3年ぶりのアルフィーの夏イベント、堪能してきました。リクエスト上位曲中心ということで、いつもとちょっと違う空気の中での開催。開演は10分押しでしたが終了は夜9:30。相変わらずです。
HPのスタート時はV6とスケート中心としていたのと、アルフィーの場合は小学生の時からのファンというのもあり、セットリストからいろいろ語るのもおこがましい、という意識もあったのですが、HPをリニューアルした際、アルフィーの事もベーシックページに載せるようにしたので、初めてですが、セットリストからいろいろ思い出話をしたいと思います。
約350曲ある中、この日選定された曲です。
1.Neo Universe PART I 【桜井】(2010年3月10日 アルバム「新世界 -Neo Universe-」)
現時点最新オリジナルアルバムのタイトルチューン曲。iPhoneの中に入ってますが、まだちゃんと聞いてないアルバム。ライブで聞くと非常にいい曲で聞きたいなと思います。
2.誓いの明日【高見沢】(1983年9月5日 アルバム「ALFEE'S LAW」)
歌詞の中に女性を形容する表現で「痩せた肩」と出てきます。1983年は女性がまだ儚げなイメージでも良かったんだな〜と21世紀の女性像を考えて感慨にふけってました。高見沢さんのロマンティックな部分が存分に出ている楽曲。
3.恋人になりたい【坂崎】(1980年11月5日 シングル)
サビから始まる明るい楽曲。ど頭の後、客席から入れる「幸ちゃ〜ん!」の合いの手も楽しみのひとつです。ファンに非常に愛されている感があります。
4.ジェネレーション・ダイナマイト【桜井】(1983年9月5日 アルバム「ALFEE'S LAW」)
アルバム1曲目で1983年以前のアルフィーのイメージを払拭した楽曲。それまでハードロック的な歌い方をしたことがない桜井さん、本人の当時の限界キーよりも高く、レコーディングに非常に手こずり最後は高見沢さんが桜井さんを怒らせて歌わせたとの事。プロは大変です。ライブでの人気曲。
5.恋の炎【坂崎】(1985年6月19日 アルバム「For Your Love」)
Bメロは高見沢さん。どのアルバムが好きか、という質問には「For Your Love 」と答えます。頭からラストまで大好きな1枚です。「恋の炎」は古い映画のタイトルのようで、坂崎さんボーカル曲にしてはきらびやかな女性像を感じさせる世界観です。ベイエリアのアンコールを思い出します。
6.Stand Up,Baby -愛こそすべて-【高見沢】(1987年12月9日 アルバム「U.K.Breakfast」)
高見沢さんが楽器を持たず、パフォーマンスで魅せる内容へと進化しました。本日はターンしまくり。過去にはセーラームーンとなって武道館の空を飛んでました(笑)
MC
夏イベントの思い出ということで坂崎さん→初野外の1982年所沢、桜井さん→1984年の大雨横浜スタジアム(高見沢さんが転んでギターで胸を打ち、ろっ骨にヒビを入れた)初野外の思い出の曲から。
7.SINCE 1982【高見沢】(1982年4月21日 アルバム「doubt」)
高見沢さんはプロになってから曲を作り始めた、という経緯もあり、自身の体験からの創作というよりは文学他のモチーフからの作品がほとんどですが、この曲は「自身の当時の心境」が色濃く出ている気がします。名曲。
8.セイリング【坂崎】(1979年8月21日 アルバム「TIME AND TIDE」)
作詞も坂崎さん。メッセージソングですが、坂崎さんの明るさを生かした曲調で、初期のアルバムの楽曲なのにファンリクエストには必ず上位にきます。聞けて良かった〜。
9.真夏のストレンジャー【桜井】(1985年6月19日 アルバム「For Your Love」)
この曲を聞くと「得した気分」になります(笑)桜井さんの艶やかなボーカルと男女の刹那的恋愛の世界観が絶妙。カミュの「異邦人」をモチーフにしたとあり、本を読んでみましたが難しくて挫折(汗)アルバム収録曲ですが「ザ・ベストテン」でリクエストランキング1位になっていたりと当時のファンのパワーを実感する楽曲でもあります。
10.二人のSEASON【高見沢】(1984年7月5日 アルバム「THE RENAISSANCE」)
2番の歌詞に必ず「遊び」が入ります。過去「キスさせろ」だの「愛してる」だの過激な事も叫んでましたが「暑いね」とか「おはよう」とか当時のライブの感想を語る場に。
11.落日の風【桜井】(1980年5月21日 アルバム「讃集詩」)
内省的な歌詞ですが、曲は明るく前向き感があります。
12.挽歌【桜井・坂崎】(1981年10月21 アルバム「ALMIGHTY」)
男性の側からの三角関係(親友同士の男性が同じ女性を好きになる)を世界観にした、ボーカルの掛け合いが独特で緊張感のある曲。「落日の風」「挽歌」はメンバーが20代後半の頃の曲で、当時の3人の若さや熱を想像させます。
13.さすらい酒【桜井】(1981年10月21 アルバム「ALMIGHTY」)
演歌です(笑)どうしてこの曲を作ろうと思ったのか作者は覚えていないそう。夏イベではやらないであろう曲の1位を争う曲をあえてやってしまいます。私はここで大爆笑。
MC
1回のみで忘れていた曲シリーズへの前ふり(?)
14.SUNSET- SUNRISE KISS 2012【高見沢】(未収録)
1987年のオールナイトイベント、「SUNSET- SUNRISE」のラストに歌われたきりの曲をこのイベントで復活。奥が深い。
15.JUMP '95 【三人】(1995年7月21日 ライブアルバム「LIVE IN PROGRESS」)
ライブアルバムに唯一のアルバムテイク故忘れ去られていたらしい曲。ふくしま国体イメージソング。三人ボーカルだと「坂崎→桜井→高見沢」という事が多いかな?「フラレボ」もそうだし。ちなみに当人たちのラジオの挨拶もこの順番(こういうとこに萌えてたりする)
16.GATE OF HEAVEN【三人】(1984年7月5日 アルバム「THE RENAISSANCE」)
楽曲の変化、3人の声質の変化などが楽しめます。8分以上ある大作です。収録アルバムも好きな1枚。
17.ラジカル・ティーンエイジャー【高見沢】(1983年6月21日 シングル「メリーアン」B面)
個人的な意見。「メリーアン」がスターダムへの出世曲という位置付けですが、B面のこの曲があったからこそでは?と思う時があります。私自身、ファンになり始めたころに曲を集めて「いい曲だな」と、その作業を中断してつい聞いていたのがこの曲と「別れの律動」「A LAST SONG」でした。シングルで興味を持って、そのB面でライブに行ってみたいという行動を喚起させる強い楽曲です。
18.鋼鉄の巨人 【桜井】(1984年7月5日 アルバム「THE RENAISSANCE」)
「ジェネレーションダイナマイト」で怒らせた後は「持ち上げて」歌わせた曲。オリジナルは高見沢さんとのツインボーカルですが、最近のアレンジではBメロは3人のコーラス。
19.See You Again 【高見沢】(1982年4月21日 アルバム「doubt」)
ライブでの再開約束ソング、なのですが内容は男女の別れを映画的に表現したもの。ドラマチックです。この曲はライブサポートチームのドキュメント映像、ベイエリアの1曲目等々、ライブの映像としても「鮮やかに甦り」ます。
アンコール1
20.D.D.D ! ~Happy 65th Anniversary for Donald Duck~【高見沢】(1999年9月29日 アルバム「orb」)
ドナルドダックのための曲(笑)これをアンコールでやるとは!こういうの見てると高見沢さんてダンス本当は上手いんじゃない?と錯覚。
21.夢よ急げ【桜井】(1983年1月5日 アルバム「ALFEE」)
ライブでは聞きたい1曲。所沢野外が初披露なのかな?収録されているアルバムが1983年1月発売なのをみるとレコード会社がプロモーションに力を入れ始めたようにも感じますね。9月にも出ているし。
22.Funky Dog ! 【坂崎】(1990年10月17日 アルバム「ARCADIA」)
桜井さんのベースソロが格好いい〜(おい)まさかの動物シリーズアンコールでした。「ARCADIA」はかなり好きなアルバムですが、非常に重い内容でその中で唯一といっていい、重低音だけど軽やかな曲。
23.星空のディスタンス【桜井】(1984年1月21日 シングル)
いわずとも配られたサインライトが付けられ、まさに「星空の下」での熱唱でした。コンサートでは3人のマイクなしのアカペラから桜井さんの美声が届けられます。
MC
前振りが物まね大会になってしまったのが・・・(苦笑)
24.Musician【坂崎】(1980年5月21日 アルバム「讃集詩」)
坂崎リクエスト1位
1984年横浜スタジアムの独唱が印象に残ります。後述しますが、坂崎さんはクロージング用曲のボーカルがほとんどないのですが、しみじみと高見沢さんの私的な部分が出る楽曲や感傷的な歌でのボーカルは非常に多く、そうなると高見沢さん、桜井さんにはない世界観を作り出します。
25.Pride【桜井】(1998年3月25日 アルバム「Nouvelle Vague」)
桜井リクエスト1位
比較的最近になるクロージング曲の名作。桜井さんの静かで力強いボーカルが素敵な1曲。
26.SWEAT & TEARS【高見沢】(1986年7月5日 シングル)
高見沢リクエスト1位
発売日覚えていた(笑)春のツアータイトル曲でチケットの写真がトゥシューズというセンス。「瞳から汗を 身体中に涙を」というワードが印象的で「メリーアン」以降のファンに挑戦状を叩き付けるように、シングルとして出したメッセージソング。ベイエリア以降の方向性を示した1曲。
MC
27.ROCKDOM -風に吹かれて-【高見沢】(1986年9月5日 シングル)
ベイエリアのラストに披露された新曲で1ヶ月後にシングル発売。ベストテンで「解散するんですか?」というハガキを読まれていました(それから25年・・・)当人達はアメリカでレコーディング中。高見沢さんの中での挫折の象徴、「1969年70年代安保の敗北」が色濃く出てる1曲。「ベイエリア」の印象がもちろん強いんですが、2009年の野外ライブで上書きされまして、今はその時の記憶が鮮明です。当時のギター、当時の衣装。ギターはレスポール59年製、5000万の代物かと思われます。