Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

2018年全日本プレビュー

もう今週末ですね。個人的には大阪行き、悩んでいるところです。チケットが揃わないし(毎年恒例)暇ではないので本当に悩んでます。

全日本女子に関しては昨季と比べると今季の方が少し実力差がついているのかなという印象です。ノーミス対決となった場合の予想が昨季よりはつきやすいかなというのが今年の全日本女子の特徴。ノーミスが前提ですと紀平選手、坂本選手、宮原選手という予想に、樋口選手の復調度合いと三原選手の爆発力があるのかというのが見どころになります。ただ、実力が拮抗してきているので「回転不足」に対し宮原さんがどのようにジャッジされるのか、復調してスケアメのような素晴らしいジャンプを戻せるのか場合によってはかなり残酷な結果が待っているのかも知れません。

本田選手に関しては格付けという点で少しランクを下げられている印象です。回転不足のないジャンプを持っているはずなのですが今季は少し狙われています。国内での演技をほとんどしていないので滑り巧者の全日本女子の中でどんな位置付けになるのかは当日の出来次第です。

山下選手、スケートカナダが良くてフランスがダメというアップダウンの激しい内容でしたが山田・樋口組のところなので全日本はきっちりピーキングをしてくるとは思います。少しジャンプの軸が太いかな。

白岩選手と本郷選手が個性は違うけど、同じポジションのような気がします。白岩選手がGPS2試合比較的平均的な点を出しているのでバチっと演技を絞れるかになります。本郷選手はSPはともかく、体力勝負のフリーが心配です。

ジュニアに関しては今季はジュニア全日本の上位3名がそのままシニア全日本上位になるような気がします。長縄さんピーキングうまいかも。荒木さん、行かせて欲しいな。

シニア男子は・・・結果如何によっては全日本嫌いになるかも。ノーミス前提なら宇野選手、友野選手、田中選手、高橋選手の順です。ただ、男子はノーミス率が低いのと難度が皆違うのでどこをどう合わせてくるのか戦略的なところも出てきます。宇野くんは別格として、刑事くんはノーミスならPCSが期待できるので場合によってはクワド1本にする構成もあるのでは。今季競技会でほとんどクワドを決めていないのでトータルパッケージを狙ってくる可能性があります。でもそれをやるのであればノーミス必須です。それでSP90点、FS165点を狙う。

友野くんは逆に今の構成でのノーミスが必須です。SPが87点、FSで175点。やはり全日本の中に入るとスケーティングが弱点で全日本の特徴である、ベーシックの滑りの質が良い選手が上位に来やすい傾向の中では確実に狙われますし、それをやられた経験もあります。2015年全日本、全日本ジュニア2位通過なのに、ここでがっつり抑えられジュニア推薦選手中最下位でのSP通過となり、それがFSで影響が出たと思っています。幸いGPSで表彰台に乗りましたのでワールドのような演技が再現できれば、考慮してもらえる材料は揃ったと思います。

高橋くん、3Aまでなら経験則と熟練度でかなりのところにくるとは思うのですが、その内容が納得いくかどうかは正直現地でないと判断できません。スピンも難ありですがトランジッションは上手ですので演技映えはする。それらが技巧のある選手の上につけられるかは当日の、ジュニアや山本くんの演技内容との比較になってくると思います。

最終G入りも面白いとこですね。ジュニアから2人、あるいは3人入ってくる可能性があるのが今季のジュニア男子の勢いです。ジュニア代表争いも苛烈なので、今季は男子は心臓が痛いです。

ユニバーシアードの代表もかかっているんですよね。中村優くんあたりも候補になってくるのかな。

男子の場合、3位に高橋くんが入るとちょっと各方面荒れそうで、全日本嫌いになりそうという最初の言葉になります。1位宇野、2位3位を友野or田中なら3位をカットして羽生くんという形になると思うのですが、3位が高橋くんの場合、高橋くん本人が明言しない限りミニマムとってでもワールドにという声が出てくると思います。そして高橋くんが本当に全日本だけの挑戦なのかということも。復帰型でも決して優遇はされていないのは過去の安藤さんを見ても、真央ちゃんを見ても明らかなので優遇なしにワールド代表に手のかかるところに来たのなら、どう考えるのか。全ては今週です。

そして、個人的には勝負の世界なので自分の中には客観性を持っていたいのですが男子に関しては友野くんの代表入りは望んでいます。繰り上げばかりできちんと記者発表されないことが多いので代表を勝ち取って世界の扉を開いて欲しいし、それに値する選手とも思っています。もっともっと世界に出て行って変わってゆく様を見たいです。