Minato's memo

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20th Century Live Tour 2024 ~地球をとびだそう!~(1)仙台編(ネタバレあり)

「20th Century Live Tour 2024 ~地球をとびだそう!~」もともとは別の日程で1箇所、1回だけ行く予定でした。東京近郊公演が1年で二番目に忙しい週と被っていて、前回もですが、何か愛を試されている感満載で・・・。強いての日程でした。一部公演が一般でも発売となっても平日だしな・・・と眺めるだけでしたが、「仙台公演」がピンポイントで何の気兼ねもなく行ける日だったことに間際で気づきまして、気づいたら昼夜2公演ポチってましたw初めから気づいてたら最初からここの申し込みだったのに。交通費もホテル込みのビジネスパックの方が安いんですよね。でも、何となく忙しなかったので朝イチの新幹線で仙台入り、ほぼ最終の新幹線で帰京という日帰りでの遠征となりました。

仙台は実に2012年11月以来でした。東日本大震災後の復興支援と称してお金を落としに行った5月と、その年のNHK杯以来です。三陸鉄道が復旧したタイミングで常磐線経由で行こうとは思っていたのですが、コロナが直撃したのでそれから行けず仕舞い。今回もそのルートを取ることを考えたのですが、目的がある場合の遠征は新幹線になってしまいますね。逆に仙台市内観光をほとんどしてなかったのでこれを機会として市内をぷらぷらしました・・・が、伊達政宗像までは辿り着けず・・・。市内観光は別エントリーで。結構満喫していますw

ニコンの方の感想は、一言「欲張りだな」w今思いつく限りのアイデアを全て詰め込んだという感じの内容です。そして、伊達に30年近くやっていないよな、今回の内容に仕上げる根性や意地が随所に感じられました。私は彼らと同年代なのであの年齢で移動の多い舞台でしかも踊るということが脅威なんですよ。あと、彼らTV用はパステルカラー(くすみカラー?)の衣装で出る事が多くなりましたがコンサート衣装は白黒、一部色ありですが、全体的にシック。イケ散らかすトニセンはステージでしか見られないというメッセージでしょうかね。

今回のツアーグッズが刺さりまくりで・・・このことだけを語る記事を別エントリーで書きますw元は「ケロロ軍曹」発想だと思うのですが、思いっきり昇華させた形の「うちゅ友」、ペンライト共々可愛すぎ&宇宙がモチーフのグッズというのがどストライクでした。元々、自宅の部屋は地球儀を置きたいな〜から、世界地図のウォールシールを貼って部屋全体を地球にするという発想を取り入れてます。ライトもアレクサに制御してもらう形でLEDテープライトを入れてみたりしてライブ的な照明ができるようになってます。その照明に合いそうな「ペンライト」に「うちゅ友」・・・ウチには最古参の「うちゅ友」、「ウルトラマン・ティガ」がいます。この子にぴったりすぎな「マロロ、ピロロ、ヨロロ」には普段グッズにはお金を落とさない私が即お持ち帰りとなりました。パンフも可愛いらしいので次の公演でゲットしようと思います。また、「ピロロ」は汎用性が高すぎて「#ピロロの地球メシ」タグが爆誕してます。

以下、重要なネタバレになります。これ、ネタバレした場合、見る予定のなかった人はどう感じるのかなという内容です。そして個人的にはそこをトニセンが背負う必要はないのでは?という感想ですが、よくよく考えたら・・・という選曲に「あっ」となり、「トニセン、負けず嫌いだな」という感想が追加となりました。

全体的には4部構成です。オープニングは通常のトニセンコンサート、2部は「喫茶二十世紀」スタイル、3部で「少年隊メドレー」4部は「宇宙ライブ編」(手塚治虫火の鳥」みたいなタイトルw)全体の構成〜4部までの流れがヨーロッパ企画さんとのコラボとなります。全体的には「プレゾン」や「TTTツアー」のミックスの印象。3部で少年隊の曲、4部でカミセンの曲が披露されます。オリジナルで見ることが当面は叶わないであろう二つのグループですが「歌い継いで行きたい」という意思をトニセンが背負う必要があるのかなと。楽曲って何でもですが、オリジナルメンバーが歌う事が一番で、リスペクト的に他者が歌うにしても元のグループがあってこそかなと。プレゾンがもともとそういう役割を持った舞台だったので、それなら少年隊縛りではなく他グループ、タレントさんの歌も歌えばよかったのになとは思います。いずれにしても権利を持っているのは強いなとは感じました。

他方、カミセンの曲は・・・。オリジナルが存続していたら面白いのですが、私でも少し感傷的になりました。カミセンで聞きたいとカミセンファンは思うのでは?このライブからFC枠はトニセン分のみなので、カミセン三人が三人とも独立した今、V6やカミセンの残像をトニセンに求める気になるのかな?前回よりはカミセンファンの申し込みが少ないと想像できるし、じゃ、カミセンの曲やっているから急遽参加する〜にはならないと思うんです。そういう意味でも「トニセン、欲張りだな・・・」と感じました。V6は宝箱に・・・でいいと思います。V6の曲もトニセンの曲も、沢山あるのだから。と、ここで過去のトニコンのアンコールでも披露されたカミセンの「Thema of Coming Century」の作詞ってそういえば・・・で「あっ!」となりました。

今回のライブでは「Thema of Coming Century」を入れる必要があったんですね、きっと。この1年で同事務所内所属グループの改名、曲の封印、独立とファンとしては切なくなるような出来事が続いて、でもそれは仕方がなくて、トニセンの曲でも「20thCencury デス」は当面歌えなくなってしまうな〜と。ですが、カミセンの「Thema of Coming Century」」はエアポケットで制作者に触れなければ歌詞としては特に旧名を想起させるものはないので。一連の騒動に対する彼らの意思はここにあるのだと、そして彼らが現役のうちに様々なことに対しての名誉を回復するという決意にもみえました。風向きがだいぶ変わってきてますが、YouTubeを始めたりとマスと決別してもいいという気持ちにもなってきているのかもですね。やりたいことをやれるだけ、「欲張りな印象のライブ」、はこの曲に集約されていると感じました。「グローバルよりユニバーサル」というセリフ出てきます。世界進出云々言って独立した人たちへの結構な皮肉、この点も含めて「トニセン、負けず嫌いだな」と感じた次第です。

あと、騒動の渦中、特に井ノ原くんについては周囲が相当心配したのでは?ヨーロッパ企画さんとのコンサートコラボは同企画の持ち込みかな?とか、ここにきていろんなイベントが発表されているのもそうだろうな。ひとつずつ応えて、エンターティナーの純粋な魂はここにあるんだろうなとV-Landを思い出したりしていました。

私はあと1回、このライブを見る機会があります。その時にどう変化しているのか楽しみにしておきます。

【セットリスト】
01. トライアングル
02. X,T,C, beat
03. Over Drive
04. 大人Guyz
05. Air
06. 夏のメモリー
07. 旅立ちの鐘

<喫茶二十世紀コーナー>
08. 回れよ地球
09. 不惑(昼公演)/夢の島セレナーデ(夜公演)
10. Hurry up ~今すぐに君の手を~
11. ある日願いが叶ったんだ


<少年隊メドレー>
12. What's your name?
13. ダイヤモンド・アイズ
14. デカメロン伝説
15. 君だけに
16. レイニー・エクスプレス
17. まいったネ 今夜


<宇宙フェス>
18. WAになって踊ろう
19. 地球をふりだそう
20. MUSIC FOR THE PEOPLE
21. Believe Your Smile
22. 愛のMelody
23. 夏のかけら
24. Theme of Coming Century
25. カノトイハナサガモノラ


<アンコール>
26. ツラいチャプター
27. あなたと