フィギュアスケート 2025-2026(2)GPS開幕

フィギュアスケートグランプリシリーズも開幕しまして、いよいよ本格シーズンインとなりました。第1戦、フランス大会いきなり日本女子が快挙で、中井亜美選手がシニアGPS初出場初優勝、2位坂本花織選手、3位住吉りをん選手と他の競技会なら文句なし優勝のスコアでの表彰台独占と、よくいわれる「日本女子は6枠くらい欲しい」という連盟のうれしい悲鳴が聞こえてきそうな結果でした。まだ全競技終わってませんので細かなところには触れませんが、とりあえず中庭先生が早々に泣いているのにまだ早いわwとツッコミを入れてました。

最近積年の夢が叶うことが多いので言霊というか、2023年のワールドにコーチとして参加したMFアカデミーの中庭先生、ジュニア男子でワールドチャンピオンを輩出してノービスも無双、あとはシニアカテゴリーのワールドチャンピオン&五輪出場選手とその目標がどんどん少なくなっています。日本女子シングルに関しては今季MFアカデミーから一人は五輪へ行けるのでは?と予想しています。チーム内にライバルが多いし、神宮チーム、シスメックスチーム、名古屋チーム、そして木下アカデミーと近い技術の中での戦いなのでどう転ぶかわからないですが、厳しくも美しい戦いを期待しています。

今季まだ他国ライバル選手の動向がそこまで大きく出ていないのでそちらの予想も割愛となりますが、カムバックが多いのが今季の特徴。シブタニズ、スイハン、シゼロン、キーガン・・・他思い出したら追記します。シブタニズは平昌五輪のメダリストなので8年ぶり&マイヤが大病をした後での復活です。アスリートってすごい。

日本勢もびっくりが多くて特にアイスダンスで「いくこう」櫛田育良&島田高志郎組の爆誕だけでも充分驚きで、でも過去最強に麗しいカップルになりそう(櫛田選手の決断次第ですが・・・)とワクワクしたところに紀平梨花&西山真瑚組の誕生に「ええええ?」となりました。彼女すごく頑張り屋で、でも少し練習しすぎだったのかな?足の状態がかなり厳しいんだろうなと思っていました。ブロック出場取り消しでシングルでの五輪出場の夢は潰えたのですが、アイスダンスで夢を目指す形になりました。「あと5年は競技に携わる」というのはそういう意味だったのですね。髙橋大輔選手が道を作ってくれました。できることで別の道、夢を探すことは悪いことではない。日本でカップル競技を育てるのは本当難しくて、リンク環境もですが、男性の女性への対応がかなりネックなのでは?あと、ダンスやペアは支えたり状態をキープしたりと身体の基幹の強さがシングルとは別物なのでそのあたりが諸外国勢とは決定的に違うという身体的ハンデもあります。坂本選手がアイスダンスやれれば結構いいと思う、そのくらい心身の強さが必要だし、運動量が違うそうです。(村元さん談)

通常とは違う展開となりそうですね。まずは来週の西日本予選会で。

日本男子は怪我人続出でかなり心配です。現在のGPSフランス大会はさすがに仕上げてきましたが、やや物足りない感じ。NHK杯の追加アサインだった垣内選手まで怪我ですからね。余程のことがない限り鍵山選手は五輪代表選出は予想がついてますが、あとの2名が現時点予想不能です。諸外国勢がマリニン包囲網を着々と築いていますのでそこに乗り遅れないようにして欲しいです。

日本女子は競争が大変な中NHK追加エントリーは青木祐奈選手とこれまたMFアカデミー。三宅咲綺選手のダークホースぶりに期待していますが、FSがかなり弱いのがNHK杯選出漏れの一因なのかな。三宅選手がGPSの出場がないとなると全日本優勝でしか五輪の道がないと予想していますがその可能性は3A次第?

青木選手はハートが弱いところが愛おしいというか、MFでの競争のみ集中、周囲を見過ぎないようにして欲しいです。まずはGPSでの奮闘を期待します・・・って、確か3戦との連戦になるのね。大変だ。

当面の敵はマスコミ?な中井亜美選手。個人的に、歴代の日本有力女子選手、「年齢制限」によって涙を飲んだ選手が多い中、五輪選考年にシニアデビューできることだけでも強運の持ち主です。失うものは何もない強さと怪我で苦しんだ後の復活。腰の怪我が癒えているのかが気がかりですが、中庭先生をぜひ五輪に連れて行って欲しいなと期待しています。

一応宣言しておきます。以前からですがMF箱推しなのでよろしくです。