井「ついてきてました(笑)いやー楽しかったですよ~」
坂「やったやった~いいですねー」
井「いや途中でハモったとこが気持ち良かったですねー」
坂「じゃね、今度何かでユニットを組んで」
井「いいっすねー」
坂「イノッチは誰かとやってんの?コンサートとかそういうの位?」
井「まぁ岡田とちょこっとギターでやる位ですね」
坂「よし!じゃあ『井ノ崎』か『坂原』!」(『坂所』かい?」)
井「あははは★」
坂「『井ノ崎』はすごいなぁ、何か。『井ノ崎』じゃあどっかで今度。暇があったら。何曲か決めて。URCばっかり歌う」
井「URCばっかり(笑)」
坂「『URCを歌う!』すごいだろうなぁ」
井「まぁ新しくアレンジするとまた違った感じになりますからね」
坂「違う違う!当時の詞とかどう?イノッチから見て」
井「やっぱり結構廃盤になってしまったというか放送禁止になってしまったものもあるじゃないですか。そういうのにピンときちゃうんですよねー、何かねー」
坂「‥‥あぶないねぇ、その辺はねー。あっそうか」
井「だからやっぱりかける前に一応ディレクターに確認とかして」
坂「あぶないよURCは結構。うん、確認しておかないと。そうかじゃああのメロディーとかその雰囲気だけでなくて詞も共感しちゃう訳だ」
井「しますねー」
坂「時代は古いけどそんなに言ってる事は変わんないもんなぁ、何か」
井「そうですね、まだ熱かった時代なんだなぁというか、そういうのは感じますね」
坂「今はそういうのないなぁと感じがやっぱりする?」
井「でも結構聴いてると、そういうのとはまた違う表現をされて、気持ちは変わってない部分があるなぁというのはあるんですけど、やっぱりストレートじゃないですか」
坂「今のインディーズの人達の中でこういう結構過激な詞とかね、そういうのいる?大体自分の生活身の回りの歌ばっかりになっちゃう?」
井「近い‥‥でもインディーズだから出来るというのもあるっていう感じでそういう人も若干臭わせたような人はいます。過激な感じの」
坂「結構当時の詞は本当過激だからね、武器ですからね、詞が。フォークギターを持ってると結構大人達に『要注意人物』と思われていたからね。街をこうギターケース持って歩いていると『アイツはあぶないぞ』って。なぎらさんはそん中に弁当詰めて持ってと言ってましたけど。ギターケースに弁当詰めたら相当な量になると、真ん中に梅干しがあるだけで。なぎらさんは会った事ある?」
井「有りますよ。一回会って、最近出た‥‥最近というか『やすおさん』(?)という歌があるんですよ。すんげぇ、ずっと語っているんですけど、『それ良かったですよ~』って言ったら『ああそう。あれは4チャンしか使わしてくんなかったんだよー』とか言って。『4チャンも使えば十分じゃねーかよ』って思ったんですけどね(笑)」
坂「そりゃそうだよ(笑)2チャンでもいい位」
井「なぎらさんの本も結構僕読んでいて」
坂「なぎらさんもあのいわゆる歌い手として自分も真っ只中にいた人だけど、そん中でも詳しい方だと」
井「詳しいですね。『フォーク大全』みたいな本書いているじゃないですか。そん時のチケット全部持っていて」
坂「そうそう、それがすごいんだよね、ポスターとかチケットとか、全部持ってるからね」
井「何かわかんない事あるとそれ見ますもん、図鑑のように。ラジオとか何かやんなきゃいけない時に」
坂「アーティスト毎に書いてあるやつ?ああ、持ってる持ってる。あれはいいよ、結構勉強になる。あとね、当時の歌本とか持ってんの、なぎらさんって。『フォークソングをぶっつぶせ』っていうね、歌本があったの。俺も持ってたんだけどどっかいっちゃったんだよな。その辺が違うんだよ、それには、『フォークソングをぶっつぶせ』ってタイトルなんだけどフォークばっかり載っている訳。それで結構それを見てね、レコードになってないものとかがいっぱい載っていたんだよ。それを見てやってたの。中川五郎さんとか聴かない?」
井「あ、聴きます」
坂「聴く?(笑)『腰まで泥まみれ』とか聴く?」
井「聴きますね」
坂(曲を弾く)
井「中川五郎さんも、何かねー、そのスコア持っていた人がいたんですけど。で、僕最初聴いてなかったんですけど、聴かされまくってどんなにいいのかって買った事がありましたけどね」
坂「中川五郎さんは詞は相当過激だよ」
井「過激ですよね。(?)いさとさんは違いますよね」
坂「いさとさんはね、やわらかい方だけど、五郎さんは相当過激で」
井「今外国とかでやってんじゃないですかね?」
坂「うん向こうの詞を訳したりとか、ライナー・ノーツ?洋盤の何かをやったりしている。
井「あ、そうなんですか」
坂「昔のフォークとかの事も良く知ってるし。そうなのよ。いやーでもいいねぇ、中川五郎さん知ってたり友川かずきさんを聴いてる20代はこの番組を聴いている奴でもなかなかいないよ。相当マニアは聞いてますけど」
井「あー嬉しいですね」
坂「ここんとこねちょっとマニアックな傾向にあるんでね、イノッチは今日タイミングばっちりだよ」
井「あっ本当すか?」
坂「(笑)もうすごいマニア」
井「大体これゲスト‥‥?」
坂「ゲストは来たり来なかったり。小田さん、高田渡さんと続いたけど。オジサン達が」
井「いいなぁ~」
坂「それで先週もURCやって、先々週は多分誰も持ってないだろうっていう、ウチにあるアナログ盤を持ってきてかけたんだけどこれはイノッチでも知らないと思うなぁ。寺田富夫さんとかは?」
井「?」
坂「よしよし、どーだみたいな(笑)あとは『銀河鉄道』っていうのと、『ラム』っていうのと、『陸蒸気』っていうのと4曲かけたんだけどいい音楽ばっかりなんだよ。その辺はまたURCの流れとは全然違うから。意外とメジャーシーンだから、なかなか逆に、今注目されてないから難しいと思うんだ。URCとかはね。いやーいいですねー。是非是非今度、また他のレパートリー、何やる?決めておこうか?」
井「何ですか?どこら辺ですかねー?」
坂「はっぴいえんどは?」
井「はっぴいえんど、いいですねー」
坂「はっぴいえんどは自分じゃあんまりやらない?」
井「あんまりやんないですね。結構歌い上げるものがそんなに多くないんですよね。結構低いとこでずーっといったりとかするじゃないですか」
坂「やりましょうよ、今度」
井「目標が出来て嬉しいです」
坂「早いなぁ、お別れの時間は」
井「もうですか?」
坂「もうですよ、多分イントロが流れてくると思うんですけど。今後はどうですか?」
井「今後ですか?まぁコンサートいくんですけど舞台、少年隊の舞台、毎年やってんですけどまた今年も7月の14日からやりますけどコンサート、シングル、アルバムも出ますんで」
坂「アルバムも出る?はい、ありがとうございました。お別れはC/Wでトニセンですね」
井「カミセンです」
坂「あ、カミセンだ[坂さん痛恨のミス 笑]「カミセンで『SHODO』聴きながら、イノッチ とはお別れです。ありがとうございました」
井「ありがとうございました」
(曲;SHODO)

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前回よりさらに長く1時間近いトーク。しかもさらにマニアック。もう名前も検索かけるのも限界を感じました。ちなみにアルフィーの隣にいたジャニーズタレントですが名前が挙がった他にシブがき隊、こちらは中継を挟んでよく桜井VS薬丸の公開ケンカをやっていました。去年の年末坂崎さんが「はなまる」に出て、久々にヤッくんに会ってますがその時の様子から「守りに入った」とその後の武道館公演のMCでネタにしていました。ニシキのネタは当時「「NORU SORU」で結構語っていたので少年隊ファンよりもその辺の事情は詳しいかも(笑)当時のテープ持っていたんだけど今行方不明(泣 行き先は知ってるけど‥‥)井ノ原さん楽しそうでなによりな放送でした。大分慣れたのかな?よしよし(笑)