Minato Sugisawa's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

2019年西日本選手権【1】

滋賀県は2年前に「行ったことない県」で初上陸したくらい、あまり縁がない土地でしたが今回の遠征でがっつり取り返した気分ですw

今回の会場は夏にサマーカップを開催しているのでいずれ見に行きたいな・・・と思いながら夏期休暇に被るので行けないでいまして、今回初観戦となりました。思ったよりバス便があるので比較的行きやすい会場ですが、新幹線が京都になるので指定を取らなくてはいけないめんどくささがあります(指定嫌い)

髙橋大輔くんが当初出場予定でしたので事前のチケット申し込みでは11月3日しか取れず、初めてツイッターの方でチケット告知をしましたがツイッターでの募集は難しいですね。普段それほどコミュニケーションをとっていない自覚があるので。そうこうしているうちに二次申し込みの告知があって、普段平日は忘れがちなのですがちょうどその日が外部での健康診断だったので発売時間の10時に張り付けると気づき、また取れていたのがフリーの方だったので比較的余剰が出るSPならチャンスありと本気モードでチケットを取りに行きました。そうしたら1発で確保できまして、自分すごいと思いましたwこの運を全日本ジュニアでも(でもこっちはフリー狙いなんだよな・・・)会場に入ったら東側B列という、ジャッジ側の実質最前というスーパー良席でした。特に先着で取ったSPはフリー時は実況席になる隣。運使い果たしてないよね??そんな感じで三日間、観戦三昧となりました。3000円という席代は空席にするのに躊躇しないギリギリの額かな。チケットチェックのリスクもあり、あまり譲るが出なかった印象ですが、空席もさほどなく、少しホッとしました。

TV放送の兼ね合いでシニア男子が結構早い時間から始まるというスケジュールに、早朝出発を考えたのですが、前日気まぐれにホテル検索したら3泊で先の予約より安い宿泊費になり、会場に最寄りのホテルが出たので急遽前乗りしました。前日の新幹線も激混みでした。

シニア男子、19人出場で13人が全日本という、東を思うと余裕ありですが、昨季あと一人で涙を飲んだ選手の頑張りが光りました。ボーダーの選手にとっての全日本行きをかけたフリーはプレッシャーは相当でしょうけど、東より西の選手の方が「発揮力」に優ってました。予定構成をほぼ落とすことなくノーミスに近い演技続出でこのカテゴリーだけでもお釣りがくるくらい、見応えのある試合となりました。このメンタルの差、東と西ではどう違うんだろうな。東の情報過剰な学生生活の弊害なんでしょうかね?中野紘輔くん、山田耕新くん、時國隼輔くん、渡邊純也くん、山本恭廉くんは3Aレスですが100点を超えてきましたし、選手によっては110点超え。東の鈴木潤くんが3Aありで117点だったことを考えると西の優位は続きますね。山本恭廉くんは強烈なスピナーで3Fを実装し、念願の全日本です。本当素敵でした。

優勝争いというか優勝を争う選手は西の場合全日本の最終グループ候補なのでどうしてもGPシリーズを控えている選手とこの大会が一旦のピークとなる選手で混在してしまうのは大変な状況だよなと思います(もうGPシリーズ出る選手は免除でもいいと思う)だから今回に関しては上位陣がややピリッとしない出来でした。友野一希くん(2週後GPロシア大会)はSPで4Sを2Sにする痛恨のミスで6位発進。19人エントリーなのでトップ5人に入らず最終グループ落ち。さすがに構成落としても3Sからのコンビくらいは決めようよ・・・。ショックのあまり演技があまり頭に入らずw山本草太くん(3週後NHK杯)も首位発進とはいえ、3Aが家出という状況でした。出来としては中村優くんや本田太一くん、日野龍樹くんがノーミスなので自力の差とはいえ残念でした。須本くんはミスありにしては点が出てきました。友野くんは調子は良さそうでジャンプは軽いですがスタミナがトップピークではないのか滑りに勢いはなかったかな。山本くんも同様で少し滑りに勢いがなかったです。

フリー、友野くんについては最終前に入ったため6分練習を割と集中してみれました。ジャンプしか練習していないのちょっと気になるのですが、3Lo、3A、3Lz1Eu3S、3F、3A1Eu3S、3S、4Sとものすごく軽く簡単に飛んでいてびっくり。特に4SはSPでも3S→4Sと飛んでいたので調子はかなり良さそう。ただ、4Tは・・・3T、2T、2T、4T(両足)4T(so)4T(so)で本番は4T(so)。ある意味「練習通り」でした。全体的には昨季より滑りに振り回されている感がなくなり上半身の動きと滑りがよくマッチしてきて、滑りが目に見えて良くなってます。あとは本番でのノーミスなんでしょうけどスタミナが厳しいんだろうな。ものすごい軌道と密度で滑っているので3Aが家出がちになるのは現段階では仕方ないです。山本草太くん、4Tはかなり調子が良くSPFSとも綺麗に決めていましたが、4Sは入る感じがしないですし3Aに至っては回転できずに降りてきているので4Sより3Aが崩れているのがかなり気がかりです。古傷の悪化を少し心配しました。本来の伸びるスケートと軸の正確なスピンもやや弱い印象です。インタビューで4回転3本を断念する風なコメントがあるのでNHK杯までにまずは4回転を減らし3Aを修正することになるのかなと思いました。3位の須本くんはスコアがすごく出ます。3Aまで戻せば少し道が開けるのかな。

本人的に良かったのに点が伸び悩んだ日野くん。須本くんとの順位は逆でも・・・とは思いましたが今流行しているつなぎがほとんどないので点を出しきれませんでした。とはいえ怪我明けでは一番いい状態のようなので少し難度を上げて全日本を迎えて欲しいです。同様なことは本田太一くんと中村優くんにも言えまして、もう少しつなぎの工夫ができないのかなと。特に中村くんはスタミナに不安があるのが見えてSPはジャンプ前半固め打ちですしフリーは4回転トライ後目立って動きが悪くなりました。4分通して「エネルギー」があることがルールに明記された意味がこういうところに出るし、上位との差というものを感じました。

シニア女子も目標に明確に戦った選手の華やかさが印象に残りました。このカテゴリーも東の選手より発揮力の強さを感じた一方、「女子タイマー」が気になる選手がちらほら。他方、ジュニアで目立った戦績がないのにシニアで力を発揮という選手も出てきてこれまた見応えのある試合でした。

優勝は完全に一人勝ちな横井ゆは菜さん。滑るスピード、演技力、個性とフリー後半にコンビ3本を組み込むパワー。今年の全日本女子の立役者の一人になりそうですし、ワールドは上位のミス待ちなところがありますが四大陸に届くかもですね。山本草太くんに鼻血を出させるくらいのいい女を目標にした(笑)SP、19歳という年齢を考えるとよくやってきたなという一方で今の全日本女子の19歳だった頃を考えると個性という点で新しいものがあります。一方で大舞台での取りこぼしがでてしまう繊細な面もありますので気持ちをコントロールして末っ子のうちに力を蓄えて行ければいいなと思いました。2位に新田谷凛さん、3位に山田さくらさんという今年大学4年生の二人が入りました。すごく「女の子らしい」(女性らしいとも、ジュニアっぽさでもないニュアンスです)演技をする新田谷さんのフリーは「エクソジェネシス」もう少し上位にくる力があったと思うのですが、大学生になってやや伸び悩みながら4年生に。トップのジャンプ力は取り戻せなかったものの、柔らかな演技力はもう少し見ていたいなと思わせるものでした。山田さくらさんは身体をシェイプしてこの舞台に賭けてきたのがみて取れました。3Fを実装し、演技に全くゆらぎのない滑り。コーチの大西先生が男泣きするほどの素晴らしい演技でした。女子の表彰台3人の美人度と和菓子感(うまいこというね)ほんわかした上位陣でした。

ご贔屓にしているパピオ勢。竹野姉妹が揃ってシニア参戦でした。お姉さんの比奈さんの方は国際大会の経験もあり(ユニバは神演技でした)実力が抜けてますが妹の仁奈さんは昨季ジュニアで西日本落ちという戦績(その前年は全日本ジュニア出場)どうなるのかなと思って見ていました。SPは二人揃って最終G、まず、お姉さんの比奈さんが登場。まさかのジャンプ全ミスでよく50点に乗ったなと思ったくらい。「ロシュフォールの恋人」はものすごく素敵なプログラムで昨季のお気に入りの一つでしたが難度を上げたがために本来の良さが損なわれてしまいました。キスクラが遠かったので様子がわからなかったのですが心臓に痛い。。。。仁奈さんは最終滑走で登場。3Lzは両足かな?3Fも飛んできましたが、びっくりしたのがスピン。お姉さんの比奈さんがスピナーですごく上手なんですけどここが似てきて上手でした。曲が「ボレロ」で曲負けしちゃう?と思ったんですが大きな身体で音に合わせて手のポジションを変えるスピンに「おおっ」となりました。で、SPの最終順位、仁奈さん12位、比奈さん13位に悲鳴。全日本進出は上位12位までです。姉妹でボーダーを争うという戦いにうわーっとなりました。

フリーは比奈さんがグループ2の1番滑走(TV放送が入って良かった・・・)彼女の実力なら100点は超えてきますが、全日本通過はグループ3に入らないと確定しないという展開です。で、グループ3の1番滑走である13番滑走は仁奈さん。仁奈さん、フリーもなかなか良かったですが、まだ少し荒く、ここでは暫定3位でまずはお姉さんの比奈さんは確定、最終順位は7位。後続の選手が次々確定してゆく中、最終順位12位、ギリギリでの全日本確定でした。いや、スリリングでしたよ。キスクラ側で中庭先生の様子、見たかったです。

シニアでの活躍が光るのはここのクラブの特徴で、ちょうど宇野くんの遭難ぶりを見たばかりで選手としてのあり方や選手生活、どちらが幸せなんだろうなと思った時、シニアで力を尽くせる選手の方がやはり幸せだよなとこの姉妹の活躍にそんな感想を持ちました。

昨季3Aで沸かせた細田采花さん、同じく3A持ちだった竹内すいさんが全日本落ちの波乱、GPS派遣のある山下真瑚さんがFS9位で最終6位という、怪我が選手に与える影響をみた大会でもありました。