Minato's memo

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ジンクスを打ち破れ!(2)赤い服の少女

前回のバンクーバー五輪の時に青い衣装のジンクスは書きましたが、NHKニュースでも取り上げるようになってしまったのでつまんないなぁと思いながら別の考察。

今季の女子の勝負服は
浅田真央・・・黒と青
鈴木明子・・・紺に白のレースから白一色に変更
ヨナ・キム・・黒と紫
コストナー・・水色から黒に変更(曲変更)
ソトニコワ・・グレーに金刺繍
ゴールド・・・青
ポリーナ・・・うす水色
ワグナー・・・赤
オズモンド・・赤紫
ジジュン・・・ピンク
思いのほか青衣装は少ないですね。しかも変更して他の色、という人も増えています。
五輪女子シングルの金メダリストで有名どこは意外と他の色です。
1988年 カタリナ・ビット(赤)曲;カルメン
1992年 クリスティ・ヤマグチ(黒に金刺繍)曲;ラ・マラゲーニャ
1994年 オクサナ・バイウル(ピンク)曲;ミュージカルメドレー
プログラムの印象と衣装の色がとても紐付いているなぁと思うのがビットのカルメンとバイウルのミュージカルメドレー。カルメンは言うまでもないのですが、バイウルのメドレーは薄幸の少女が幸せを手にするストーリーそのままに、兄弟子のペトレンコからプレゼントされた柔らかなデザインの衣装でした。そういうインサイドストーリーならやっぱりピンクだと思うんですよね。
今季のプログラムで演技と色の意味が結びついているといえば、リプニツカヤの「シンドラーのリスト」、赤い服の少女だと思います。アベルブフの着眼点が新鮮なプログラムで彼女の幼さをカバーして理不尽な世界観を淡々とみせることで静かな感動を生むプログラムです。ユーロの結果を受けて、ユーロ圏の選手1番手として地元ロシアの選手が迎え撃つかたちとなりました。さてどうなるでしょうか?
個人的には浅田選手にには金刺繍の衣装を着て欲しいなと思っているのですが、さてさて。