リスボンを後にしまして、南へ移動。ポルトガル果ての街、ラーゴスに向かいました。リスボンから約4時間のバス移動。
ポンバル侯爵広場からレスタウラドーレス広場まで徒歩移動。
途中の立派な建物、国鉄のロシオ駅。メインストリートから1本隣になります。
さまざまなものが安そうでした。12年前のガイドブックに「治安が悪い」と書かれていて、それを信じてその時は近寄りもしなかったのですが、12年を経て、旅の経験値も上ったせいかさほど怖いという感じはありませんでした。ヨーロッパの鉄道駅は総じて「治安が悪い」と片付けられがちです。
スーパーマーケットが2件並んでいて、うちドラッグストア兼用のお店は地下がセルフサービで食事が出来るようになってました。
ロシオ駅そば、レスタウラドーレス駅から乗車。
地下鉄ジャルディン・ズーロジコ駅が国鉄およびバスターミナルのセッテ・リオス駅と繋がっています。若干歩きますが道に迷うほどではありません。
ここで軽く事件ふたつ、普段はあまり声をかけられないタイプですが、寸尺詐欺とおぼしき人に声をかけられました。「英語がしゃべれるか?」「しゃべれません」で終了w
ヨーロッパで東洋人にわざわざ「英語がしゃべれるか?」とは聞かないですよね。ちょっとでもお金をちらつかせるとダメだなぁ。
もうひとつ、バスチケットの支払いは現金のみでした。初日にキャッシングした分では心もとなく、もう少しユーロの現金を用意しようとATMに行ったら軒並み使用不可(大汗)外の銀行でも試しましたが全てダメでした。急激に不安が・・・(大汗)仕方ないのでとりあえずバスに乗り、バスの中でいろいろシュミレーション。全てはラーゴスに着いてからかな〜。リスボンーラーゴス間は20ユーロ。そんなドキドキもあったのと、座席が通路側であったために写真はなし。使用できなかった理由は通常、ATMは4桁のPINコードが必要ですが、ポルトガルのATMは6桁コードのためでした。空港のATMは4桁のPINコードで問題なく使用できたので街中に入ってからの罠でした。回避方法は6桁の場合は通常のコードの後ろに「00」を付ける、だそうです。6桁の番号を要求された場合でも4桁を入力した後で「ENTER」でもいいとあります。さて、正解はどれでしょうか?6桁コードの国は中国・香港・台湾・インドネシア・タイ・韓国・マレーシア・フィリピン・シンガポール、ベトナムの一部、5桁はイタリアの一部です。
午後7時にラーゴス着。まだ明るい。やはり夏時間のヨーロッパはいいです。
かつての「奴隷市場」の名残を残すモニュメント。ヨーロッパで初めての奴隷市場が行われたのがここ、ラーゴスです。大航海時代の負の遺産ともいえます。
若干道に迷いながらホテル着。事前精算でクレジットカード決済ができたのでキャッシングができなかったのはカードの問題ではなくATM側とわかっただけでも一安心。普段はそんなに日本円を持って行かないのですが何か勘が働いたのかいつもより多めに所持しておいて良かったです。
両替は街中に2軒ほどありました。時間制限はありましたが、とりあえずユーロ所持不足からは解放されました。
宿泊した宿。安い。こちらの宿もバスタブ付きです。広さもあって足を伸ばして入れて楽。湯量は少なめでしたがお風呂にできました。ポルトガルは比較的水資源に恵まれているのでしょうか?バスタブのある宿が比較的多いですね。
ホテルの屋上から。
ラーゴスはヨーロッパの方々が夏のバカンスに訪れる街で「地球の歩き方」では3頁しか扱いがありません。5月はどこもお安いですが、冬場はクローズするところが多いです。でもこのくらいの方がいいなぁ。永逗留したい・・・。小さい街ですが、市内は車が入りにくく、街歩きがしやすそうで大変気に入りました。
橋の全景。
旧ラゴス駅。廃墟マニアにもおすすめな可愛い駅舎。駅舎をそのまま移設すればいいのに。
新ラゴス駅。近代的です。
ユーラシア大陸の果ての駅、正真正銘の行き止まりです。ここには自動改札はありません。何とも言えない寂寥感があります。
魚市場。午前中だけ開いています。
教会。
風光明媚とはこのこと。どこを切り取っても南欧の美しい風景、のんびり過ごすには素晴らしいところでした。
次は「聖地巡礼」。今回の旅の最大目的地、向かいます。