Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

東京de散歩(4)

本日は「月島」から。メインの方の時間調整で家を出るのが若干遅めでお昼合わせでした。月島といえば「もんじゃ」、もんじゃといえば「月島」という地域ですが過去月島に来た事なければもんじゃも食べた事ありません。お好み焼きに比べて写真で見る限りあれが食べ物として成立するのが不思議だったのです。もんじゃ焼きも下町と呼ばれる地域以外ではお店も少ないし。東京というか江戸特有の食べ物?という認識でチャレンジのつもりで。もうひとつチャレンジといえばお寿司屋さんは回るのでもそうでないのでもカウンターがあるので1人で入るのはそう苦にならないのですが、焼き物系と飲み屋はさすがの私でも勇気が要ります。いや入った事ないです。飲み屋はあるか。でもいたたまれなくなりますよ。今日は平日だから邪慳にはされないだろうと意を決して入りました。そんな嫌な顔されませんでした(ホッ)しかも食べた帰りに別のお店の相場を見ようと覗いた時中から声かけられたので一人云々は杞憂なのかな。月島はすごいですね。商店街にそりゃ何十件という位お店が。通りも小綺麗で印象が変わりました。

正直に「初めて食べる」と申告しましてお店の方に焼いて頂きました。具のメインは豚肉とベビスター。そうなんだよね。「お菓子」入れるんだよね。ちなみに私ベビースターラーメン大好きなんです。で焼き方講座を受けながら、世間話をまじえつつ、また「学生?」と質問されつつ(嬉しいけど逆に貫禄ないのか心配なのだよ)具材をある程度炒めてから土手をつくり「汁」(なんて言うの?)を流し込みまた少しずつ混ぜ込んで出来上がり。それをへらで食べます。汁は、もうこの段階では他の材料と合わさり煮詰まってとろっとした感じで味が付いて美味しかったです。結構ハマるかも。最後の方おこげがカリカリになるのもおいしいかったです。これはまず、妹連れてきたいなーと思いました。妹も当然、食べた事ない筈なので。

その後、汐留まで歩くか考え、止めて地下鉄で移動。ぐっと今風の「汐留」へ。せっかくなのでシオサイトのお店いくつかひやかしたのですが、正直どこも。。。という感じでした。自分のお土産にはちみつ専門店ではちみつを買ったけど、このテのお店は品川でもあったし。豆腐ソフトクリームもこれならデザートより冷や奴で食べたいぞと思ったり(笑)しかもそれらよりときめいたのが汐留停車場を利用した博物館。無料で当時の駅事情が見られるちょっとした展示施設がマニア心そそりました。あー本当私男なら鉄道マニアだよ(苦)だた私の場合は旅行の手段として好きなので乗物が好きな訳でないんでその辺が違うかな。

で、本日のメイン「お台場」へ。お台場は東京23区の中ではかなり来てるエリアです。ヴィーナスフォートデックス東京ビーチもひやかし済み。フジテレビ社屋はまだ未見。もっともこれらが出来る前のコンサート会場で来ていますのでそのインパクトは一生越えられないなと思います。

普段はりんかい線なのですが、今日は観光気分でゆりかもめで。景色がいいねー。で、お台場下車で何の目当てかというと「お台場フォーク村」です。昨年もやっていて友人に誘われたのですが、平日だったので断りを入れたイベント。今年は見事休みに合ったので行く決心がつきました。坂崎さんを村長にフォークの宴をやります。昨日の放送禁止歌もかなりそそられたんですが、流石にマニアックすぎるかなと思い、一番ツボに入りそうな2日目を選びました。と、いっても当券なので券有るのかドキドキだったんですが。席数も微妙でしたがまんまと椅子席を確保しました。ただ、SDMというオープンスタジオの椅子座りにくい!途中辛かったです。

ゲストは大野真澄さん(元ガロ)、鈴木康博さん(元オフコース 83年に脱退)、加藤和彦さん(元フォークルセダーズ)。いや面白すぎるし、貴重です。井ノ原君見た方がいいし、出た方がいいよ(笑)技術的に無理かな。大野さんはアルフィーファンならよーく知られてますが、歌を聴いたのは初めてです。「学生街の喫茶店」もやって下さいました。「学生街~」は懐かしの歌では良く流れる曲ですが、私そんないい曲かなー?と思ってましたし、映像の歌い方は比較的淡々としてるでしょ?でもこの日のは元々の嗜好のCSN&Yのようなぶつかるようなボーカルで本当上手い!フォークの重鎮のすごさを垣間見た気がしました。康博さんはラジオで歌われていたのを聞いてますのでもう少し馴染みがあります。同じミュージシャンでも折り目正しい印象の人です。オフコースってそんなグループですからね。自宅でコーラスを重ねたものを持ってきてそれにメインボーカルを乗せるという凝った聞かせ方をしていました。加藤さんは言わずと知れた超大御所で日本に初めてPAシステムを取り入れたとかステージングの歴史としても貴重なお話がありました。でもみんな基本的に気持ちのいいオジサンで、そんな中普通に会話している坂崎さんもすごいなと改めて思いました。

坂崎さんの生ギターのみをライブで聴く機会は多そうでなかなか無くて、貴重でした。ただ、本人も自覚していて、周囲の人もその辺見抜いているというか、坂崎さんは個性が弱いんですよね。それと感情を表に出すタイプでないから作家性に結びつかない。オリジナルを作らなくなってしまったのはその辺が大きいのかなと思います。今となってはあのギターテクだけでも充分ですけどね。そういう人が高見沢さんの強い作家性の歌を歌ったり、今日もフォークルの「感謝」という歌を歌った時、しばし名曲になるんだなと思いました。

それとストリートミュージシャン流行りじゃないですか。路上シンガーは絶対こういうの聴くべきだと思いました。全然違うぞ!いやー帰りに一杯やりたくなる位、濃い3時間でした。