今回の五輪シーズンは早くから「ゲン担ぎ」の話題がありました。「青い衣装の女王ジンクス」というヤツなのですが、今季は女子選手、これでもか、という位青衣装です。
カロリーナ・コストナー、ヨナ・キム、ジョアニーロシェット、そして安藤美姫。安藤選手なんて荒川静香選手がトリノで「お願いだから青を着て」と、モロゾフに懇願されての、あの美しい青衣装でしたから確信犯の青だと思います。何着も衣装を変えてますが必ずキーカラーは青。アリョーナ・レオノワも青。
そうはいっても青じゃない選手も沢山いますけどね。浅田真央(彼女はジャパン・オープンでは青を着ていたのでちょっと微妙)、鈴木明子、レイチェル・フラット、ミライ・ナガス、ラウラ・レピストは赤です。つーか、今年は赤と青ばかりだ。いつぞやの五輪で紫、が流行していた事がありました。キーラ・コルピは潔いです。
閑話休題。「青衣装」での五輪の女王は長野五輪のタラ・リピンスキーから、ソルトレイクシティーのサラ・ヒューズ、トリノの荒川選手と、確かに続いていますが、サラ・ヒューズは薄い紫だから少々強引なジンクスだと思います。と、いうわけで調べてみました。
※当時の競技名とは違うのはご了承ください。
ソルトレイクシティー サラ・ヒューズ SP紺/FS薄紫
長野 タラ・リピンスキー SP白・青/FS青
リメハンメル オクサナ・バイウル SP黒/FSピンク
アルベールビル クリスティ・ヤマグチ SP青緑/FS黒金
カルガリー カタリーナ・ヴィット SP青/FS赤
サラエボ カタリーナ・ヴィット SP白・ピンク/FS赤紫
レークプラシッド アネット・ペッチ SP青/FSオレンジ
インスブルック ドロシー・ハミル SP赤/FS赤紫
それ以前は捜索不能でした・・・・
フリーに「青」というより「どちからに青系」とすれば、・・・なんでしょうが、いささか強引な気もします。当日何の曇りもない状態で滑るという意味では青をどこかに使うというのはいいのかもです。
アルベールビルでのクリスティー・ヤマグチ、伊藤みどり両選手はそれぞれ獲得したメダルと同じ色のスパンコールや飾りで衣装を作っていました。それ故「衣装の色でメダルが決まった」とこれまた強引な説もあります。青衣装とメダル色、そのどちらでもなかったサラエボのヴィットとリメハンメルのバイウルはすごいですね。
衣装に関しては進化の度合いがすごくてデザイン的にもアシンメトリーになったりと変遷も面白いと思います。
そして今季に関してはチュートップ、ワンショルダー、ホルダーネックが多いですね。これも流行なんでしょうかね。
今のところは安藤選手のGPF時の「クレオパトラ」が一番好きです。そういやこの衣装、青に金色ですね。