Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

PLAYZONE

昨年末で「少年隊」という名前を残してニッキとカッちゃん(という愛称が馴染むんですよね・・・)がジャニーズ事務所を退所しました。その最後のお土産として少年隊ベストアルバムと、PLAYZONEほぼ完全版のリリースとなりました。私はV6のファンなので邪感満載で申し訳なく、このブログでひっそり語りたいと思います。それなりに高かったのでちょっと購入を躊躇はしたんですが、プレゾンはレーザーディスクでの所有でしたので(まだ機械的には大丈夫そうですが)保存版が手に入る、最初で最後かなと思い切って買いました。

PLAYZONEは興行的にはどうだったのでしょうか?私が見に行くようになったのは1997年の「RHYTHMⅡ」からで、このチケット、当時の雑誌「ウィークリーぴあ」に付いていたハガキ先行で申し込みができて、チケットが楽に取れたんですよね。まだV6ファンクラブ入会前で結構拍子抜けでした。あと1公演は某所で譲ってもらってます。側から見ると入手の難しい公演、という印象でしたが、実は集客が厳しく、その理由は今回映像で歴代の公演を遡ってみて脚本が弱いのかなと思いました。これきっと今後トニセン3人の「TTTツアー」の課題にもなるのかもですが三人を見にくる「ファン」でもエンタメとしての軸がブレてしまうと「次」に繋がらない。歌も踊りも上手ですが脚本がどうにもこうにも・・・という印象で、また当時のヤンキー色満載、すぐ暴力沙汰で、すぐ死んじゃうシナリオw私はまたあまり演劇を見ないのであまり素晴らしい舞台の引き合いが出せないのですが、トリオ主役の脚本は実は難しいのかな。コンビものだったら結構いいのあると思います。私が溺愛して止まない「プロデューサーズ」は好きすぎて長野&井ノ原版は当然として来日版と映画も見てまして先日の別の人のものもすごーく行きたかったです。「デストラップ」もコンビですね。TVの「錦鯉」もコンビ。TV版「室温」はトニセン三人でしたがこれはメイン一人で物語が展開しますし、双子の姉妹がキーパーソンなのでやはり二人という形です。トニセン初期舞台も初回の「サンダンス」は超好きでしたし、坂本くんメインの「トンカツロック」は見れた内容だったけど「SAY YOU KIDS」は正直黒歴史。「PLAYZONE」も完全にレビューショー的だったらもっと人気が出て、ひょっとしたら今でも・・・と思わなくないですが、無理に物語にしたところ、三人を平等に扱わなくてはいけない縛りが演出に尖が出なかったのが結果、実力や魅力が損なわれたのかな。あと、公に語られないですが、肉体労働ですから故障も多かったんでしょうね。ニッキ時々声が出なくなったり、パフォーマーとしての理想と現実に苦しんでいたのかなとちょっと辛い想像をしたりしています。

1996年の「RHYTHM」これはレビューショーなので、かなり好きで何回も見直してます。超かわいいカミセンも出てくるしw1997年はトニセンやらかし事件簿舞台なのでw今見ても当時心臓が痛くなったことを思い出します。映像で「チュッパチャップス」(剛くんと健くん)が出てこないのが残念です。物語としては「5nights」はかなり好きで、サントラを持ってます。この舞台は少年隊三人の当て書きから離れてカッちゃんが「若様」(王子、主役)でヒガシとニッキが下僕というのがかなりいい感じでした。

今回プレゾンを見て、トニセンが出てた年のサントラは買っておくべきだったなと後悔しています。

古い映像もこの機会に見られて、長野くんの重心の低いダンス、やっぱいいし、踊りに癖がないのでバックダンサーに早くから呼ばれているのも納得でした。控えめなバックダンサーからスポットライトに当たる場所にどんどん出てきたトニセン三人、25年経って今だからよかったね、と言えますけど当時はそこそこ崖っぷちだったよな・・・と。V6コンチケットが今入手の難しいコンサートのひとつになったのは、当時の頑張りの積み重ねと思います。当時を思い出して、まだ「RHYTHMⅡ」までは自分自身、V6のファンになることに警戒心がありましたし、トニセン2ndコンは1stの「思わず拍手した」の内容に比べると(怪我があったのも影響していたとは思いますが)そんなに良いと思えなくてここで見るのは終わりかな〜と思っていたらアンコールで全て持って行かれましてw映像化されていなくて本当に残念ですが、「 Brave Love, TIGA 」を歌ってさらに ウルトラマンティガが出てきたんですよね。各公演いたのかな??今巷で長野くんのティガ関連映像カットが事務所の規制と言われてますが、少なくてもトニセン界隈はそんなことないですから。今を全力で楽しむ、そして今が一番であること、素敵なキーワードです。

V6コンもですが、「TTT」は今のコロナ禍では三人一緒の舞台は相当なリスクなので当面は無理と思うのですが、今できることをまた考えてくれるのかなと思います。その日まで、火曜日リリースの25thコンの映像を楽しみたいと思います。