Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

2010年グランプリシリーズスケートカナダ(3)

今日出かけようと思ったのに台風です・・・。

女子シングル、すいません、謝ります。「小粒」とプレビューしましたが、とんでもなかったです。出来はNHK杯を上回っていました。まさに「次世代」を感じさせるフレッシュな勢いのある演技でした。

先に日本選手、村主章枝選手は全盛時に比べてジャンプが低いような気がしました。元々タイミングより脚力で飛んでいたタイプだとは思うのですが、加点のつくフリップだったはずが、そういう形のジャンプになってないなと思いました。

今井遥選手、出だしでにっこりは村上選手に対抗?(笑)予想を斜め上ゆく出来でびっくりしました。演技が完全にシニアで、とても「華」を感じました。「ドン・キ・ホーテ」もあまり使わない部分で新鮮。遥ちゃんは章枝ちゃんのジュニア時代に似てると思ったのですが、今の身体の使い方は完全オリジナルになったなと思います。さて、フリーは?

サラ・マイヤー欠場でした。怪我多くなりましたね・・・・・。

ファヌフ、ロシェットのいない今季、カナダエースの座をがっちり守ると宣言するような、素晴らしい演技でした。苦手なジャンプは無理をしてやらなくなったのですね。ファヌフは2005年シーズンに出てきてGPSで好成績を残して注目を集めた後低迷した感じだったのですが、自力は確かな選手です。実力が本物になってきたのかもしれませんね。

マカロワ、プレビュー無視した訳ではないです。ロシア選手は「良い」と思っても翌年低迷する事が多いので自重しただけなのですが、親がスケーターという血筋はあなどってはいけないですね。今季の中心選手になるかと思わせる出来でした。

逆にザワツキーはいい読みでした(笑)身体のラインもきれいで美人なので久々のアメリカ型スターになりそうな雰囲気があります。シズニーは相変わらす清楚、美しいスケーターです。コーチはダンジェンの方でした。

男子シングル、これまた芸人大会(笑)男子は本当、困ります。

南里康晴選手、やっぱりまだ滑りのスピードが遅いような気がします。スピンとかに完全に影響が出ていて、ジャンプがノーミスでもちょっと点が出てこないですね。

織田信成選手、バーゲルのとこに戻って良かったなと実感しました。やっぱり織田君はTESで稼ぐタイプの選手で、PCSはスケートのスピードで伸ばす、その良いとこが全部出た演技でした。何より「スピン」がシニアデビュー時のスピードに戻っていたのが嬉しかったです。ジャンプ加点でスピンも加点、ステップは名手系に比べるともの足りないかもですが、でも必要要素は足りているわけですから充分だと思います。衣装も格好良いなと思いました。

男子はパトリック・チャンが波乱でした。ちょっとウエイトオーバーかな??4Tを飛びにいって転倒、3Aも転倒とそれでも75点近く点が出てくるのが恐ろしいです。SPで4T込みでノーミスとなったらどんな点が出てくるのでしょうか?リッポンは優等生な演技、隙というものを感じない演技でした。今の芸人揃いの中では逆に目立ちます。

ケビン・レイノルズ、今季のルール改正で、最高難度のジャンプを組んで来るだろう選手でその期待通りの演技でした。PCSに難と、3Aが苦手なんですよね。フリーがちょっと弱い印象があるのですが「全部で14回転半」(By佐野さん)ということとスケーティングが上手くなってきているということで、有力選手のひとりに成長してゆくことになりそうです。

ガチンスキー君、ジャンプのランディングがプルシェンコそっくりです。演技はやや残念な出来なのかな。今のロシア若手はちょっとムラがあるので良い方向に育って欲しいなと思います。

フェルナンデス、スペイン選手は女子のラフエンテと注目していましたが、フェルナンデスはモロゾフチームなのか・・・。滑りが大きいので演技がはまれば楽に点が出てくると思います。でも曲が被ったのはわざと?今季はラテン音楽多いなぁ。

ベルントソン、「アメリ」がパワーアップしてる(笑)足痛めてるっぽいなぁ。

女子シングル、ライブで見たので若干時差ぼけです・・・。