女子の方が先に終わりましたのでレビュー。きれい可愛い揃いだったカナダ大会ですがオズモンドが怪我で棄権(; ;)まだ若いし、期待のカナダの星なので養生してください。
今季は五輪シーズンなのでラッキーカラーの「青」率を見るのも楽しみなのですが、意識のある選手はやっぱり青系ですね。リプニツカヤの赤がかなり印象に残ります。SP紫、FS白のレースに濃紺というどちらも素晴らしく美しい衣装の鈴木選手、どちらのプログラムもエッジの伸びやかさが際立ついいプログラムだなと思いました。エッジエラーとコンビの回転不足が気がかりですが、集大成としてのフィギュアスケートの演技を見せて欲しいなと思います。コリオはプラス1.9。トランジッションもかなり高い点数でパフォーマンスは9点台も。ジャッジに愛されているなと思います。
リプニツカヤ、ちゃんとみたのは初めてなのですが(去年はかなりさぼっていたので)まだ滑りのストロークの短さとスピンもすごいけどややトラベリング気味なのが気になりました。コリオシークエンスは音の捉え方が上手でエッジワークというよりは音感と大きな振り付けで印象に残すタイプだと思います。スピンの加点がとにかくすごいです。
グレイシーゴールドは昨季後半から安定してきていてエラーのつかない3Lz+3Tを飛んだりと技術も確か。更に今シーズンからフランクキャロル氏に師事ということでバックホーンも手に入れた形になります。衣装も綺麗で表現のバランスも良いので後はスタミナというところでしょうか?
クリスティーナガオは顔立ちから姿勢までCルーを彷彿させます。膝の堅い感じまで似ていて、ああいうタイプはジャンプを正確に降りないとステッピングアウトをしやすいんですよね。スケートのストロークも短めなのである程度行くと点が伸び悩みそうです。
女子の演技内容が新ジャッジシステムに追いついてきた、そんな感じがします。ステップが追いついてきました。その中で日本女子のプログラムはすごいなと実感したスケートカナダでした。