Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

採点

五輪恒例(?)の不正ジャッジ騒動。一応私の見解。

プルシェンコは3Fかコンビジャンプをフルで飛べば金でした。これは復帰が一年遅れて「取りこぼし」による明暗を体感してこなかったとこがあります。あと、3Fはひょっとして練習すらしてなかったのかな?ロシア杯で飛んでいるので飛べないジャンプではなさそうですが、私の中では何故最後2Aだったのかという思いがあります。トリノでも2Fだったので実は苦手ジャンプなのかもですね。

浅田選手の方・・・。加点のあり方が問われるところなのですが、浅田選手より加点の良い選手、実は沢山います。鈴木選手なんて最初の3つは全て加点+1。ミライもその位です。レピストの3T+3Tは加点+1.8。ジャッジの意志もあったのでしょうが、難度と出来映えのルールに対しての考え方の相違としか言えません。滑ってきた力を利用してのジャンプに対して加点が付きやすいようですね。真央ちゃんのジャンプ、実はスルヤ・ボナリーのに似ています。キム・ヨナはただ1人3Lz+3Tを飛び(3F+3Tがいますが)そのスピードと飛距離が凄まじい。一度生で見て欲しいです。技巧寄りに「No」を突きつける傾向は文化を背負っている競技ですので、ずっと昔からあります。じゃなければみどりさんはカルガリーで優勝しています。でもそういうとこひっくるめての競技なので。真央ちゃんは「カプリーズ」を見て分かる通り軽やかな曲に対しリズムを刻むのは天賦の才能があります。それが自分の理想とは違う、むしろコンプレックスだったとなるとこれまた不幸な話です。そして4年前、五輪出場するしないの騒ぎの中、モチベーションを上げるために3Aに2度挑み、同じようにキム・ヨナに負けたジュニアワールドのいきさつを知る身としては予測出来た結果ともいえます。

日本女子はやっぱり伊藤みどりさん系譜の人揃いで技術に対してパイオニアでいたいという共通の思いの強さがあるので、結果はどうであれ、そこを目指すのもスポーツだと思います。私は真央ちゃんがあの若さで自分のやりたい事が明確なのが素晴らしいなとも思うのです。その意志さえあれば、長くフィギュアスケーターでいてくれるかなと、そう思います。