Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

都内de散歩(3)

本日は予告通り映画を見て来ました。どこで見ようかなーと考えた末、広いとこがいいかなと有楽町にしました。「Weeklyぴあ」片手に何かの映画祭よろしく、映キチのよーにはしごしましたよ。私結構形から入るので(笑)いや映画3本はしごなんて学生の時でもやってないよ。ところが時間配分間違えたというか、先に当日券押さえておけば良かったんですが、「誰も知らない」がお目当ての時間満席になってしまって仕方なしに新宿に移動して見ました。といってもここでも丁度良い時間はダメで6:30PMの回。今日はレディスデーだけでなく「映画サービスデー」で誰構わず1000円だったんですよね。ちょっと失敗しました。

映画の話の前に観光的な話からなんですが、1本目が終わってから次まで時間あるなと(これが間違いの元)お昼を折角なのでフォーラムに入っているどこぞの店にしようかと思ったらフォーラムの広場に数台のバンが。いわゆる「屋台」が出ていました。その屋台の人の話ですと、昨年から「NEO屋台村」として丸ノ内にお勤めの方をターゲットにした数件の屋台を運営しているそうです。内容も日替わり。しかも運が悪い事にフジテレビの取材も来ていた(苦笑)ナントカ鶴丸さん。逃げるよーに買い物しましたよ。私はギリシャ風バーガー「スブラギ」とスープの屋台で購入。どっちも美味しかったです。今日来ていた屋台のうち、タイ風カレーだけは自分の勤務先にも来てるんですが、私カレー嫌いなのでね。競争が激しいのかどこもお店の人が異常に愛想がいい!うっかり会社の方に来てくださいよ~と懇願。スブラギは400円、スープの方はパン付きで500円だから安いし(先にスブラギ買ったのでパンはお持ち帰りにしました)いいなぁ。このくそ暑いのに外で熱いスープ飲んでも苦にならないんだから雰囲気って大事だなーと思いました。コンサート時では見られないフォーラムの姿でした。で、ちょっと情報、9月2日、3日の18:00~22:00に「ネオ屋台村・スーパーナイト」と銘打ってビアガーデンをやるそうです。生ビールが300円という価格なのを始め、いろいろ催しがあるようなので近場の人は行ってみてください。

新宿は私が立川(旧住所に一番近かった繁華街)以外で唯一まともに歩ける地域です(どーよ、こんな東京都民。。。)でも引っ越してみて実感したんですが、新宿ってこれといって食事でおすすめの店がないんですよね。他地域の人案内するのに本当苦労します。チェーン店は沢山入ってますから贅沢な悩みなんですけどね。そんな新宿に「光麺」(正確な字は違います)の支店(注 ラーメン屋)が出来ていたので早い夕食代わりに入ってみました。とんこつ味を食べてみての感想は「じゃんがら」に似ているけどスープが気持ち甘いかな。美味しいと思います。しかし、銀座から来ると猥雑な街だよなー(実感)

という訳で映画3本、ラインナップは「サンダーバード」「華氏911「誰も知らない」...すごいだろ(苦笑)「サンダーバード」は実は期待していなかったのですが、思ったよりも面白かったです。どちらかというと長期休みの子供用の映画なので主役も岡田「アラン」にその友人という、「グーニーズ」っぽい印象。しかし、メインテーマはやっぱり高揚感がありますし、V6の主題歌も「子供映画」と考えると結構合っているなーと思いました。実は主題曲オープニングしか気に入ってなかったので。あのオープニングは激好きなんだけどな。吹き替えも思ったよりは違和感なかったです。というより剛健コンビ台詞少なすぎ?坂本君の「パパ役」も周りが言う程違和感なかったです。逆に岡田アランは声低いかな。相手の子がまたボーイソプラノだったからね。特撮的にツッコミ入れてしまえばオープニングのメインテーマに被さる映像が「初代ウルトラマン」ぽいし(影絵がね)物語の内容は「襲われたGUTS基地・サンダーバード版」という感じ(ティガ見た人でないとわかんないだろ 笑)格闘名人のブロンド美人は「キューティブロンド」っぽいし、いろんな意味で楽しめる内容でした。

華氏911」はどうしても見たいという種類でなかったのですが、折角なので。マイケルムーアに指摘されなくても湾岸戦争から同時多発テロイラク侵攻はアラブのオイルの利権が背景にあるのは有名な事実なんですが、テロの脅威すらも操作しているというならちょっと深刻な病巣だなと感じました。昨年末、アメリカ行ってきて実感したんですが、セキュリティの厳しいと有名なシアトルでも日本人である私なんかある程度の事を聞いていれば全然厳しくないなと思ったし、貴金属ジャラジャラなオバサン(アメリカ人だったかな)が金属探知器に引っかかっても係の人も苦笑しながら、オバサンは爆笑しながら次の検査を受けてまして、それに対してアラブ系の人は入念なチェックをそりゃ~という感じで。お金が絡むとダメなのは万国共通なのかなと。スポーケンの会場で係の人にすごく親切にして貰ったりして「I Can」的な印象がない、普通の善良な人々なのに階級層のグロさが辛い映画でした。

「誰も知らない」は興味ですね。あれほどいろんな日本人がカンヌ行ってなんやかんややってたのが今年程目立った年もなかったのですが結果無名の少年が主演男優賞を取ってしまうという滑稽さが印象的でした(これは賞好きの日本のマスコミにも責任がありますけど)あと、アカデミー賞よりカンヌで賞を取ったものは確かにはずれが少ないので。で、見ての率直な感想は「やっぱりフィクションかな」という事。本当丁寧に作られた作品なので賞を取ったのも納得です。けれど子供は親に愛情を感じてそれで従順だったという解釈はちょっと違うような気がします。こればっかりはやっぱり「誰にもわからない」というのが正しいのかな。12才という年齢は先の長崎の女の子もですけど子供なりのプライドがあるではないのかなと。自身もそうだったし。でも、今思い返すとやっぱり子供の浅はかさであるし。難しい映画でした。主演の男の子は歌舞伎の女形を思わせる綺麗な目のラインをしているのが印象的でした。あと、末の子役がものすごい可愛いかったです。

つくづく、映画っていろんな種類があるんだなと実感しました。おまけですが「オーバードライブ」というタイトルの三味線を題材に使った映画が9月中旬位に封切りらしくチラシ貰ってきました。タイトルに惹かれたんですが、内容は超B級らしく(笑)主演が柏原収史に共演が鈴木蘭々、三味線の師匠にミッキー・カーチスという、違う意味ですごいなと。時間が合うなら見たいとか、思ってしまいました。