Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

今更キャッツアイ(おい)

映画公開へ向けて予習を兼ねて、ようやく「木更津キャッツアイ」を見ました。率直な感想、良く「金曜10時」という枠にかけたなーと思いました(笑)面白いんですけど、少しマニアックすぎるんではという感じです。大体木更津ってあんな田舎かなーと。ロケハンやってそういう映像を選んだのだと思うんですけどね。不思議なエネルギーは伝わってきますし、20才越えた人のバカさ加減もいい味でした。でも、凄いハマる感じではなかったです。映像もすごい凝っていて、いろいろこだわりもある手抜きのない作品だと思うのですが、数字を取ろうと思ったらもう少し分かりやすい内容というか、感情移入出来るエピソードが欲しかったような気がします。オジーのエピソードがいい味だったんだけど、意外とラストの方は普通だったような。ぶっさんも仲間という意味ではいいのかもですが、生死を背負ったキャラとしては弱いと思います。生死ものでは何てったって「生きる」という映画は秀逸ですよ。ぶっさんはもちろん「死」までに何が出来るかという観念が今時の人というか、ドライだし、ああでもいいのかなと思うのですが、「生きる」という映画は観念的に重い設定なんだけどそれでいてユーモア(しかも少しブラック)があって、ものすごい古い映画なんだけどそのメッセージ性に黒沢明という人の凄さを感じました。宮藤官九郎さんはまだその辺若いのかなと思ったりします。私、「俺たちは天使じゃない」とかああいう意味不明な群像劇は好きなので「木更津~」も好きそうなのですが、その辺りにひっかかったのか普通に面白かったという感じで終わりました。そうはいっても先行の木更津東映に見に行こうかと思いましたが、岡田君ファン多そうだからな。キャッツのメンバーでは櫻井君のバンビが一番好き。勝負服が和服って何だか可愛い。一目で分かるバカさ加減がいいなーと思いました。

映画版はウッチャンが出るんですよね。実はそれも楽しみだったりします。

映画は全国に掛かるのが15日からだからカミコンが先なんですよね。申し訳ない位激戦のようで、長野県まで出かけてすいませんという感じなのですが。今回1人なのでうちわどうしようかな。買った方がいいかな。あと2週間、予習しつつ楽しみにしておきます。