フィギュアスケート 2025-2026(5)五輪日本代表選考Ver.1


こんな基準をアナウンスはしているのですがすっきりはしない代表選考。特に女子は毎年もめもめ。こちらの心臓が痛い・・・。

①に関しては全日本フィギュアの結果次第なので一旦おいといて、②のB、C、Dと③のB、C、Dから紐解いていきます。

男子シングル

今季の一連の結果で、鍵山優真選手と佐藤駿選手はほぼ当確です。GPFにも揃って出場しますし、先シーズンまでの実績とここまでの成績をみてもこの後大怪我欠場という事態にならない限り全日本台落ちでも選考されると思います。そしてここまでの結果で、三人目はほぼこの二人の一騎打ちになりそうです。2017年の田中刑事選手と無良崇人選手の戦いを思い出します。

三浦佳生選手と友野一希選手。現時点ではワールドスタンディング、シーズンベストスコア→三浦選手、国際競技会ポイント→友野選手ということで三浦選手が一歩リードです。この二人、タイプも選手生活の歩みも非常に似ていて、国際大会に本格的に出始めてから迷いに入っているポイントまで似ています。違うのは三浦選手は世界ジュニアチャンプを獲っていること。

三浦選手(スケート・カナダ)

SP 89.80 FS 163.89 Total 253.69
SP      
# Executed Elements Base Value GOE Scores of Panel
1 4S+3T 13.90 1.52 15.42
2 3A 8.00 2.86 10.86
3 FCSp4 3.20 0.32 3.52
4 4T 10.45 x -2.85 7.60
5 CCoSp4 3.50 0.80 4.30
6 StSq4 3.90 1.11 5.01
7 CSSp2 2.30 0.53 2.83
    45.25   49.54
  Program Components   Factor  
  Composition   1.67 7.93
  Presentation   1.67 7.82
  Skating Skills   1.67 8.36
  PCS     40.26
FS      
# Executed Elements Base Value GOE Scores of Panel
1 4Lo 10.50 3.30 13.80
2 4S 9.70 1.25 10.95
3 4T+3T 13.70 0.95 14.65
4 FCSp4 3.20 0.46 3.66
5 StSq3 3.30 0.99 4.29
6 4T 9.50 -2.31 7.19
7 3A<+1Eu+3S< 11.37 x -3.02 8.35
8 3A< 7.04 x -3.02 4.02
9 ChSq1 3.00 0.64 3.64
10 3Lo+2A+SEQ 9.02 x -1.33 7.69
11 CSSp2V 1.73 0.27 2.00
12 CCoSp4 3.50 0.10 3.60
    85.56   83.84
  Program Components   Factor  
  Composition   3.33 7.89
  Presentation   3.33 7.86
  Skating Skills   3.33 8.29
  PCS     80.05

友野選手(スケート・カナダ)

SP 92.07 FS 159.39 Total 251.46
SP        
# Executed Elements Base Value GOE Scores of Panel
1 4T+3T 13.70 2.17 15.87
2 4S 9.70 -0.14 9.56
3 FCSp4 3.20 0.69 3.89
4 3A 8.80 x 0.46 9.26
5 CSSp4 3.00 0.51 3.51
6 StSq3 3.30 1.27 4.57
7 CCoSp3 3.00 0.73 3.73
    44.70   50.39
  Program Components   Factor  
  Composition   1.67 8.14
  Presentation   1.67 8.43
  Skating Skills   1.67 8.39
  PCS     41.68
FS        
# Executed Elements Base Value GOE Scores of Panel
1 4T+2T 10.80 2.17 12.97
2 4T 9.50 -4.75 4.75
3 4S< 7.76 -3.88 3.88
4 3Loq 4.90 -0.63 4.27
5 FCSp4 3.20 0.73 3.93
6 3A+1Eu+3S 14.08 x 1.49 15.57
7 3F+2A+SEQ 9.46 x 1.36 10.82
8 3A 8.80 x 1.60 10.40
9 StSq3 3.30 1.08 4.38
10 CSSp4 3.00 0.73 3.73
11 ChSq1 3.00 1.50 4.50
12 CCoSp3V 2.25 -0.45 1.80
    80.05   81.00
  Program Components   Factor  
  Composition   3.33 8.00
  Presentation   3.33 7.93
  Skating Skills   3.33 8.21
  PCS     80.39
      Dec. -2.00

三浦選手は怪我の後、調子が戻らないですね。肉離れは一度やってしまうと完治せず、「かさぶた」を抱えている状態になるとのことで、トゥを強く突く4Tと、3Aに不安があるんだなという印象のスコアです。フリープログラムを昨季のものに戻して、復調の兆しをみせたスケカナでしたので、全日本までにもう少し上げてこられるかな。

友野選手に関しては積年の課題だったSPに重点に置いていています。フリーは友野選手にとってスタミナも含め調子とメンタルをMAXまで上げないとノーミスは難しい構成なのでしょう。スケアメではそのあたり本人が一番分かっていて不安が大きく露呈して悔しいフリーになったのでは。グランプリシリーズのポイント獲得順位が7位ということですがここでは代打の神様力は発揮せず、全日本で最後のピースをはめたいところ。

ただ、自力はクワド4本を組み込める三浦選手の方が上です。ノーミス対決だとTESで差がついてしまう。三浦選手の調子が戻らないという前提があって、PCSが上の友野選手が全日本で完成度の高さによるPCSを上限まで引き出せる滑りができるかが鍵となります。

他の選手については山本草太選手が対抗ですが、怪我と体調不良、壷井選手は今季、ジャンプ構成を昨年より難しくしているんですよね。今から昨季の技術構成に戻したところでGPSでスコアと順位を下げてしまっているので勿体無いなと思います。

女子シングル

比較方法を変えて、SPのベストスコア+FSのベストスコア合計の高い順番です。

    SP FS TOTAL
1 Kaori SAKAMOTO 77.05 150.13 227.18
2 Ami NAKAI 78.00 149.08 227.08
3 Mone CHIBA 72.89 144.94 217.83
4 Rion SUMIYOSHI 71.03 145.03 216.06
5 Saki MIYAKE 70.29 143.54 213.83
6 Rinka WATANABE 74.35 136.61 210.96

坂本花織選手は当確だと思うのですが、一番手で選出されないかも、というのが今季の日本女子になります。中井亜美選手、えぐい。長らく日本女子シングルで不動のトップだった坂本選手に1点差まで詰め寄っています。そりゃマスコミも集まりますよね・・・。SPから3Aを飛ぶという諸刃というものがありますが、MFは守りに入るような選手たちではなく、自分との戦いとして演技をするマインドがあるので競技としては面白くなりそうです。渡辺倫果選手は連戦が苦手なのでGPFに行かない方が・・・というのは2022年の全日本前と同様です。国内開催である地の利を信じて。

千葉百音選手のスコアは安定していますが、ほぼ上限。坂本選手と千葉選手以外は3A若しくは4Tを飛びます。三宅咲綺選手がどこまで追い上げてくるか楽しみなものの、SPのコンビが3T+3Tなのでスタミナとメンタルに課題がありそう。NHK杯の国内選考で勝ち上がれなかったところが彼女の課題なのではと思います。やはり、最後は発揮力の勝負になります。

どんな結果になろうとも、ベストを尽くして。

本日のAI生成画像。直訳すればいいというものではないw