ペアフリーを追えていませんが、2日目、女子シングルSP、ペアフリーと終わりました。
女子シングルSP、チャートランド漬けから神演技だったグループ5、波乱のグループ6という展開でした。ユーロ勢がそこそこミニマムスコアを持っていてかなりの人数が滑りましたが、フリー進出ラインの点数は昨季より下がった形となりました。
女子はゲデヴァニシヴィリとコルピが早いグループで滑っているので各グループに見所が分散された印象です。ゲテちゃんはフリーに進みましたが、コルピはジャンプ全ミスで点数が伸びず。下位グループ内でみるコルピの華やかさは異質なくらいで、早く身体の調子を取り戻しで上位グループへの復帰が進むといいなと思いました。
神掛かっていたグループ5、本郷理華選手の初出場とは思えないゴージャスで溌剌した演技に始まり、ポリーナ嬢の線の美しい演技、ジジュン・リーのこれまた地元開催のプレッシャーを感じさせない可憐な演技と続いた後、ハイライトは村上佳菜子選手でした。彼女は優しすぎるのかな、音ハメ能力は天性の才能があるのですが、どうしてもチームの妹気質が抜けなかったというか。五輪年もそんな調子が良くなくて、年末の全日本でどん底に突き落とされたところから這い上がって演技として昇華しました。点が出るときの表情が可哀想でしたが、ベストを更新。もう5回ワールドに出ているのでいつまでも初々しい表情をみせていました。
グループ6、トクタミシュエワの3A!!凄すぎる。ゆったりとした滞空時間と曲線で降りてきて、あの感覚で飛べるのが不思議です。ばねが強い筋肉なのかな。終始落ち着いた立ち振る舞いで、何故五輪に照準が合わなかったのか、残念でなりません。
ボコラリヤ、ゴールドとしょんぼりな演技が続いた後の宮原知子選手。身体を大きく使っていて、今までで一番いい、という感じが出ていましたし、それが得点に反映されました。公式練習もずっと調子が良かったのかな?彼女は歴代の女子選手にはいない、あまり感情が表に出ない淡々とした選手ですが、演技であれだけ表情が出るならそれはそれでいいのではと思う域になりました。フリー、超楽しみです。
ラジオノワはまだ体型変化がきていないのでちょっと選手としての評価をするには早いかなと思っています。音ハメ能力はさすがのものを持っていますけどね。最終のアシュリーは残念というか、アメリカ勢はここ数年ワールドに照準が合わないので(何度裏切られたか・・・)組織的な問題が大きいのかなとも思います。アメリカはワールドより全米の方が大事なので、エージェントの優先順位が違っているのかもですね。
女子はJスポーツの解説が超楽しみです!!
ペアは結果のみのチェックなので、さらりと。2007年の東京ワールドを思い出す、地元開催の期待に応えた大団円だったのかなと思います。デュアメル&ラドフォードの技術力が突出していてそれを追う混戦、という形でした。川口組がメダルを逃したことになりちょっと切ないですが、勝者も敗者もない、でも勝敗がつく勝負の世界の儚さと美しさを感じております。
本日はアイスダンスフリーと男子SP。アイスダンス、スタートもう少し遅い方が・・・・と思いながら、いろいろ事情があるのかなとも思います。男子SPのスタートが遅すぎるのか??