早い段階で行きたいと思い、24時間強の滞在でしたが仙台まで行ってきました。
まだ東北新幹線は全線開通をしていなくて、福島まで新幹線で行き、福島-仙台は各駅停車。それでも1ヶ月で車なしで現地まで行けるようになった、そのスピード感にはただただ、脱帽するばかりです。自分の運の良さといえばこの日、比較的大きな余震がありそれをを体感せずに済みました。栃木震度5強が起こった時は丁度福島に着いたくらいで、新幹線ストップにも巻き込まれずにすみました。
寿司屋通り。一部鎖されていたり、部分的に傷みが出ている様子はみてこれました。
仙台駅から徒歩で行けるとこへ。駅構内はあちこち閉鎖中。駅周辺は大きな被害とはならなかったようですが、見慣れた景色が少しずつ、傷が見えている、という印象です。
レストランは営業していましたが、建物の損傷があり、しばらく休館。仙台市体育館も同様に閉鎖していました。歩行者通路にも亀裂がみてとれます。
今回の震災の象徴のひとつ、仙台空港も復旧していたのでそこに行きました。仙台アクセス線はまだ動いてませんので、仙台駅からバスというルートになります。
途中、生々しい傷跡が。仙台市内はそう大きな被害を感じませんでしたが、仙台空港、海沿いに近づくにつれて瓦礫の山が現れました。目視で海まで結構な距離があるのですが、ここまで津波が来たのかという広さで瓦礫が続きます。空港線は道路が広いので道路の復旧は容易だったようですが、周辺は工場地帯でそのあたりが大ダメージがみてとれます。今回物流拠点がダメージをうけたという側面もあり、そのあたりも復興への課題ですね。
仙台空港。1ヶ月でここまできれいになりました。
仙台空港は良く再開したな、と思うくらい、ダメージがみてとれます。アクセス線の駅が被害の大きさを示す指針のような状態で残っていて、空港の駅ですから地上2~3階の部分に海水が上がってきた形跡があったり、金属部分が変形していたり。復旧にどれだけの時間がかかるのかな。
空港内は1階のみ営業、JALとANAで競うように寄せ書きが飾られていました。
とりあえず土ぼこりがすごいです。ボランティアに向うのだろうなという人も結構いました。
本格的に行くかどうかは考えるとして、どういう形で行けばいいのか、とか、ルートなどもみてこれたのとここ1ヶ月少なからず精神を疲弊していた感じもあるので、「自分を元気にする方法」としてどこかに行くという行動をして、やっぱり気持ちが落ち着いてきているのを実感しました。私は思ったよりじっとしていられないんだな。
そんな仙台行脚でした。