Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

浅田真央サンクスツアー

やっと、日程と場所が合いまして見に行ってきました。日光はスケート遠征では初の場所です。まだまだ未踏の地ってありますね。インカレとかあったりするのですが、今回は駅からシャトルバスも出ていて非常にアクセスがよく、居住地からも正真正銘のドアtoドアで行けたのでものすごく楽でした。東武鉄道にちゃんと乗ったのも初めてかも。

ショーの趣旨を考えると私のようなディープなファンは逆に見に行きにくい会場だったり、チケット販売方法だったりするし、今回も見切れA席なのでスクリーンは全く見えないという席でした。それでも日光の会場はキャパはそこそこあるのでチケット取りは頑張らないで済みました。チケット取り頑張らないといけないのがちょっと辛いので。席代も3500円でお財布にも優しい。

ショーがスタートしてかなり経つので内容はそこかしこで見聞きしているのですが、それでも真央ちゃんがかなり出ずっぱりだったり、彼女の過去の演目になぞっているので非常に懐かしいのもあったり新しさもあったり、コンセプトに唸る内容でした。キャストも絶妙ですよね。全体的に滑るスケーターが選抜されているのかな?男子は個々の技量の方が大きいかな。噂に聞いていた無良くんの「鐘」はものすごく合っていたし素晴らしい内容でした。五輪フリー曲はどちらもハイライトで、「ピアノ協奏曲第二番」なんか泣くよね、あれ。アイスショーであんなに緊張感のある「エネルギー」に満ちた演技を見られるということがまず素晴らしいなと思います。演目そのもので胸が詰まった経験は佐藤有香さんの「古事記」以来です。私ですらこんななんだから、浅田真央さんファンなら絶対見た方がいい内容と思いました。

軽くバズりましたけど真央ちゃんのスケーティングはエッジの滑らかさもありつつ、重力を自在に操るような滑りで、誰に似ているんだろうと思うとやっぱりゴルデーワ&グリンコフに代表されるロシアンスタイルの滑りなのかな。本当、久しぶりに彼女の滑りを見て、スケートは滑って、その疾走感を自在に表現することが一番だなと改めて思いました。まして今回は競技プロをショーに転用する形なので彼女の現役時代の喜び、苦しみ、涙、痛みなどを追体験するような時間を共有できます。

遥姫も元気そうでよかったです。相変わらず爆走スケーティングでした。途中の演技でスピンを高速で回りすぎて勢い余って転倒というシーンも演技で繋げるアドリブを見せました。現役最後は車椅子で移動を余儀なくされるくらい足を痛めていたのでジャンプは無理とはいえ、ショー向きの可憐さが活かされる場があることは本当嬉しく思います。直接会える機会を逸したままですが、またどこかで見られるといいなと思いました。

まだやっていない演技も結構ありますよね。くるみ割りとか、世界ジュニア取った曲とか。また趣旨が変わるかもですが「鐘」と「ピアノ協奏曲」はそのままで他の演技を少し入れ替えて長く続けられるショーになればいいなと思います。それにはスポンサーに頼らないマネタイズ化も必要とは思いますけどね。海外公演も視野に入れてもいいように思いました。