Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

2010年グランプリシリーズスケートカナダ(4)

男子フリーです。

結果、予言通り?(苦笑)SPみたいにミスの割合が高いとああいう順位ですが、「同じように」やったらあのメンバーではパトリック・チャンが抜けているかなとは思います。ただ、ホームであるカナダ大会での結果ですので他の地区なら同じ順位でももう少し僅差になるかなと思います。ホームタウンデジション、カナダはやや露骨ですが、カナダでのワールドは2014年までありませんので、GPSは好きにさせてもいいかなと思います(そんな感想・・・・・)

とはいえ、パトリック・チャンはワンストロークが良く伸びる、正統派の滑りでは世界最強です。それできれいな4Tも入りましたから。3Aは昨季から苦しんでいる印象があります。

リッポン、JOで既に出来上がっている演技を見ていますので。アメリカエース襲名争い(全米)どちらが優位かな。アメリカのオーディエンスは派手な方が好きかな??アメリカ選手って、結構無色なトーンの選手が多くて徐々に個性が強くなる印象です。ライサチェクもエルドリッジも・・・です。

織田選手、見た感じ、SPを重点的に練習していたのでは?FSは近畿ブロックで良い演技をしていてある程度手応えがあったかと思いますので、ミスのあったSPをチェックしていたのかなと思いました。滑り込めばもっと爽快感ある演技になると思いますので。2位。

目立ったとこでフェルナンデス、モロゾフはこちらの方が振付けしていて乗ってそうだな(笑)「パイレーツ・オブ・カリビアン」は曲に助けられてる感じがしなくもないですが「演技」としてのやり込みはよくぞここまで、とは思います。滑る選手なので、休んでるという感じるパートが他の選手ほど感じません。でも・・・モロゾフ癖が出過ぎですね。

南里選手、ノーミスで北米大会の弱いという印象はなくなりましたが、今季はスケートのスピード、戻せないかしら。次見られるのもう、全日本なのかな?「カルメン」は元々とても良プログラムで南里君の「シニア」としてのひとつの完成系のプログラムです。本来のスピードでストイックなホセ、もう一度見たいなと思います。

女子フリー、シズニーが来た!(これも予言的中になる??)奇麗な衣装で澄み切った演技でした。ジャンプの精度さえ、上がれば絶対良い選手なので、この調子で。佐藤組、強しなのか、彼女が成長したのかは、フランス大会を見てですね。フランス大会、なにげに激戦区ですね。2位マカロワ、3+3はかなり自信のあるジャンプなのでしょうかね。ルッツフリップがないのが致命的になる日がくるとは思いますが、GPSとしては確実性が大事ですので、このままこの調子で。ロシアはジュニアが大変な事になっておりますので、代表争いが今から熾烈です。

3位は・・・・カナダじゃなかったら今井遥選手でしたね。TESトップ。スケーティングがもう少し、ですがシニア初戦であれだけまとめられる「発揮力」は才能のひとつだと思います。練習の8割位が試合の出来というのが普通ですが、遥ちゃんは大舞台で1.1倍くらいの力が出ている感じがします。夏季ジュニアやネベラが嘘みたいです。19歳の壁、乗り越えてね(切望)フリーはかなりジュニア演技でした。SPを見る限り、振付けの段階ではもう少しちゃんと肩から腕が動いてはずです。SP、FS通じて衣装は好みです。リンクサイド口間違えたのが可愛い(笑)

ファヌフはジャンプ高いですよね。コントロールさえちゃんとすればと思いますが、今回は気負いの方が大きかったかなと思いました。

ザワツキー残念でした。ラコステはスケーティングのきれいさで表彰台となりましたが、今日はミス多めでしたね。

村主選手、さすがだな・・・と思うところはステップシークエンス、全選手トップのスコアをとっています。でも、コリオステップは平均値なのが実は彼女の弱さでもあったりするのかなと思います。あと、後半のジャンプの負荷、もう少し軽くした方がいいのではと思うのです。もう何年も後半ルッツ、フリップ試合で成功させてないのでは?体調を崩した後でしたのでもう少し滑ってくるとは思いますが、飛べてるジャンプでのミス、という感じではないのが気がかりです。

カナダ大会、不思議な感慨でした。