Minato's memo

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公式練習

海外選手はだいたい競技開始の3〜4日前に来日します。時差調整をしながら本番へ向けてコンディションを整えてゆきます。本番へ向けてはもう追い込んだ練習はせずに疲労を残さない、疲労をとりながら徐々に集中力を高める方向にもってゆきます。なので公式練習というものは有力選手にとってはそれほど重要な場ではなく、リンクの氷の質を確かめたり、会場の雰囲気を知る、曲かけでタイミングをチェックする事になるのでランスルーでバンバンジャンプを飛んだりという事はないと思います。曲かけ以外でジャンプなんかはプログラムに入れてないような組み合わせで飛んだりはしています。

1回の公式練習は4〜6カ国位でシェアし、シングル競技40分、カップル競技30分。うち曲かけは1回。なのでこの場で追い込み練習は不可能です。氷の質も本番と練習時では違うのでコンディションの作り方、集中力アップ、基礎トレーニングという方に重点が置かれる訳です。中には欠席する選手もいます。

有力選手はそのような練習になりますが、審判団も見に来ますので、無名の選手はこの場でのアピールも本番へ向けては重要になります。練習でこれだけ出来ていて、本番でもその通りに出来たらおのずと点の出方がかわります。なので普段TVに出てこないような選手のチェックには楽しい場かもしれません。

プログラムに入っていないような技の練習をこっそりやっていたりするのでそんなのも楽しいかも。