Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

フライパンと拳銃(ネタバレ有り)

土曜日に2公演、「フライパンと拳銃」を見てきました。日本人的コメディーでかなり完成度が高い脚本でした。楽しいけど「こってり」です。長野君、舞台は当たり多いなぁ。健ちゃんにもこれくらいはじけたのやって欲しい気もします(あ、健ちゃん来てたらしいんですが気づかず。浅丘ルリ子さんがいらしてました)

一言で片付けると「賢者の贈り物・日本の夫婦編」というノリなのですが、ヤクザ家業との結びつけは正直難しいかな~とは思いました。裏のある顔をやりたいとなったらヤクザものは若干安直(笑)でもそれぞれが背伸びしなくていい感じで、かなり良かったです。刑事さんが「古畑任三郎」だったのには笑いましたけど。手錠で手首は落とせないよな~とか無茶内容は多分にはあります。長野君は人の良さがやっぱり全面に出てしまうんですよね。映像だったら「錦鯉」みたいにハマるんでしょうが、舞台では「優しさ」を感じさせる部分の方がやはり秀逸でした。動きはかなり良かったです。ほぼフルで出ずっぱりなので体力がすごい。念願のコメディーなので生き生きとした印象も良かったです。風間君は上手いです。歌デビュー班でなくてもいいじゃないですかね。演劇班として、「TU-YU」のメンバーとしてこれからも楽しみにしています。ナオミはパンチ不足。長野君には「不倫役」難しいのかな。「セカンドハウス」もいい人の方が出てしまっていたし、「人間の業」という部分はこれからですね。

個人的には弟さんの死の真相の部分だけがチープなサスペンスになってしまったのが残念ですし、「お父さん」を殺してしまうのはもうちょっと考えて欲しかったかなと。人が死なない結末というのもヤクザものでもあっていいと思うんですけどね。

尚会場から演出が凝ってました。同行した友人がちゃんと空気読んで衣装で来ましたから。是非千秋楽は全員「それ」で来て欲しい気もするしちょっと怖いような気もするし。夜公演は一人で見ていたのですが、知り合いにやたら会って。大阪公演も行くそうでその時は「仕込む」そうです。

さて、公演数増やすかどうかといえば、ちょっと体力的に無理です・・・・。結局映画も3回のみだったので(充分だろ)本当今年は「行く回数」が減って残念です。来年は巻き返します(多分)