だいぶぐだぐだと悩んだんですが、土曜日の1公演のみとなりました。楽日は行っときたかったのですが、今週末海外逃亡するのに準備が今日の日曜しか取れなかったので諦めました・・・。
ここ数年と比べるとやや内輪感が上がっているような気がしました。ライサチェクに花束を渡したり大ちゃんにお手紙を用意したり、小塚君が抽選でやるプログラム決めたり。全公演みたいというヘビーユーザーはともかく、段取りの矛盾が微妙な間になってしまっていました。今回五輪後にしては動員数が落ち込んでいるようで、ライトファンの離れ方の早さとヘビーファンのテンションの高さにやや置いて行かれた感があります(笑)自分もヘビーユーザーのはずなんですけどね。
順番に(敬称略)
オープニング
個々が順に紹介されるのは一緒ですが、バンクーバー五輪のメダリストが白い円柱幕の中から登場。どうやって入ったのかな?(上から??)私の席はライサチェクポジションで、シルエットのポーズが「カルメン」でした(笑)男性陣が一斉にイーグルをやったのもマニア心をくすぐります。
Kids&Women
有香ちゃん振付けで女性スケーターは青系の衣装(ボーンは白、皆自前)&キッズスケーターはカジュアルでしたが1人3歳くらいの子がピンクの衣装でソロ演技。あの年齢でちゃんと演技しているのが恐ろしい。スケーターの子供なのかな?音感もとても良くてその子の演技に釘付け。女性陣は奇麗でした。
「ベリーダンス」真っ赤なとてもセクシーな衣装でオープニングでこれは濃すぎ(笑)腰の動きがとにかく細かく、踊り倒しで良かったです。彼女、ストール演技は比較的多いですね。今季章枝ちゃんもベリーダンスで何故被せたのか・・・。そういや「It's a Beautiful Day」が荒川静香さんと被った年がありましたが、あれはその後一度もやっていないなぁ(名古屋アイスフェスティバル限定となりました)これは他の時に見る機会があるといいなぁ。
まだまだ良く滑りますね~。FOIは彼がいるから希少性が高いです。王子様プロでした。音のとり方が他のプロ選手にひけをとらない、感性が素晴らしいと思います。出来が良かったらしく自分でガッツポーズ
ベルビン&アゴスト
最初バックパック&ラフな衣装で「何だコミックプロ??」と思ったら少しずつ衣装チェンジをして2人の成長ストーリーとしてフィニッシュ。もう少しいろいろ欲しいところですが、新しいものを見せようという意欲は感じました。アゴストのエッジは相変わらずすごい。
PIWでやった演目と同じ(だよね?自信なし。最近回数見ないかなら)彼も音のとり方が上手です。エッジが滑りすぎてちょっときれいな演技になってしまうのが難点。ジャンプを狙っていたようですが、私の見た回は不発でした。
シェーリン・ボーン
ボーカリストを連れてきての演技。彼女は本当に魅せます。一方でそろそろクラーツとの演技を見たいと思ってしまう強欲なファンです。
イリヤ・クーリック
1998年長野五輪の金メダリスト、今のランビエールくらい人気があったのですが・・・月日は残酷、とはいえ、まだそんなに年齢を感じさせない若々しい演技でした。こちらの演技は王子様路線でした。
黒女王光臨(笑)これがデイビットプロなのかしら。彼女にしては「踊る」プログラムで少し苦労がみえました。もう少しこなした時の演技がまた見たいです。
昨シーズンのSP「火の鳥」生で見るとコンペじゃないにしても物足りない(笑)でもスピンとか、演技がとにかく正確でクリスティ・ヤマグチ系譜の「優等生スケーター」だなと思います。
プレゼントコーナー
他の回がどうだったのか分からないのでこの回限定。あっこちゃんと小塚君がプレゼンターとして登場。どちらかというと「小塚君のリアクションを楽しむ会」でした。
「新ゆうパック」のポスタープレゼントもあり、3人でポスターのポーズをとってるのもおかしかったです。
小塚君といえば今年のパンフ、「FOI、これまでの思い出」で本人含め3人が「小塚君がエッジケースを付けたまま氷に降りてこけたこと」」とあり、岳斗君に至っては質問項目全部そのネタで埋めていた(笑)結構いじられキャラ?
2部
Men's Program
高橋大輔プロデュースの群舞(蛇足ですが2004年のEXは自作じゃなかったっけ?)背のちっちゃいチームがヒップホップ、背の高いチームがR&Bという分け方。背の高いチームはクーリックとライサチェクは当然、もう1人は岳斗君というのが妙に納得。大輔さんのダンスセンスを堪能出来ます。
シェーリン・ボーン
膝が本当に柔らかくて表現能力に感動します。ダンス選手で、パートナーなしでこれだけ魅せられるその能力がプロ、なんだなぁと思います。演技の前に「是非ノッてください」という紹介があり、それに応える観客が偉いなとも思いました。
しっとり系。「ハナミズキ」路線で、味が出てきました。ジャンプはこちらの方が決まっていましたので本人も滑りやすいのかな。
抽選で滑る曲を決めるという、恐ろしいアイディアの生け贄はやっぱり最年少な彼。私の見た回はSPでした。私はSPが見たかったので(FPやEXはまだこの後見られる可能性があるので)今季も有香ちゃんプロです。ステップは滑り込まなないとまた暫くレベル1かな~と思っちゃいました。衣装は新衣装?仮かな?シンプルで好きなんですがまた何か言われそうですね(笑)
小塚君の演技の祝福に出てきた「やまこちゃん」30歳目前で女装プロをやるとは恐れ入りました。足きれいだったな(笑)ジャンプはきっちり飛んでました。曲は「ヘアスプレー」。
イリヤ・クーリック
「ロケット」(だったよな)を思い出すハードプロ。こういう路線、実はセンスがないのはロシア人故なんですが(苦笑)滑りのパワフルさは良かったと思います。
そうか、FOI初登場か・・・感慨。元姉弟子の有香ちゃんと同じステージに立っているのが不思議な空間でした。パンツスタイルでしたが今季のSPかと思わせる内容でした。格好良いし、踊るようになったなと思います。
パン・トン
比較的良くやっているプログラムでした。また違ったのも見たい気もするのですが、どんなのが出来るのかなと思うと悩む・・・。
もう一公演増やすか最後まで悩んだのが彼女の演技がPOP系だったから。実は「月の光」の方が見たかったのですが・・・・。こちらも出来が良かったです。若い子に混じっても遜色のないトーンと確実な技術。ダンスも上手です。「月の光」のようなのは日本ではあまりやらないので見られなくて残念でした。
まさかの2プロ。衣装は何ですがマイケルジャクソンは良かったです。彼も今後プロとして見た時、もう少し演技内容の幅が欲しいなと思います。
今季のSP。・・・・取りあえず笑っておきました。これがTVでゴールデンに流れると考えると微妙ですよね(笑)まだまだ完成形にはほど遠いかなと感じましたが、世界を見据えた時にはこれもアリかなと思います。ただ、昨日見た限りは周囲の黄色い悲鳴しか印象に残らなかったです(隣が特にうるさか・・・ げほげほ)
昨季のシェン&ツァオのSPのアレンジバージョン。この路線での神々しさはすごいです。薄い紫の衣装もきれいでした。もう少しあるとすれば、自分の中の表現する意志をもっと外に出してゆく意識が欲しいなとと思います。日本人特有の奥ゆかしさが発言の端々にあるのですが、「この瞬間」はもっと強く、自分を出してもいいと思います。
エンディング
何をしていたのかあんまり覚えてないのですが(おい)フィナーレのフィニッシュ前から総立ち状態になって困りました。どう考えてもそこ立つとこじゃないだろうになぁ。
おおむねは楽しかったです。やっぱり楽は取るべきだなとは思いました(反省)