Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

全日本ジュニア2017

一週間遅れましたが、全日本ジュニアの総括を。

男子は少し硬い印象があったのですが、全体的には「熱い」戦いでした。3Aがスッキリきれいに入った選手はいなかったですが、トライした選手も多く。しかし、あれだね、レ・ミゼラブルがジュニア1位2位で被るのは回避した方がよかったんでは・・・。須本 Verの方があっさり風味ですが、要所でのスピンやスケーティングで結構差がつきました。全体的に少し腰が高くて身体全体の使い方という点は要精進ですが、ジャンプはほとんどミスしない、軸の確かさは以前からすごいなと思っていたり、ジュニアワールド、楽しみにしています。その前にGPFですね。

三宅Verはよりドラマチック、こちらは表現の方が先行している印象です。怪我明けということですのでもう少し滑ってくればより楽に上位になるのかな。

今回は東日本勢がちょっと受難で、もう少し上位にくると思った鍵山選手や佐藤選手がブレーキでした。佐藤選手はしっかり取り返しましたけど、6位での全日本推薦は不本意でしょう。ノーミスだったらここ、という場所ではなかったですが、滑りがまだ追いついていないので来年以降に期待です。鍵山くんは怪我かリンクの相性かなと思いました。東日本が良すぎでしたね。逆に東よりよかった西山選手、すごくいいものを持っていると思うので、発揮力を鍛えて欲しいなと思います。

長谷川選手のSPはスーパー素敵でしたので、フリーの失速(というか実力通りでしたが)が残念でフリーで勝ち上がる力がもっと欲しいなと思います。

女子はSPが大波乱、優勝候補筆頭の紀平選手が出遅れたり、軒並み回転不足のチェックが入りました。神崎くん厳しい。山下選手はその辺さすがで、東海のジャンプの質、そして滑りの質の高さを再認識しました。フリーは皆圧巻で3Loの家で者が続出しましたけど、紀平選手の女王に相応しい滑りと、びっくりの3A2発、それもかなり軸のきれいなジャンプで、技術が今だけのもの、にならないといいなと思いました。3A+3Tはみどりさんが公式練習で成功させていただけなのでそのインパクトは充分です。

女子はもう少し演技の面白い子が見たいな、踊るスキルはやや画一的に思います。

そんな中踊るスキルでは本田望結選手、やっぱりちょっと違うなという音楽表現でした。ただ、ジュニアの中に入ると、まして女子はこの世代が最強になるのでどうしても基本の滑りの伸びが足りないです。ジュニア女子必須の+3のコンビ、トウループが苦手なのがちょっと痛いかも。ルッツを実装してきたのですがら、ひょっとしたら、天才性が花開くかもですが、現時点では少し力不足かなと思いました。

前橋は3度目ですがようやく前橋での楽しみ方を習得できました。全日本ジュニアもかなり集客するようになったのですが行けるだけ行きたいなと思います。