Minato Sugisawa's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

世界フィギュア2015(5)

女子フリー、逆襲のアメリカ女子VSロシア&日本という構図でしたが、今季の勢いそのままでトクタミシュエワが優勝となりました。ロシア女子の優勝は2005年のスルツカヤ以来10年ぶり。ユーロ勢としてみても2012年のコストナー以来です。ロシア女子がすごいのはソチ五輪強化の一環なところもあり、今後がどうなるかはわかりませんがジュニアですごくてのシニアで活躍できないというところから一歩前に進んだのはいいことなのかなと思います。私よくジュニアに興味がないという言い方をするのですが、興味がないというよりは身体が出来上がる前の状態で高難度の技術を手に入れてしまい、体型変化後の身体で過ごす年月の方がずっと長いのにその後技術の喪失で消えてしまうという流れが見ていて辛いんですよね。男子はそういうことがないので女子にとっては体操と並んで課題かなと思います。トクタミシュェワもまだ18歳。体型変化及び怪我を乗り越えた強さは本物と思いますが、大先輩のスルツカヤのように息の長い選手となることを願います。

 

2位に宮原知子選手!「努力は裏切らない」その言葉通りの銀メダルとなりました。宮原選手はジュニア時代にロシアにタイトルを阻まれ続けたので世界ジュニアでのメダルがありません。ISUチャンピオンシップ初出場で2位。強烈な個性があるわけではないのですが、和製ミシェル・クワンと呼ばれる端正なスケーティングで今後も魅了してほしいです。2A+3T二発でTESを稼ぐ戦略は成功でした。回転不足のリスクが高い以上(狙われてもいるだろうし)確実でかつTESが出る構成でスタミナにも問題がないというやり方は正しいと思います。全日本で見た時のインパクトは充分でしたので、今後同じ構成を真似る人が出てくるか楽しみにします。PCSはノーミスを続けていけば少しずつ向上してゆくのではと思います。

 

3位ラジオノワ、すごい背が高くなっているんですね。今後が本当心配です。熱も出ての3位でポテンシャルを発揮できたとはいえなかったとは思いますが、初出場3位です。体型変化をうまく乗り越えて欲しいです。

 

4位はグレイシー・ゴールド。フリーは2位。スケーティングは全選手で多分一番いいと思います。SPの出遅れが悔やまれますが来季アメリカボストンワールドで間違いなく活躍すると思いますので今季は安定の4位力ということで。選曲があまりにも王道すぎるので少し違ったものがあるといいなと思うんですけね。

5位はアシュリー・ワグナー。こちらもSPの出遅れから挽回してのフリー3位。今季はSPでの出遅れが続いたのでちょっとSPが合わなかったのかな?こちらも来季ボストンワールドへ向けてまた活躍を期待したいです。「ムーラン・ルージュ」王道でしたが合ってました。

6位本郷理華選手。今季ミス出た試合ありましたっけ?その位躍進のシーズンでした。課題としてはプログラムの繋ぐときのポジションの取り方。ポーズそのものは見栄えがあるのですが、次の技に行くつなぎのポジションがまだ甘いなと思います。そのあたりアメリカ女子は徹底していますので、参考にするといいですね。

7位村上佳菜子選手。ワールドでのフリーはずっと宿題ですね。今季のルール改正に上手く対応できなかったこと、そして結果手持ちのジャンプが減っていること、2Aが苦手と心配なことばかりですけど、ジュニア時代は敵なしだったのであとは気持ちひとつだと思います。

 

女子は中堅グループで少しミスが多かったので中1日空くという競技日程と夕方に終わるというタイムスケジュールは少し辛いなと思いました。もう少し考えて欲しいものです。