Minato's memo

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2024年世界フィギュアスケート選手権 雑感

北米開催のワールド、前回はというと2016年ボストン大会でした。2020年が今回の開催地モントリオールだったとのことで、本当に久しぶりの北米大会で、北米大会の時差はしんどいな〜というのが、今回の感想でした。これ、選手もそうだったのでは?グランプリシリーズも開催されている国なので一概にはいえませんが、何となくSPとFSが揃った選手が少なかったな〜という印象です。

それでも・・・毎年の感想ではありますが、シーズン最後の物語は厳しく、美しく、儚く、畏敬をもって。フィギュアスケートっていいなという想いを改めて。選手の頑張りを想うと本当胸が締め付けられるし、一方非常に美しい気遣いもあったり。

まずは女子から。坂本花織選手の三連覇、ペギーフレミング以来56年ぶりの大快挙とのことです。坂本選手は五輪のメダルも獲ってますので、歴代日本女子選手のいいところを全て受け継いだような選手になったなと思います。瞬発系の筋肉はそんなに強くない印象ですが、毎年様々な表現手法と突出したスケーティング技術、そして何よりも発揮力が桁違いです。世界に愛されている、レジェンドスケーターになりました。実況のハッシュタグがグローバル対応だったようで、主に英語圏の実況をみていたのですが、現地もオンライン実況も彼女の応援で溢れかえっていました。SP4位は北米大会の時差を考えるとFSにピークを合わせる「作戦」での我慢の結果だったのではと思います。緊張しなかったより、キーピングがそこではなかった、という感じ。坂本選手の演技は現地で見ると独特の高揚感があるんですよね。本当おめでとうございます。

イザポー・レピトが2位。全米が今年3位で、前年が優勝だったことを思うとあれれ?という感じでしたが、ワールドに合わせてきました。アメリカ女子はその2016年ボストン大会のアシュリー・ワグナー以来のメダルです。可愛いので人気もあると思います。願わくば順調に育って、アメリフィギュアスケート復権の礎となりますように。今回はアンバー・グレン(全米チャンプ!)の頑張り(3Aをきめた!!)で久しぶりの三枠、来期のボストンワールド開催を迎えることになります。機は熟したかな。

ルナ・ヘンが初日1位から4位に、イ・ヘインが3位から12位はプレッシャーだけではない理由の方が大きいように思います。坂本選手が場を支配した、といえばそうですが、昨年も同様の状況であったわけで、実は時差の影響が大きかったのでは?と思います。キム・チェヨンは四大陸の銀メダリストだし、韓国内での競争も厳しく、消耗が早かったのかもですね。毎年力を発揮する厳しさをこういうところでも感じるわけで、なおさら坂本選手すごい、となるわけです。

千葉選手、吉田選手が7位8位と仲良く。これ、昨季からの選考結果からの答えかなと思います。日本女子は2番手の強い選手が欲しいですね。昨季も三原選手6位、渡辺選手8位でほぼ拮抗。結果今は坂本選手一人旅になっているので世界の表彰台を日本勢で争える好敵手がいるともう少し楽なのかなと。ちょっと冷や冷やしますよね。来期以降、紀平さんの復帰、樋口選手の復調も期待しつつ、全日本より世界に強い選手とは?という回答が欲しいです。

男子はマリニン神降臨で20点差の優勝。TES先行で、色々言われてますが、今季はPCSも稼げるようになってちょっと無双状態です。感覚としては他国は次世代を待つ状況では?と思います。視覚から刺激を与えて「やりたい」という状況から技術を習得する「天才」現状の現役選手は積み上げての今だからちょっとアプローチが違いすぎる気がします。鍵山選手の覚醒を待つには怪我明けですしね・・・。という、鍵山選手は堅調に2位。1位獲りたいよね・・・・。時代の運で片付けないためにも、どうにか。でもやっぱり鍵山くんの滑りは「理想」です。アダム・シャオ・イム・ファが3位。バックフリップをやらなければ2位だったのでは?とか。ルール破りね、フランス人のお家芸だったりしますが、五輪がユーロ開催であるからメダル候補の育成として正統派な部分が出るといいなと思います。

宇野選手の4位、2016年のボストン大会もFSで沈んで、ちょっと北米大会の相性が悪い感じがします。元々睡眠負債が出やすい選手ですしね。でもSPは素晴らしくよかった。その良かった点が逆に気負いになっていたのであればまだ選手としての熟練度は期待できると思います。SPとFSを揃える・・・。難しいね。

三浦選手が7位。女子と同様、3番手がほぼ国内で横並びで180点から200点の壁の中でひしめいている状況です。初めての世界大会で結果を出す難しさもありつつ、そこを軽く突破する鍵山くんのような選手もいる以上、200点を出す演技って・・・と少し模索が必要だと思いました。ジェイソン・ブラウンお化けやね〜。

ペア、りくりゅうは当然、素晴らしかったですが、木原くんの喘息発作に心臓が痛かった・・・お大事に。その代わり素敵な気遣いな表彰式のやり直しもあったりほっこりしました。

優勝ペアのディアナ・ステラートさんが40歳!アメリカ国籍でペア転向後カナダにチームに移籍で今回の結果です。いや・・・・鉄人。移籍の状況もあるので五輪前にちょっと外野が揉めそうですが、夢がどこで叶うか、それはわからないでも諦めない気持ちは大事だよなと改めて実感しました。カナダはカップル競技も強いのでシングル選手が復調すれば、団体戦が面白いことになりそうですね。ファビアン・ハーゼ&ボロディン組が3位。ドイツ勢です。ドイツはもうそんなにフィギュアスケートを頑張らないのかな〜という気分だったので久しぶりのメダル授与にまた何か変わるかなと期待して。

ダンスはチョック&ベイツ、ギルス&ポワリエ、ギニャール&ファブリ。昨季から2位と3位が入れ替わっただけ、かな。イギリスチームが4位、懐かしい感じ、アリソンリードが6位、折原さんが16位、チームココが18位。チームココ、良かったのでは?何気に日本ゆかりの・・・チームが多くなりました。折原さんはジュニア時代の女子シングルでの演技を見ていて、当時から表現が突出していました。ダンスに転向をしてから当時の面影が全くなくて、ちょっとびっくりなのですがwダンスは現状の勢力で次の五輪まで固定なのかな?カナダがベストテンに3組入っていたりして、カナダ勢の盛り返しがここでも期待できそうです。

ボストンの後はチェコでワールド開催なのですね。これまた懐かしい感じ。ロシア勢の復活がままならないですし、先日のNHKスペシャルも切ない気持ちで見ていました。でも次世代は現れ、また感動を生む。時代は変わるもの。そして時代や世代が変わっても得られる感動は変わらない。それを改めて認識した今回のワールドでした。

選手の皆さんお疲れ様でした。

TOEIC リターンズ

昨年の5月ぶりにTOEICの試験を受けてきました。いつも忘れがちですが、2月3月は例年忙しいので勉強時間の捻出が辛い状況でした。今回はマジでパスしようかな〜と思ったくらい。でも音読の効果がちょっと出てきているのか、問題を読むスピードが早くなってきて苦手なリーディングも5と6は読めるな〜という感じになってきて、これは次の目標点、700点越えられるかな?と淡い期待を持って挑んだ本日の試験は・・・

撃 沈
久しぶりだったのでペース配分を完全に誤りました。Part7、未回答分の塗り絵ができずに終了時間のコールを受けるという大失態でした。リスニングの手応えはよくわからないのですが、リーディングは見立ての通りPart5とPart6は結構早く解き終わってまして、これならPart7、時間内にたどり着くかな?と思ったら甘かったです。
あと、2年前にもやらかしたことですが、今までやったことない戦法を何故かここでやるという。今回はPart7を後ろから回答していって、苦手な記事問題あたりでそれらの頭から回答するという動き方をしました。これがいけなかった・・・。やっぱり私は頭から解いていく方がいいように思いました。試験中に複雑な動きをすると脳というより目の処理が追いつかないようです(注 開散麻痺)トリプルパッセージは設問自体は簡単だといいますが、拾い読みできるほど英語力はないと、改めて悟った次第です。

悔しすぎてX(旧ツイッター)にポストもできない有様。花粉症の症状にも耐えながらの受験となりました。

先にも挙げた通り、2月から3月がすごく忙しくて、数年ぶりにオフィシャルで休日に働かなくてはという状況の中(サービス休日仕事は多数w)勉強を休まなかったことは自分で自分を褒めたいですけど、ここで過去の点を越えられないだろうな、というところが自分の凡人ぶりを表しているなと思います。どちらかというとお正月の勉強の貯金を試験までに崩していったという感じもしました。ここ1ヶ月は新しいことが全く覚えられなかったので・・・・。色々夢というか野望はありますが、自分の能力にあったスピードと集中力の使い方が必要だなと改めて。

あと、高地順応ではないですが、昨年の3月は3月で目標の点数が取れるように、1月2月に模試のつもりで本番試験を受けてました。練習より1回の本番ともいいます。Part7対策に本番試験の受験回数を増やそうかなと改めて思いました。

でも、別に職場でスコアを求められているわけではないので、気楽に自分のために。でもあまりに悔しいので新たな教本をポチりました。勉強の手法も変えて、2024年度中にスコア730点を超える、が新たな目標です。