Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

明治法政 ON ICE2020

コロナ新型肺炎が猛威を振るう中、各イベントの中止が相次ぎ、このイベントは学生手弁当企画だから開催できるのか心配をしていました。細かい条件を提示し、無事開催に漕ぎ着けました。縛りがなかったら楽勝で1000人は集められたと思うのでちょっと勿体無いけど、開催に漕ぎ着けた尽力に感謝しながら見てきました。逆に自分は去年このイベントのタイミングで胃腸炎になり瀕死だったので今年は身体を壊さないよう、万全を期して、健康な状態で見られたので本当よかったです。去年の体調で今年の運営なら諦めるしかなかったです。

去年は4名の卒業生を送り出すささやかな会、という感じでしたが今年は各地の卒業スケーターを呼んでの華やかさを増した会になりました。全日本ファンならたまらない、錚々たる出演者たち、国際大会に出場する選手ならアイスショーでみる機会もありますが、ほとんどの選手は競技会でしかみる機会がないので選手たちのリラックスした表情が本当素敵で、それだけでもとても価値がありました。女子選手はジャンプ決まると嬉しそうな笑顔が自然にこぼれて「可愛い・・・」と普通に萌えてましたwブロックでも東日本でも女子選手は予選突破がとてもシビアなのでリラックスした状態の演技はあんなに伸びやかで素敵なんだなと改めてその過酷さを実感しました。

また、選手なりの「代表作」でプログラムを用意してきたのが良かったです。山隈くんは「ララ・ランド」だし、佐藤くんは「チャップリン」そして今回一番見たかった鈴木潤くんは「ニュー・シネマ・パラダイス」でした。ジャンプの構成こそ落としてますがノーミスで、ルール改正前の4分30秒のプログラムで、最後にこんな素晴らしい演技を受け取っていいのかしら・・・というくらいの出来。最後のイーグルをちゃんと見たくて、演技正面となる方の席に座りました。佐藤有香さんの振り付けをやってくれる人って少ないんですが、演技はどれも評判良くて、ビートルズも月の光も話題になりましたし良かったですけど、鈴木潤くんの一番はやっぱりこれだなと思えます。ところでプログラムのコメントに「決してマネしないでください」みを感じた私です。
さすが理系男子ww
この漫画、面白いですよ。↓

決してマネしないでください。(1) (モーニング KC)

決してマネしないでください。(1) (モーニング KC)

  • 作者:蛇蔵
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/12/22
  • メディア: コミック
 

嶋崎くんはアイスダンスの選手で、シンデレラ、ソロスピンの使い方が印象的なプログラムでカップル競技としての華やかさが良かったです。そしてサプライズにソロ演技wダンス用シューズでジャンプ飛んじゃダメですww2Lz飛んでました。

佐藤くんの「チャップリン」は生で見たかったプログラムなのでとても嬉しかったです。通年リンクができた影響なのか滑りや演技力が洗練されてきていて、ここで引退するの、少し惜しいような気もします。後進の指導が今後のキャリアですので東北の選手がまた育てば、素晴らしいですね。

中野耀司くんと鎌田英嗣くんは練習から3Aの応酬。どちらも本番では決まりませんでしたが、よき友、よきライバルって感じが出ていました。鎌田くんは本人も言ってましたが全日本にかける思いがあっての卒業を伸ばした。全日本はそれだけ、夢の舞台なんだなとも感じます。

このイベントの発起人、鎌田詩温くん。彼は北海道からの上京で明治大生です。こんなに学生生活を謳歌し、こんなに起案し、こんなに名プロデューサーぶりを発揮した人、初めて見ましたw今の時代には絶対必要な人材で、今後ビジネスのシーンでどう輝くのか、一緒に仕事してみたいです。そんな鎌田くんは「美女と野獣」と「ルパン三世」もう引退するという選手に対し、あれですが彼こそアイスダンスをやってみて欲しかったな。背もあるし、表現力もあるし、イケメンで男性的な色気もある。「美女と野獣」を見てつくづくそう実感しました。そんな名プロデューサーに向けて、出演メンバー全員による「美女と野獣」のエンディング追加のサプライズ。服部先生(法政卒)グッジョブでした!

紅一点新田谷凛さん、「エクソジェネシス」全日本の神がかりな演技のあと、すぐ骨折の大怪我でインカレに出られず・・・。今日の演技は全ジャンプ抜きというものでしたがまずは復帰おめでとうというところで・・・・最後の挨拶での現役続行宣言!ものすごく会場が沸きました。社会人スケーター、女子は本当少ないですし、大変ですが、来季は竹野比奈さんといい、楽しみが継続です。頑張って欲しいです。

関西より中野鉱輔くん、渡邊純也くん。この二人はジャケット共有で演技(何で??)このメンバーが発表された時に、インカレ大好き友野くんの出演もある?とよぎったのですがそれはさすがになく、でも会場には予想通り来ていましたw目撃情報で他本田太一くん、山田さくらさん、三浦佳生くん。友野くんには去年の宮田くんの演技もみて欲しかったなと少し切なくなりましたけど、この盛り上がりを見て、来季以降は絶対全大学生を巻き込んでの「インカレON ICE」に格上げしてして欲しい野望を抱きましたwそーだ、竹野比奈さん呼んで欲しかった!!鎌田コネクションは男子が強いから仕方ないか・・・。

友野くんと宮田くんと2016年世界ジュニアメンバーだった中村優くんも卒業の演技でした。インカレのりにやや乗れてない印象が拭えず、本当すみませんという感じですがw演技は素敵でした。挨拶で「今後のことはまだ公にできない」とあり、現役に含みがあるのか、ひょっとしたらプリンスアイスワールドメンバーになるのか、今後の動向に注目です。

大学生活を謳歌する姿は自分の人生にはなかったものなので実はちょっと不思議な感じがしますが青春には違いないし、今でも選手を通じて追体験させてもらっているのかなという感じがします。「自由」と「責任」の狭間で揺れ動く何かが見えたイベントでした。