Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

40年目の夏

この土日、行ってきました。今年の夏はこれに賭けていた、そんな気持ちで。

20年から30年はそうでもなかったと思うんですが、30年から40年は当人達も内外的にも厳しい現実にさらされての10年だったのではと思います。自分の先輩だけでなく後輩にあたるミュージシャンまでもが次々離脱したり、東日本大震災でミュージシャンという職業のあり方そのものにも悩んだと思います。作風も内省的で、いい曲なんですけどライブで大勢を前にするには少し重い作風が続いているような気がします。

とはいえ、ファンから言わせて頂くと、何事もなく平穏無事に40周年を迎えられる、祝える事にとにかく感謝です。私はマイナス10年、メリーアンからのファンですが、ローティーンの頃から30年も好きでいさせてもらえました。そしてこれからもファンでいることを許してもらえる、そんな変わらぬ意思をみせてくれたライブでした。

時間をおいて少しセットリスト整理しつつ追記します。

春ツアーの終盤で高見沢さんが喉をつぶしてしまい、それなのにTV出演は多いという心配な状況で、いつもならシャウトする場面も自重気味。実はたかみーシャウトが苦手なので「19」なんて神演出、と思いました(笑)ソロボーカルの配分も桜井&坂崎さんの比重が少し移っていてすっきりした印象でした。夏のイベントは何かしらハプニングがあるようで今回は2日目に機材トラブルで急遽坂崎さんMCが入り、動揺した高見沢さんのMCがぐだぐだになるということがあり2日目の方がすこし締まらないクローズになってしまいましたが、ライブを意識して曲を作ってきたというMCにある通り、1986年のベイエリア向けに作った「SWEAT&TEARS」、そのコンサート終了後の「ネクスト」を意識した「Rockdom」と、全盛期の勢いのある曲に対し、今回のクローズ曲は東日本大震災後のコンサートを続ける「理由」を歌にした最新のメッセージソングでした。さすがに次の保証はお互い約束出来ない年齢になってきました。それでも出来るだけ長く長く続けてゆくという意思をみせていただいたイベントになりました。

今年は武道館が日程が合うので、行けるよう努力してみたいと思います。

IMG_1555.jpg

イベントグッズ、ペンライト2本。私は物販で物買わないので、その後の扱いに困りますが(笑)他のコンサートに持って行ってみようかな。