Minato Sugisawa's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

トリノ五輪 選手紹介(3)アイスダンス編

CD 日本時間2/18 3:00AM 
OD 日本時間 2/20 3:00AM
FD 日本時間 2/21 3:00AM 
トリノ五輪でのフィギュア競技は「ロシア4種目制覇」のかかった大会でもあるのですが、波乱を期待しているのはこのアイスダンスです。GPFまではナフカ達が圧勝すると思っていました。ですが先日の欧州選手権を見て、ナフカは楽には勝てないだろうという予感を感じさせる演技がありました。そして多国籍チーム、カムバックチームなどの「ロシア包囲網」がどこまで迫れるかが見所となります。

ナフカ&コストマロフ(ロシア)
圧倒的な美意識を感じさせるロシアの最強カップル。ナフカの旦那、ズーリンの徹底的な戦略の元、ゴージャスな表現で王者らしい風格を醸しだします。技術がトップという訳ではないのですけどね。欧州選手権でコンパルでミスが出たのがやや不安材料。フリーの要素が増えてこそ強みのあるカップルです。フリーダンスはカップル競技超王道「カルメン」歴代の王者の滑りを越えられるかも見物です。ナフカは1児の母でもあります。
2005年世界選手権1位
ベルビン&アゴスト(アメリカ)
スケーティングスキルがものをいうダンス競技でアメリカが優勝争いする日が来るとは夢にも思いませんでした(苦笑)長野世界選手権時、花を片づけていたフラワーガールがリンクで転んだ時、すかさず助け起こしたベルビンはその美貌故女神のようでした。あれから4年、美貌はそのまま、卓越した技術をもって世界を席巻。12月にアメリカ市民権を取得、ラテン音楽を使い、若さと華やかさでメダルを狙います。
2005年世界選手権2位

ドロヴィアツコ&ヴァナガス(リトアニア
長野世界選手権を最後に競技を引退してプロ転向の後五輪に向けてカムバック。一時期のウエイトからは復帰は難しいかなと思いましたが先の欧州選手権ではスーパー演技でスタオベを引き出し見事3位に入りました。基礎のしっかりした滑りにプロで培った表現、精度が詰められればかなり有力なメダル候補となります。フリーの曲は「オペラ座の怪人」美男美女のよる氷上のドラマを期待します。
2006年欧州選手権3位

デュブリュイル&ローゾン(カナダ)
昨季7位というのは当然メダル争いからは遠い順位なのですが、今季ディビット・ウイルソンによるプログラムにより、今までにない新しい表現が評価されメダル候補に急浮上。ヨーロッパ勢のゴージャスさとは違う、シンプルな美しさで上位を伺います。演技のスピード感が素晴らしい。
2005年GPF3位

グルシナ&ゴンチャロフウクライナ
大胆にイメージチェンジをし、ナフカ並に濃くなったカップルですが、フリー要素が強くなると肝心の足元の技術が停滞気味に感じます。コンパルでは上位にくるので先行逃げ切りというパターンが多くなるのかと。五輪の舞台では逃げ切るには厳しい闘いになるかと思います。フリーはワンテンポの「パッション」選曲も厳しかったなぁという印象です
2005年世界選手権3位。

チャイト&サフノフスキー(イスラエル
髪を赤毛に染め、顔中にラインストーンという濃さでは一番のチャイト。サフノフスキーのエッジさばきが向上し、より上位に伺える位置ながら02年世界選手権での採点を不服としての署名運動の騒ぎを起こされた以降なかなか上位を伺えません。フリーはフィギュア、特にダンス競技ではタブーに近い「ボレロ」、貴族美いっぱいの演技で旋風を巻き起こせるかが見所です
2005年世界選手権6位。

フーサル=ポリ&マルガリオ(イタリア)
ソルトレイクシティ五輪を最後に引退をしていたものの再び五輪に合わせてカムバック。今季出場した競技会はイタリア国内選手権のみで前情報が全く入ってないのが困るのですが(苦笑)前回五輪銅メダルの実績を掲げて、上位を伺います。
2002年ソルトレイクシティ五輪銅メダル
2001年世界選手権1位。

デロベル&シェーンフェルダー(フランス)
基礎技術はしっかりしたものがありながらCD、ODで何故か取りこぼしの目立つカップル。そしてフリーで挽回とウクライナペアの逆をゆくカップル。独自の表現を持ち、演出も随所に良いのでアピール力の強化が必要かも。ODラテンメドレーがやや苦手表現かも。
2005年世界選手権4位

デンコワ&スタヴィスキー(ブルガリア
リニチュク仕込みの早く正確なエッジを持ち、ナフカ組に勝った事がありながら今季怪我で出遅れている感があります。欧州選手権も欠場、状態があまり良くないのかな。男性はダンス陣の中で日本での一番人気(たぶん)
2005年世界選手権5位
渡辺&木戸(日本)
日本チームの出場は開催枠があった長野五輪から8年ぶり、自力では実に1988年カルガリー大会以来18年振り(!)の出場です。記録がないのでたぶん、なのですが・・・・。1984サラエボ五輪で佐藤&高橋組が出てるのは間違いないので。
前の大会の紹介でも書きましたが欧米人と比べて筋肉量が劣る日本人。またリンク環境も良くないなど条件が悪い中、自力で出場枠を獲得したというのは本当凄い事だと思います。演技の華という点ではまだまだ改善が必要ですが、リニチュク仕込みのコンパルは目に見えても良くなっているのでコンパルでどこまで上位につけるか、そしてどこまで順位を落とさずいけるかが鍵です。フリーは「マイ・フェア・レディ」、濃い諸外国勢と比べて可愛らしい演技です。
2005年世界選手権16位
2005年NHK杯5位