Minato Sugisawa's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

選手とコーチ

宇野くんのこと、いずれと思っていましたが今日織田くんが濱田コーチに対し訴訟を起こしたということでフィギュアスケートを見てきて、時々ワードとして出している「女子タイマー」という点から少しコメントします。

宇野くん、シーズン初めにグランプリ東海の所属から「卒業」となり、多少違う展開になるのかなと思いきや、コーチをつけないままシーズンインをし、GPSフランス大会の惨敗とその前後に流れた不穏な情報に、ひょっとしたら彼はグランプリ東海を「破門」されたのかな?と思いました。NHK杯を残して、選手の現在の戦績を眺めていて、宇野くんは自分の中でコンビジャンプが得意という認識だったんですが実は昨季からSPに関してはクワドは飛べるけど4+3のコンビジャンプがついに一度も飛べず、今季に入ってからは4Fが飛べなくなっているという、技術の衰えが顕著になってきているんだなと。また、だいぶ体型も変わってきているので彼ほどの選手でも体型変化に対応できずにいるのが今の状況なんだなと思いました。元々宇野くんはそんな器用ではなく、コーチが細かく指示を出して演技を築いていたタイプですのでそれをやるにはもう年齢が大人すぎるんですね、きっと。2018年のワールドでの頑固さ、2018年シーズン途中の捻挫でも意見を曲げなくなりましたのでそういう選手に対峙する度量がグランプリ東海にはないんだなと。これ、濱田組や、神宮外苑にも言えることで、私は時々、「ジュニア女子しか育てられない」というチームに批判的でした。コーチの思い通りになる年齢の子供をある程度強い指導で、選手としての技術バランスの良い年代では結果が出るけど、体型変化やホルモンバランスが変わるタイミングで次々脱落してゆく事実。そうなると「コーチの力」ではなく選手の天性能力によるということになりますよね?選手が一番美しいのはシニア年齢なので本当勿体なくて、どうにかならないのかなと。スポーツ選手はセカンドキャリアも問題になりますので一番辛い、悩む時期に突き放される感じがしてなりません。選手として生き残れるのはごくわずかで、ほとんどが別の道にゆくわけですから、せめてもっと早い段階で自立的な振る舞いになるような指導はできないものなのでしょうか?選手は子供かも知れませんが、結構早い段階からある程度自立して行動できます。それを見極めるコーチングが必要なのではと思います。

こう言っては身も蓋もないですが、元々の天性の能力に努力し続ける才能がフィギュアスケートでの必要な資質で、例えば宮原さんと紀平さんはスタミナが女子選手随一、スタミナがない選手はそこで脱落します。コーチの力でスタミナがアップすれば、ですがやはり先天的な差が出るのではと。身体も大きいよりは小さい方が身体が振り回されないというのもありますし、膝と足首の柔らかさでジャンプの着氷やスケーティングに差が出るのは鍵山優真くんの出現で改めて思い知らさせました。

その能力差を技術の組み合わせで昇華できるのがフィギュアスケートの醍醐味と思います。シニア年齢がピークになる指導法が確立されれば自ずと今の騒ぎがなくなるのではというのが私の考えです。

とはいえ、日本という同調圧力の強い国で、結果が求められる立場の人はちょっと色々捨てないといけないのもうっすら感じてはいます。難しい問題です。