Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

それぞれの道

小塚くん引退の報に、一時代が終わってしまったんだなという、そんな想いを持った人も多かったと思いますし、小塚くんの全日本デビューは2004年SP1位という衝撃だったのでそこから10周年、節目の時期が重なったんだなという感慨を持ちました。

小塚くんはその育ちの良さからも「古き良きフィギュアスケーター」だなと思います。カートとも親交もあり、ゆくゆくは長くスケート界に関わる人材になるんだろうなぁ、そう思っていましたが、2011年ワールド銀の後が思ったように行かなかったという競技人生でした。やはり光彦氏の影響が大きかったのかなと思います。自身の怪我もあったとは思いますが、この頃から「スケート以外の人生」を少し模索するような行動が多くなっていった気がします。引退の報に「プロにならないんだ」という意外な感じもあり、一方お父さんである嗣彦氏もサラリーマン経験がありますし、(プリンスホテル勤務)小塚くんの資質は確かにゼネラリストかな・・・とも思うので、まして逆立ちしても普通の人は入れない、日本一(世界一かな)の自動車メーカーの本社勤務なら私は決して悪い選択ではないと思います。サラリーマンを選んでいる人で結構スケートの大会に関わっている人も多いので何かしらスケートに関わりを持ちながらいずれはスケート連盟の重責を担うことになるのではと思います。

怪我に関してはヤグディンが確か同じ病気(怪我)で引退したので競技を続けることは本当厳しかったとは思います。本人が特技「全日本」というくらい、全日本での印象が大きな選手でした。良いときも悪いときも小塚くんが全日本では目立っていました。今は表現に関しては海外勢並みにオーバーになってきていますが、小塚くんのスケーティグから滲む表現という希少性は今後現れるのかな・・・。それが見られなくなるのがちょっと寂しいです。それでも新しい門出です。新天地での活躍を期待しています。

佐藤組は鈴木春奈ちゃんも引退したので、本当寂しくなりました。有香ちゃんのとこもいっときよりはお弟子さんいないようで、スケート界コーチ図も変革期なのかな。今は醍醐組、シニアの壁を乗り越えた選手が現れたので(まだ大学生になっていないのでわかんないですが)このチームが中心であるのは間違いなさそうです。