Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

2010年グランプリシリーズNHK杯(5)

女子シングル、いろいろ覚悟して見たせいか、思ったより悪い印象にはなりませんでした。浅田選手はジャンプに入る前のスピードがないような気がしました。そのあたりが「練習ではここまで崩れない」というコメントになるのかなと思います。気を配るところが増えて、集中が難しいだけなら、時間が経てば解決するかと思います。周囲が非常に遣っているのがみてとれますし、マスコミも辛辣なコメントになっていないのにひと安心です。アシュリー・ワグナー「ラ・マラゲーニャ」これまた懐かしい。衣装がスペインぽくないのが残念です。レイチェル・フラット「十番街の殺人」彼女の魅力は「安定感」ですが、質を上げるとより良くなるのになと思います。今は出る点が読めるのが何ですね。フリー1位。コルピ、衣装がきれい(画期的!)「エビータ」はとても合ってるプログラムだと思いました。ユーロ女王争いに期待を抱かせる内容でした。村上佳菜子選手「ゾロ」衣装重そうだなぁ。今日のTVだけ見たら緊張やスタミナ、というところもあるでしょうが、中部の結果とそんなに差がないので、靴の調整や技術的なところも大きいかなと思いました。結構難しいプログラムですしね。デビュー戦3位、それが「悔しい」3位というなら、次代の女王の素質充分です。カロリーナ・コストナー「牧神の午後への前奏曲」・・・これ競技プロでやる人少ないよな。有香ちゃんファンとしては彼女のプロ大会での演技が馴染みがありますが、ジャネット・リンの代名詞的プログラムでもあります。メリハリのないこの曲で滑るのはかなり難しいはずなのでコストナーの密かなるチャレンジ精神に感服しました。衣装もまた素敵でした。SPの貯金で逃げ切りですが、スロースターターの彼女としては良い部類なのではと思います。

ペア、ジェイミー&バレット「ラプソディ・イン・ブルー」この曲ははやりアメリカ人に合いますね。スピンの早さとかハイライトも多く、楽しいプロです。高橋&トラン組、今日はジャンプ系が残念な日でしたが、こちらも他の要素の出来が高く(とはいえ、ツイストが3回転になる日は??)シニアGPF、本当に出られそう?ベラ・バザロワ&ユーリ・ラリョーノフ組「仮面の男」衣装をもう少し貴族的なきらびやかさが欲しい気もします。でも技術スキルはすごいよね。ジャンプのタイミングがもう少し揃うと最強に近いチームになりそうです。あと、表現。ロシアンは表現の進歩が早いので心配はしておりませんが。1位パン&トン「愛の夢」・・・・ペアは録画で最後に見て、ちょっと感じたのですが、このプログラムがシーズン通して使われ、シングル競技よりペア競技の方が表現が4倍は広がるという中、現世界チャンピオンがこの曲で審判の評価が高まった時、真央ちゃんの方の評価が相対的に影響が出そうだなと。同じ種目で曲が重なるのも何ですが、違う種目で重なった時には「先」にやった方が印象度が強い傾向があります。パン&トンはトラブルがなければ今季も間違いなくメダル候補なので、そういう点でも真央ちゃんはプログラムも難しいのかも。また、ローリーのプロをずっと滑ってきていればそう違和感がなかったのかもですが、ローリープロ自体が変更最初の年は調子を崩しやすい傾向があるような気がします。ジャンプ矯正を主題に置くなら他の振付け師でジャンプの飛びやすいプログラムでも良かったのではと思いました。

男子は明日〜。