Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

戸惑いの惑星(ネタバレあり)

最近はよほどのことがない限り、土日両日外出はしていないのですが、今週は土曜トニセン、日曜スケートという久しぶりのブッキングですので、土曜更新となりました。以下ネタバレを含むので改行。

公演がスタートして部分的になにやるというのはでてきているのですが、どんなストーリーなのか、全く見えてなかったのでほとんど事前インプットなしで見た感想はトニセンでやる「君の名は。」かと思ってしまいましたw

君の名は。」のヒットの理由をいくつかインタビューで読んだのですが「失って気付く尊きものへの共感」というのがひとつあって、「戸惑いの惑星」もベースにはこれがあります。今回井ノ原くんの役がとてもナイーブで(恐らく井ノ原くんの本質的なものが当て書きされているキャラクターですが)彼自身の徐々に進む自己認知の喪失とキーマンである姿を見せぬ「女性」の喪失がとても美しくリンクしていました。ストーリーとして整理が若干ついていない感じもしましたが、トニセン3人が持つ「優しさ」に満ちた仕上がりになっていました。個人的には長野くんを狂言回しに使うのは普通な感じを与えるのでもう少しエキセントリックな研究者に仕立てた方が良かった気がします。というより、マダム役は超良かったw

長野くん、そろそろああいう振り切った役やらせてあげたいんですけど。G2さんからみても「学者さん」みたいなんですね。

歌は良かったですね。今回の舞台用の曲、ゾクッとしましたし、「ちぎれた翼」超好きで。ああいう曲がなぜトニセンに当てられたのか今でも不思議なんですけど壮大で輪廻転生的なモチーフがとても良く表現されていました。

楽器はね、誰かユーフォニュームやれば良かったのに・・・と思ったら、顔が見えないので却下でしたか・・・wだからもう少しメジャーなアルトホルンもなしで。金管楽器はマウスピースが大きい方が音は出しやすいので(結局唇の振動で音を出すので)坂本くんが真っ先にトロンボーンを選んだというのは英断だと思いますw井ノ原くんは結構問題なかったですがトロンボーンとホルンは厳しいなぁwwあれなら私吹くよ(私はトロンボーンでした)ホルンもね、はまると超カッコイイ曲があるのでそれモチベーションにして欲しいです。長野くん(坂本くんもか)に「アフリカン・シンフォニー」聴かせたいなぁ(聞いてるかな?)※よく甲子園でも演奏されています。

そうそう、坂本くんの役である画家(志望)が描く似顔絵が「予言」のキーアイテムのひとつとなっておりますが、色が入ると強力な色彩心理学要素が出るのであながち不思議な話ではないです。職場で最近仲良くしている方が色彩心理学スペシャリストみたいな人で、選んだ5色からその人の過去や背景を当てるというものがあります。が、私当たらなかったんですよねww後にクレームを出しました。金持ちが好む色というのもあるそうで。私本当、当たらなかったので占いを超越しているキャラなのかしら??

トニセン旧三部作、サンダンスは良かったんですけどね・・・当時の雑記などは事情もあると思うのであまり批判的なコメントは書いていないのですが最後のは本当ひどいと思ったので、今回の公演を自ら「ライフワーク」と課した以上、相当なハードル上げになったと思うので次の期待も込めて。というか楽までにもう1公演みたいな。