Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

2011 ワールドプレビュー(3)

ホームタウンディシジョンについてちょっと。

日本では比較的公平にジャッジをされていると思いますが、点の出方はかなり出過ぎ感にはなります。また最近は日本勢が強くなっているので一見は日本勢有利採点が働くのかな、と思います。というわけでおさらい。

前回の2007年ワールドは女子1位通過はヨナ・キムでした。会場が「あっ!」という声を発したくらい、圧倒的な出来でそれが点に反映されました。男子はジュベール。バトルがとにかく素晴らしかったのですがあのシーズンのジュベールは「王者」オーラ満載でした。で、日本選手はというと結構普通に採点されていたように思います。結果女子安藤選手優勝、浅田選手2位、中野選手5位、高橋選手2位。

2002年は村主選手と本田選手がアベック銅メダルでした。村主選手の銅は文句無し、恩田選手も5位でした。本田選手は・・・出来微妙だったんですよね。アプト選手との僅差での銅。これにはちょっと会場がざわついた印象が。ただ、本田選手は滑りが素晴らしく良かったんですよね。アプトは後半結構露骨にスタミナ切れするところがあったので。

1994年佐藤有香選手の優勝、ボナリーが僅差の2位。これはまさにホームタウンディシジョンの典型なんでしょうが、今見ると、もっと差がついても良かったのでは?と思ったりします。当時は実績がボナリーが上、という評価だったので日本開催でなかったら・・・とはありますがフランス以外でしたら恐らく佐藤選手が優勝したと思います。鍵山選手が6位、3Aを成功させています。鍵山選手は大きな試合に強くて成績よかったんですよね。五輪だけが巡り合わせが悪かったなぁ。

1985年は伊藤みどり選手が怪我で欠場でした。加藤雅子選手と小川勝選手で順位は二桁です。フィギュアスケートファンなら垂涎の選手が揃った年なのでミーハーな視点にさらされなかったのは良かったのだろうか???

1977年は佐野稔選手の銅メダル、松村充選手が8位。渡部絵美選手が12位でした。

普段より成績が良かったと思いますが、自国開催できちんと力を出した結果でもあります。先日のサラ・マイヤーもそうですが、フィギュアスケートは「神様が光臨する競技」だなと、つくづく感じます。

今回のワールド、日本選手に神が光臨するでしょうか?