Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

衣装で紐解くV6 「For the 25th anniversary」

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 「For the 25th anniversary」本編&ファンクラブ限定特典配信については当時の記事はこちら↓

今回は配信時でチェックできなかった衣装について。メンバーもどこかで言っていましたけど映像で見てもらうこと前提なので衣装の生地にこだわった的なことがあったのでその生地をまじまじと見ていました(オタク)尚、ウチのTVはそんなに画質はよくないので「サンダーバード」あたりだったと思うのですけど、見事に画質が飛んでしまって・・・。BDで買ったのでPCでは再生できないしな〜と。

オープニングの「金衣装」が一番凝ってましたけど、ディテールのつき方が本当ため息もので、綺麗でした。6人キャラクターに合わせた袖やタイ、リボン、スカーフの使い方でしたけど、きちんとした細身のシルエット。剛くんがちょっと着慣れてない感が出てしまってましたがw剛くんといえば「腰履きズボン」ですしね。6人バラバラの衣装も大人っぽい文様でした。白衣装でも部分的に織りが使われていて、単純な白じゃない。ライブありきなら光沢サテン一択なところ、身体のラインや動きで複雑な陰影が出るのがなかなか職人気質で良いです。白衣装は井ノ原くん優勝!アシンメトリーな流線が秀逸です。「TL」の黒衣装も縦模様の織りが入ってました。黒衣装だけ、お揃いなのかな?(そこまでは見てない・・・)何度もリハーサルを重ねているのでそれなりの耐久性は必要とは思いますけど1日限りの贅沢な衣装でした。ジャニーズって過去先輩の衣装を譲り受ける風習がありましたけど今は生地の進化も凄まじいので都度新作にした方が時代的な部分も垣間見れていいですね。先週記事にした「PLAYZONE」ではトニセンがデビューする前後あたりで「肩パット」が無くなっているんですよね。バブルの象徴だった逆三角形ラインのスーツ、トニセンが目立つようになってからはメンバーの若さは感じますけど衣装的な点ではそんなに古さを感じません。

で、私はフィギュアスケートのファンでもありALFEEのファンでもあります。他の人より多く特殊系の衣装をみているかも。高見沢さんの衣装はTV用は完全オリジナルで変な模様の生地をご愛用。ライブでは劇団新感線の衣装担当さん作を着用したこともあるし、5000万円という値の久保田一竹さん「辻が花」を羽織って演奏したこともあります。全く大事にしない着方していて、みている方がドキドキしました(汗)

フィギュアスケートの衣装は1シーズンは着用しますので縫製から飾りの付け方、重量も含めてものすごく繊細に作られている一方、当然完全オリジナルになるのでデザイナーに頼むには高く、親御さんの手縫いということも多い、その思い入れが強く、色濃く出ます。日本勢の衣装はどれも綺麗です。フィギュアスケートは衣装をみる楽しみも含んでいるのではというのは言い過ぎではないと思います。そういう意味でも1年で1作の方がいいんですけど。

そのフィギュアスケートの世界で恐らく日本一、海外勢からもオファーがくる超売れっ子デザイナーの伊藤聡美さん。
高くて買うのを躊躇中ですが写真集を出してます。

FIGURE SKATING ART COSTUMES

FIGURE SKATING ART COSTUMES

 

https://www.instagram.com/stm_ito/?hl=ja

過去記事でも少し触れてます。

彼女のすごいところは「細部に神が宿る」をきちんと理解している仕立てであるということ。衣装デザイナーさん、服飾デザイナーさんはデザイン画を描いて(素材は指定するにしても)仕上げはパタンナーさんという分業制に疑問をもち独立。この気持ち、すごいわかる(と、最近簡単なチラシ類でダメ出しをすることが続いて心が折れてます・・・)

それもあり彼女の衣装は完成品の迫力がちょっと他とは違うのです。そんな伊藤さんのデザイン仕立てでV6のステージ衣装がみたいという野望を持ちました。フィギュアスケートに特化しているので衣装がまず軽いし、動きやすいはず。今回のコンサートの衣装をみて、それなりに軽いとは思うんですが、スポーツ用であるフィギュア仕様の仕立てなら伸縮性もあるし軽いので彼らのダンスを支える助けになるのではと思いました。あと、フィギュアスケート界独特なのですが、エアブラシを多用するグラデーション表現、芸能界の衣装ではあまりみたことないので是非、見てみたいというのもあります。
永井さんは素敵衣装が多いです。白地からエアブラシを使用した「染め」でこの色をだしてます。

女性用の秀麗な衣装は抜群で、男性用はちょっとこってりしすぎ?か、あっさりしすぎ?と思うことが多いので男性衣装の最高峰をV6で見たいです。30周年?(気の早い・・・)フィギュアとバレエと体操で実績ありの伊藤さん、30周年、平均50歳になるイケオジ衣装とはどんなの??と思いつつ、どこかにリクエスト出してみようかな?健くんのラジオがいいかな。

PLAYZONE

昨年末で「少年隊」という名前を残してニッキとカッちゃん(という愛称が馴染むんですよね・・・)がジャニーズ事務所を退所しました。その最後のお土産として少年隊ベストアルバムと、PLAYZONEほぼ完全版のリリースとなりました。私はV6のファンなので邪感満載で申し訳なく、このブログでひっそり語りたいと思います。それなりに高かったのでちょっと購入を躊躇はしたんですが、プレゾンはレーザーディスクでの所有でしたので(まだ機械的には大丈夫そうですが)保存版が手に入る、最初で最後かなと思い切って買いました。

PLAYZONEは興行的にはどうだったのでしょうか?私が見に行くようになったのは1997年の「RHYTHMⅡ」からで、このチケット、当時の雑誌「ウィークリーぴあ」に付いていたハガキ先行で申し込みができて、チケットが楽に取れたんですよね。まだV6ファンクラブ入会前で結構拍子抜けでした。あと1公演は某所で譲ってもらってます。側から見ると入手の難しい公演、という印象でしたが、実は集客が厳しく、その理由は今回映像で歴代の公演を遡ってみて脚本が弱いのかなと思いました。これきっと今後トニセン3人の「TTTツアー」の課題にもなるのかもですが三人を見にくる「ファン」でもエンタメとしての軸がブレてしまうと「次」に繋がらない。歌も踊りも上手ですが脚本がどうにもこうにも・・・という印象で、また当時のヤンキー色満載、すぐ暴力沙汰で、すぐ死んじゃうシナリオw私はまたあまり演劇を見ないのであまり素晴らしい舞台の引き合いが出せないのですが、トリオ主役の脚本は実は難しいのかな。コンビものだったら結構いいのあると思います。私が溺愛して止まない「プロデューサーズ」は好きすぎて長野&井ノ原版は当然として来日版と映画も見てまして先日の別の人のものもすごーく行きたかったです。「デストラップ」もコンビですね。TVの「錦鯉」もコンビ。TV版「室温」はトニセン三人でしたがこれはメイン一人で物語が展開しますし、双子の姉妹がキーパーソンなのでやはり二人という形です。トニセン初期舞台も初回の「サンダンス」は超好きでしたし、坂本くんメインの「トンカツロック」は見れた内容だったけど「SAY YOU KIDS」は正直黒歴史。「PLAYZONE」も完全にレビューショー的だったらもっと人気が出て、ひょっとしたら今でも・・・と思わなくないですが、無理に物語にしたところ、三人を平等に扱わなくてはいけない縛りが演出に尖が出なかったのが結果、実力や魅力が損なわれたのかな。あと、公に語られないですが、肉体労働ですから故障も多かったんでしょうね。ニッキ時々声が出なくなったり、パフォーマーとしての理想と現実に苦しんでいたのかなとちょっと辛い想像をしたりしています。

1996年の「RHYTHM」これはレビューショーなので、かなり好きで何回も見直してます。超かわいいカミセンも出てくるしw1997年はトニセンやらかし事件簿舞台なのでw今見ても当時心臓が痛くなったことを思い出します。映像で「チュッパチャップス」(剛くんと健くん)が出てこないのが残念です。物語としては「5nights」はかなり好きで、サントラを持ってます。この舞台は少年隊三人の当て書きから離れてカッちゃんが「若様」(王子、主役)でヒガシとニッキが下僕というのがかなりいい感じでした。

今回プレゾンを見て、トニセンが出てた年のサントラは買っておくべきだったなと後悔しています。

古い映像もこの機会に見られて、長野くんの重心の低いダンス、やっぱいいし、踊りに癖がないのでバックダンサーに早くから呼ばれているのも納得でした。控えめなバックダンサーからスポットライトに当たる場所にどんどん出てきたトニセン三人、25年経って今だからよかったね、と言えますけど当時はそこそこ崖っぷちだったよな・・・と。V6コンチケットが今入手の難しいコンサートのひとつになったのは、当時の頑張りの積み重ねと思います。当時を思い出して、まだ「RHYTHMⅡ」までは自分自身、V6のファンになることに警戒心がありましたし、トニセン2ndコンは1stの「思わず拍手した」の内容に比べると(怪我があったのも影響していたとは思いますが)そんなに良いと思えなくてここで見るのは終わりかな〜と思っていたらアンコールで全て持って行かれましてw映像化されていなくて本当に残念ですが、「 Brave Love, TIGA 」を歌ってさらに ウルトラマンティガが出てきたんですよね。各公演いたのかな??今巷で長野くんのティガ関連映像カットが事務所の規制と言われてますが、少なくてもトニセン界隈はそんなことないですから。今を全力で楽しむ、そして今が一番であること、素敵なキーワードです。

V6コンもですが、「TTT」は今のコロナ禍では三人一緒の舞台は相当なリスクなので当面は無理と思うのですが、今できることをまた考えてくれるのかなと思います。その日まで、火曜日リリースの25thコンの映像を楽しみたいと思います。