全日本フィギュア2001 in大阪なみはやドーム観戦記(1)男子SP編

また朝寝坊しまして(汗)公式練習に間に合う時間に行かれませんでした。
大阪、なみはやドームは96年のNHK杯以来の開催であの時は天井の照明が異様に明るい印象があったのですが、今回は照明は普通でした。その代わりといっては何ですが足下にちゃんと暖房の設備があるのに集客力のなさが原因なのか、今回は使用されませんでいつも通り寒さに震えながらの観戦となりました。
毎回スケート観戦は食料事情が悪いのですが、今回は特にすさまじく、階下の喫茶コーナーはありましたが15分の製氷でまかなえるものはなく、また暖かい飲み物がコーヒーのみだし、自販機はありましたがこちらは回転が速いのかぬるいまま。近くにコンビニなどはなく、菓子パンやカロリーメイト(スケート観戦の必需品です、ハイ)を時々つまみながらという感じでした。フリーの日は会場内にも売りにきていましたが見る側にとっても違う意味で大変な大会でした。毎回水筒を持って行こうと思うんですがのど元過ぎると忘れるタイプなので。ちなみにグランプリシリーズ時点での五輪出場内定者、本田武史選手と恩田美栄選手は欠場でした。

今年は70周年記念大会らしくプログラムの装丁も箔押し使ったりで豪華。但し誤植も多数。巻末の節目の大会の優勝者のコメントがなかなか面白かったです。
五十嵐文男さんのスケーターとしてのコメントは今となっては相当貴重だと思います。佐藤信夫先生も最年少記録こそ破られましたが全日本10連覇というのはやっぱりすごいなというのと、どちらかというと指導者としての深みが伝わる内容で良かったです。

ところで見る人にとって佐藤先生ってどういう人に映るんでしょうか?佐藤有香さんの親?村主章枝選手のコーチ?私は指導者というよりは日本のスケートが誇る偉大なスケーターだと思っています。名選手が名コーチにあらずという言葉を否定出来る人でもあります。
笑ったのが60回大会の鍵山正和さん。なんだろう「アメリカ出張中」って。今の時代ならFAXでもメールでも強引にコメント取る方法があるだろうに。いろいろツメが甘いです。鍵山くんはもう少し評価が良くてもいいんじゃないと思うのですが。

競技は22日は男女シングルSP、ペアフリー、アイスダンスオリジナルダンス。男子は佐々木亮輔君(東北高校2年)からスタート。まだSPから3Aまたは4Tから組める選手が少ないなと思いました。
2番滑走は中庭健介選手(昨年5位)が滑りました。「ロミオとジュリエット」でしたがちょっと力が抜け気味の演技でした。4T失敗した疲れが堪えましたかね?スピンのポジションがちょっと悪いかもという演技。
3番滑走の織田信成選手は中学生!背もまだちっちゃくて何かかわいい。ジャンプの技術は低いですが、スケートのスピードは速いし、スピンやステップもなかなか上手で私の中でかなりの好印象でした。
7番滑走の碓田君は慶応付属高の3年生。こちらは織田選手とは逆にスケーターとしては相当身体の大きい選手でしたが、さすが新横浜勢というクリーンなエッジににピンクの衣装も軽快で印象に残りました。技の難度が上がるといいなぁと思いました。
「全日本の暴れん坊」の異名を持つ関君は8番滑走で「ファウスト」での演技。コンビスピンは足の長さを生かした上手なスピンでしたが、フライングキャメルだっけかな?バランスを崩す珍しいミスをしていました。相変わらずファンクラブも元気でした。

今回私はキス&クライ側で見ていたのでコーチのリアクションが楽しめる席だったのですが、そういう点では佐藤久美子先生は楽しかったです(失礼な・・・)優勝のかかったような選手にはさすがにそんな顔しませんが、選手がジャンプやスピンなど技に対するリアクションは本当楽しい。ああいうおおらかなコーチだと楽しそうでいいなと思いました。佐藤信夫先生も久美子先生も、関西人です。

10番目は田中総司君。大学生になってより無骨な印象です。4Tは両足着氷。なかなか雰囲気にあった演技でしたがスピンの出来がいまいちで上に行くにはどうしたらという事、もう少し詰めた方がいいかもと思いました。
いつもなら2グループ終わったとこで製氷なのですが予算と時間の都合か、3グループ毎の製氷でしてた。で、2グループ終わる頃から何かカメラが付いてるなぁと思ったら、このグループで田村岳斗選手と竹内洋輔選手が登場。いやぁうざいのなんのってね。あんなにカメラがいたら集中も大変です。
このグループは滑走が終わった選手と次の選手が握手を交わすというのが流行ってました。誰の発案かしら?それともマスコミ用??そんな田村選手は「カルメン」白い衣装のエスカミオーレ(ドンホセ?)ジャンプもちょっとな感じではありましたがやっぱり華があるというか印象的です。ちょっと動きも堅かったり、シットスピンの回る場所はフェンスに近かったりはありましたが及第点な演技だったとは思います。
新横浜勢の茂木君と小川君と続きました。この2人は選曲がいいなぁと思ってみていました。多少流行になるのですが今年は特に「カルメン」が多かったので尚こういう曲の選び方は好感が持てます。
竹内洋輔選手は「はげ山の一夜」。去年のSP継続。衣装はちょっといただけないですが、身体の動きが特徴的で面白いプログラムだと思います。ジャンプのミスが痛かったです。
グループ4に岡崎真選手が登場。頭角を現して来た頃はそれ程好きなスケーターではなかったのですが、リチャードキャラハンコーチについて曲想表現は非常に良くなりました。身体も随分絞ってまして、元々は体力系のパワフルな演技という印象でしたが、今回のSP「Misson」という音源も繊細な印象のものを使い、かなスケート全体を楽しめる演技になっていました。キャメルスピンの足の位置が低いとか、ジャンプの着氷時の身体の開き方などまだまだ修正して欲しい部分はありましたが、本日の出場男子の中では一番の出来でした。3A+2T、3Lz、2Aとジャンプはミスなし。拍手も一番でした。
23番目の高橋大輔君、今年の全日本ジュニアチャンピオンです。本田選手が出場していないのに何故ダグ・リーコーチがいるんだ??と思ったら、自分がジュニア勢にうといだけでかなり有望な選手らしいです。
ひょっとしたら五輪の可能性もあるという下馬評でした。でも下馬評で終わりました。今日はジャンプがほとんど決まりませんでした。スピンなどは上手。SPを終わって岡崎選手トップ、田村岳斗選手、竹内洋輔選手の順となりました。