Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

ファンタジーオンアイス2014

結局現地行きせず、TVで見ました。これもアイスショーが多すぎて何見ていいかわかんない状態だから。今回のはランビエールと遥ちゃんが見たかったという偏りもありますし(苦笑)大人しくしていました。

でも、その見たかった遥ちゃんの新境地な演技にかなり悔しい。いいです、競技会で見ます。毎年新しい面を見るなと思います。衣装も素敵〜。来季はかなり大きなチャンスになる年です。チャンスをつかみ取って欲しいなと思いました。

今季はダンスの課題がパソ・ドブレなんですよね。なのにスパニッシュ被りな村上佳菜子ちゃん。以前の曲のリメイクということですが、大人っぽい身のこなしが別のものだという雰囲気を漂わせていました。山田組のところは20歳以降が課題なので、乗り越えて欲しいです。

この間にわかにネットを賑わせていた髙橋大輔君の新プロ「Kissing you」まぁ、デュカプリオ版ロミジュリに関しては2012年シーズンの羽生君で複雑な想いは体験済みですが(笑)今回は丸々曲被りなんですね。フィギュアスケート少数派愛好家(?)であり、中庭健介君ファンを公言していたので一応言いますが「Kissing you」は2006-2007年シーズンに元々出場権のなかったGPS中国杯に追加でエントリーされ、5位に入ったことで初めてお披露目された思い出深い演目です。その年のDOIは「海猿」だったので後は12月の全日本。そんなに回数はやっていないはずなのですが、すでにスター選手だった大ちゃんが「中庭君の曲」と言い切ってしまう何かがある演目なんでしょうかね。中庭君Ver.は深海を思わせる静かな悲しみを繊細に表現する演技でしたが大ちゃんはピンクのライトを混ぜたライティングの中で大きく、狂気さも演技をする内容。全然別物ではありますが、ステップの位置が同じだったので一工夫欲しかったなと思いました。

プロ組でランビエール、ジョニー、あっこちゃん、美姫ちゃん、織田君。急激に「プロ枠」が厚くなりまして嬉しい限りです。私は元々はEXの方が好きだったのですが、最近は競技プロが大変でEXってちょっと感がありました。でもこれだけ厚くなればアイスショーもまた楽しくなるな、と可能性の広がりにワクワクしました。織田君に郷ひろみコラボがなかったのが残念ですね。しかしながらランビ・・・やっぱり生で見るべき人だなぁ。

ヴォロトラは美しいの一言。ペア・カップル競技が悲しい事が続いている中パートナーとしても別次元の人達です。ナタリー&ファビアンはもっと引き出しがあると思いますよ。

町田君は素晴らしく良かったですが、羽生君はちょっと瘦せた?全体的にお疲れで空気な演技でした。新プロお披露目を楽しみにしていたので(しかもシェイリーンボーン!)残念。滑りにくかったようなので(壁に打ち当たるジャンプですし)仕方ないのかも知れませんね。でも本人も周囲もそれほど「金メダリスト」という気負いがない雰囲気でそれはそれで良かったです。フェルナンデスの新SPは楽しみ。軽さに少し貫禄もプラスされて、シーズンオフなのにスピンが正確でいいなぁと思いました。

キャンデロロ、幕張銀メダルから20年。ゴッドファーザーですか。あの時のファンはどこにいるんだろなぁ。少し演技に濃さが無くなってきているのは加齢によるものなのかな?とはいえ、あの時の男子選手はもう滑っていないので、滑り続けている事こそが素晴らしいです。

歌手コラボ、郷さんはどう映ったのだろう。こういう事が続くと本当は自分の好きな歌手とのコラボを期待したいんですが、実現難しいし、Aさんはそもそも合わない(苦笑 いや合うのもあるけど知名度が・・・)スケートの流れを大切にする演技に合う日本の曲・歌手がもっと出てくるといいんだろうけど、今のヒットチャートでは難しいですね。グローバル対応なショーに進化するのに日本のショービジネスの成熟が急務かもしれません。

実はスペインに行った後に知ったのですがランビエールの「ポエタ」を振り付けたアントニオ・ナハーロ氏、今はスペイン王立舞踏団の監督だそうです。本物をアイスショーで見れてしまう贅沢。それが日本発のアイスショーで実現できる日がくるかもな、是非そんな歌い手も発掘して欲しいと思いました。