Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

2024年世界ジュニアフィギュア 雑感

中庭先生が久しぶりに帯同しない大会でした。青木選手のチャレンジャーカップ2位、来季に期待を残す結果とともに、ものすごいコーチングスキルだなと改めて。漫画「メダリスト」のセリフを借りると「女子タイマー=思い込み、呪縛」だということでして、そのあたりも今後変化していくのかなと。そうよね、佐藤有香さんはプロで勝ちまくりでしたから・・・。

本題の世界ジュニア、会場は台北ということで、日本からは時差の少ないエリアで戦いやすかったのではと思います。皆さんベストを尽くせたのかなと。シニアでも感じましたが韓国勢の躍進、特に男子はジュニアカテゴリーとはいえ初の優勝のはず(どころか、表彰台自体が初でした)ロシア勢が表舞台から消えて4年、シングルカテゴリーは韓国勢の活躍が目立っているなという感想です。あとはペアとダンスカテゴリーの育成なのかな。

そして日本は今回全カテゴリーに選手を派遣。ペアとダンスはもう少し底上げが必要ですし、シーズンオフになるとスプリットのニュースが出がちで安心できませんが、五輪での団体金の可能性もあります。次に続く道としてまた期待したいです。

女子、日本勢は1位、3位、5位という奇数順位。来季も三枠。上薗選手がちょっと調子を落としていたのが気がかりでしたが、3位まで順位をあげました。島田選手はジュニアカテ敵なしなので・・・シニアに上がるのにあと3年、遠いよな。三人並ぶと櫛田選手がものすごく背が高くてびっくりしました。身体のコントロールが難しいだろうな。

男子は2位、4位、17位(惜しい)いや男子は偶数順位かなとw
中田選手が急激に大人の表情になっていて、まだ15歳ですが、ハーフであるということがかなり強みになる雰囲気を纏うようになっています。「007」以外の曲もそろそろ対応しないとですね。中田くんも2026年には間に合わないのかな。男子は今世界一代表争いが厳しいから、逆にちょうどいいのかもですね。中村選手はフリー、がんばりました。もう少し「滑る」といいのかな。垣内選手は首藤選手の怪我もあっての代表入りでまだ色々準備が不足している感じです。これを機会に飛躍することを期待します。

昨年のロッシ直樹選手に続いてアメリカ、ペアに「Naomi」名の選手が。「Naomi williams & lachlan lewer」日本人かと思ったら韓国人のようです。「Naomi」はヘブライ語源でも女性の名前なので欧米系でも多い名前です。この組、特筆すべきはコーチ欄にナタリア・ミシュクティノフの名前があること。アルベールビル五輪金、リメハンメル五輪銀のペア、ミシュクティノフ&ドミトリエフ組の女性の方です。こうしてまた懐かしい名前に触れることになりました。今コロラドスプリングス在住。ロシアの名選手がアメリカにわたってコーチ業、ロシアという国は難しいなと、こういうところでも感じます。ロシアに限らず、イリア・マリニン父母、タチアナ・マリニナ&ロマン・スコルニアコフもアメリカ在住なのは、出生地で生涯を過ごすということが、いろいろ難しい面があるんだろうなと思うのと、アメリカは寛容だなと。次の大統領選どうなるかわかりませんが。ロシア系▶︎アメリカ移住は結構ルートがありそうですね。

スケートシーズンも最終盤、四大陸のこと書きそびれましたが(汗)ISU選手権もあと1試合残すのみです。冬が終わるな。