Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

旅立ちの鐘

3月25日のリリースでした。

ここのところ時代の転換期なのかなと思うような悲しいニュースが多かったので気持ちが沈んでいたこのタイミングで高見沢さんのトニセン、20th Centuryへの楽曲提供、しかも井ノ原さん主演「特捜9」のエンディング曲、推しが推しと協業するという夢じゃないかなと思うようなニュースに朝からマジ泣きしました。

もっというと2024年度「特捜9」の放送が決まっただけでも安堵、でした。2023年後半期からの旧ジャニーズに関する一連のバッシングで、井ノ原くん自身決まっていた仕事が降板となる憂き目に遭っていたので、このシリーズの告知が出るまでは気が気でなかったというのが本音です。まずはオンエアが決まってよかったね、と思っていたところに、主題歌がトニセン、というのは既定路線としてもまさか楽曲提供者が高見沢さんになるなんて想像もしていなかった。二組の共演は夢見ていましたが、実現するなんて、こんな未来が待っていたなんて、半年前の自分に言ってあげたいです。

トニセンは元々は坂崎さんとの接点が強くて、過去坂崎さんのラジオに二度井ノ原くんが出たのちに昨年JFNの方でラジオの相互出演をやっていたり、TVもお正月特番で共演していたりはありました。坂崎さんはあのキャラクターですから、トニセンとは仲良くなれると思うのですけど、高見沢さんと桜井さんはちょっとハードルが高いよなとは思っていました。過去のV6、トニセンとの共演も片手に足りてしまいます。トニセンになってからの曲もはっぴいえんどっぽい古き良きJ-POP路線で、ますます高見沢さんの曲・歌詞を歌うイメージがなかったので今回のニュースは本当に驚きました。

高見沢さんの楽曲提供、女性シンガー、アイドルへは印象的なものが多くて、その中でも最大のヒットは小泉今日子さんへの「木枯らしに抱かれて」でしょうか?

ポカリスエットのCMに使われた時は萌え萌えでした。素敵・・・。

一方、男性シンガーへの楽曲提供はすぐ思い出せなくて、ググってみたら、とんねるず明石家さんまさん、猿岩石とか結構お笑い系が多いですね。つるのくんの「君だけを守りたい」は元はダイナのエンディングで違う人が歌っていたものをつるのくん用にアレンジ、映画エンディングへと大出世を遂げました。
TOKIOのカバーアルバム「TOK10」で「ギンギラギンにさりげなく」の編曲を高見沢さんが担当して、このアルバムは持っていたりします。

TOK10

TOK10

  • アーティスト:TOKIO
  • ジェイストーム
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ジャニ系ってピンとこないな・・・と思ってましたがKinkiのアルバムで楽曲提供していると伺ったので予習がてら聞いてみました。想像よりも良くて、曲のコンセプトを想うと楽しみでしかありません。トニセン3人の声に対し高見沢さんの歌詞と曲、どう譜割りされてているのか萌えポイント多すぎです。

ALFEEファン歴は一応40年を数える私、この後の展開がどうなるのかな〜と妄想してみました。
・MVでの高見沢さんほかALFEEメンバーの出演はあるか?
高見沢さんが目立ちすぎるので出演はないと思っていますが、「旅立ちの鐘」の「鐘」が明治学院のチャペルの鐘かなと思うとMVロケがここの可能性があるかな?ただ、トニセンは大学の同窓生でなくもっと手前の幼馴染みな感じのあるので大学を撮影場所としては使わないかな。「喫茶二十世紀」が引き続きのロケ地になるかしら?アコギの伴奏で坂崎さんの参加はありうるかも。編曲が別の方なので高見沢さん色は少し薄いと思います。

ALFEEによるセルフカバーはあるか?
「君だけを守りたい」「木枯らしに抱かれて」他、結構セルフカバーがあります。ALFEE内でカバーの場合は、メインボーカルは坂崎さんになるかな?一番トニセンに近いですし内省的な歌は坂崎さんが多いので。でも綺麗なハイトーンボイスなら高見沢さんと長野くんはかなり近いです。キーも近い。そもそも仮歌を高見沢さんが歌っているという事実がすでに萌えですwハモリも入れるかな?

・楽曲のイメージ
「ミディアムロックバラード」「春に訪れた仲間との別れを前向きに描いた」
というキーワード、会えなくなった仲間を想う曲として私が思い出すのは
「明日なき暴走の果てに」
「あなたの歌が聞こえる」の2曲です。

高見沢さんへのオファーは恐らく事務所への逆風が一番強かったタイミングだと思います。この時は「鋼の騎士Q」が自分の支えでしたし、トニセンにはどう映ったのかな?その時のことを考えると苦しくなりますが、高見沢さんは今回のオファーをプロとしてどう昇華させて楽曲にしていったのか。それぞれの道を選び前向きに歩みを進めた仲間への想いが溢れる楽曲なんだろうというのは想像に難くないです。

水曜日のオンエアを楽しみにしています。

そして、今回でひとつ夢が叶った私、高見沢さん楽曲がフィギュアスケートの競技プロに使われる夢が残っています。エキシビでは一度夢が叶ってますが「宇宙戦艦ヤマト」なので・・・w(木原くん、ありがとう!)競技プロ、オリジナルで作ることになるのかな?

2024年世界フィギュアスケート選手権 雑感

北米開催のワールド、前回はというと2016年ボストン大会でした。2020年が今回の開催地モントリオールだったとのことで、本当に久しぶりの北米大会で、北米大会の時差はしんどいな〜というのが、今回の感想でした。これ、選手もそうだったのでは?グランプリシリーズも開催されている国なので一概にはいえませんが、何となくSPとFSが揃った選手が少なかったな〜という印象です。

それでも・・・毎年の感想ではありますが、シーズン最後の物語は厳しく、美しく、儚く、畏敬をもって。フィギュアスケートっていいなという想いを改めて。選手の頑張りを想うと本当胸が締め付けられるし、一方非常に美しい気遣いもあったり。

まずは女子から。坂本花織選手の三連覇、ペギーフレミング以来56年ぶりの大快挙とのことです。坂本選手は五輪のメダルも獲ってますので、歴代日本女子選手のいいところを全て受け継いだような選手になったなと思います。瞬発系の筋肉はそんなに強くない印象ですが、毎年様々な表現手法と突出したスケーティング技術、そして何よりも発揮力が桁違いです。世界に愛されている、レジェンドスケーターになりました。実況のハッシュタグがグローバル対応だったようで、主に英語圏の実況をみていたのですが、現地もオンライン実況も彼女の応援で溢れかえっていました。SP4位は北米大会の時差を考えるとFSにピークを合わせる「作戦」での我慢の結果だったのではと思います。緊張しなかったより、キーピングがそこではなかった、という感じ。坂本選手の演技は現地で見ると独特の高揚感があるんですよね。本当おめでとうございます。

イザポー・レピトが2位。全米が今年3位で、前年が優勝だったことを思うとあれれ?という感じでしたが、ワールドに合わせてきました。アメリカ女子はその2016年ボストン大会のアシュリー・ワグナー以来のメダルです。可愛いので人気もあると思います。願わくば順調に育って、アメリフィギュアスケート復権の礎となりますように。今回はアンバー・グレン(全米チャンプ!)の頑張り(3Aをきめた!!)で久しぶりの三枠、来期のボストンワールド開催を迎えることになります。機は熟したかな。

ルナ・ヘンが初日1位から4位に、イ・ヘインが3位から12位はプレッシャーだけではない理由の方が大きいように思います。坂本選手が場を支配した、といえばそうですが、昨年も同様の状況であったわけで、実は時差の影響が大きかったのでは?と思います。キム・チェヨンは四大陸の銀メダリストだし、韓国内での競争も厳しく、消耗が早かったのかもですね。毎年力を発揮する厳しさをこういうところでも感じるわけで、なおさら坂本選手すごい、となるわけです。

千葉選手、吉田選手が7位8位と仲良く。これ、昨季からの選考結果からの答えかなと思います。日本女子は2番手の強い選手が欲しいですね。昨季も三原選手6位、渡辺選手8位でほぼ拮抗。結果今は坂本選手一人旅になっているので世界の表彰台を日本勢で争える好敵手がいるともう少し楽なのかなと。ちょっと冷や冷やしますよね。来期以降、紀平さんの復帰、樋口選手の復調も期待しつつ、全日本より世界に強い選手とは?という回答が欲しいです。

男子はマリニン神降臨で20点差の優勝。TES先行で、色々言われてますが、今季はPCSも稼げるようになってちょっと無双状態です。感覚としては他国は次世代を待つ状況では?と思います。視覚から刺激を与えて「やりたい」という状況から技術を習得する「天才」現状の現役選手は積み上げての今だからちょっとアプローチが違いすぎる気がします。鍵山選手の覚醒を待つには怪我明けですしね・・・。という、鍵山選手は堅調に2位。1位獲りたいよね・・・・。時代の運で片付けないためにも、どうにか。でもやっぱり鍵山くんの滑りは「理想」です。アダム・シャオ・イム・ファが3位。バックフリップをやらなければ2位だったのでは?とか。ルール破りね、フランス人のお家芸だったりしますが、五輪がユーロ開催であるからメダル候補の育成として正統派な部分が出るといいなと思います。

宇野選手の4位、2016年のボストン大会もFSで沈んで、ちょっと北米大会の相性が悪い感じがします。元々睡眠負債が出やすい選手ですしね。でもSPは素晴らしくよかった。その良かった点が逆に気負いになっていたのであればまだ選手としての熟練度は期待できると思います。SPとFSを揃える・・・。難しいね。

三浦選手が7位。女子と同様、3番手がほぼ国内で横並びで180点から200点の壁の中でひしめいている状況です。初めての世界大会で結果を出す難しさもありつつ、そこを軽く突破する鍵山くんのような選手もいる以上、200点を出す演技って・・・と少し模索が必要だと思いました。ジェイソン・ブラウンお化けやね〜。

ペア、りくりゅうは当然、素晴らしかったですが、木原くんの喘息発作に心臓が痛かった・・・お大事に。その代わり素敵な気遣いな表彰式のやり直しもあったりほっこりしました。

優勝ペアのディアナ・ステラートさんが40歳!アメリカ国籍でペア転向後カナダにチームに移籍で今回の結果です。いや・・・・鉄人。移籍の状況もあるので五輪前にちょっと外野が揉めそうですが、夢がどこで叶うか、それはわからないでも諦めない気持ちは大事だよなと改めて実感しました。カナダはカップル競技も強いのでシングル選手が復調すれば、団体戦が面白いことになりそうですね。ファビアン・ハーゼ&ボロディン組が3位。ドイツ勢です。ドイツはもうそんなにフィギュアスケートを頑張らないのかな〜という気分だったので久しぶりのメダル授与にまた何か変わるかなと期待して。

ダンスはチョック&ベイツ、ギルス&ポワリエ、ギニャール&ファブリ。昨季から2位と3位が入れ替わっただけ、かな。イギリスチームが4位、懐かしい感じ、アリソンリードが6位、折原さんが16位、チームココが18位。チームココ、良かったのでは?何気に日本ゆかりの・・・チームが多くなりました。折原さんはジュニア時代の女子シングルでの演技を見ていて、当時から表現が突出していました。ダンスに転向をしてから当時の面影が全くなくて、ちょっとびっくりなのですがwダンスは現状の勢力で次の五輪まで固定なのかな?カナダがベストテンに3組入っていたりして、カナダ勢の盛り返しがここでも期待できそうです。

ボストンの後はチェコでワールド開催なのですね。これまた懐かしい感じ。ロシア勢の復活がままならないですし、先日のNHKスペシャルも切ない気持ちで見ていました。でも次世代は現れ、また感動を生む。時代は変わるもの。そして時代や世代が変わっても得られる感動は変わらない。それを改めて認識した今回のワールドでした。

選手の皆さんお疲れ様でした。