Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

天国は待ってくれる(ネタバレ注意)

見てきました。まず、根本的な事なんですが、私「結婚=幸せになる」という考えが大っ嫌いというか、結婚して不幸になった人が周囲に多すぎるので(苦笑)そういうやりとりがすでにNGでした。その辺は目をつぶって「一般の映画」としての感想を書きたいと思います。

正直ね、公開のタイミングが悪かったんじゃないかなと思いました。桜の花をビジュアルに使用していたので公開が春合わせとなるのが仕方ないにしても、プロットは「タッチ」で「去りゆく人が想いを残してこの世にもう少しだけ留まる」というのは「木更津キャッツアイ」だよなと思いました。で、「木更津~」の方が今風のセンスで伏線を全部活かして見せてしまった事を考えると「天国は待ってくれる」はタイトルだけでネタばれされていて、特に大きな仕掛けもないまま普通に終わってしまった内容にもの足りなさを感じました。監督だか原作者だか忘れましたが「普通の人を描きたい」という事なのであまり劇的な演出をしたくなかったのだと察しますが映画という娯楽の中であまりにも凡庸な展開と、医療的な説明も不十分で普通にしたい筈なのにご都合主義なとこもあったり伏線になるかと思えばそのままの場面ものもあったりと、ちょっと残念な内容になったなと思いました。

井ノ原君は終始頭の良さげな優しいお兄さんでまたいつもとは違った、でも本来の井ノ原君の世界観を感じる青年役だったので井ノ原君ファンには大サービスな映画になったんじゃないかな。全編通じて可愛いですよ。子供の頃役の子が声のトーンが低かったり、目がぱっちり二重だったり(笑)ツッコミを入れてはしまいましたが。清木場君も良い感じ。兵隊ものやらせたらむちゃくちゃはまりそうですね。周囲の大人役の方々が本当ナイスで、こんな大人が周囲にいたら人生変わってたろうな・・・とその辺でちょっと感傷的になっていました。あと戸田恵梨香ちゃん!ソニン似の女の子ですけど、彼女上手いな~。役者陣は良かった、そう断言出来ます。

そういう話なんだし、こういう話が一般受けなんだから仕方ないのですが「結婚=幸せ」もそうですが、「タッチ」の上杉克也しかり、「ガラスの仮面」の姫川亜弓しかり、努力が結果に結びつかない人が出てくるのもちょっとひっかかるとこではあります。今回のこの話は井ノ原君の役の方が「克也」っぽくて行動力の差だけの話なのでちょっと違うんですけどね。「タッチ」のカッちゃんが亡くなったとこは号泣でしたけど。またあだち充の描き方が上手すぎだったよな・・・。

尚、「男と女の友情は成立するか?」という大テーマですが、私も成立しないと思います。ドリカム編成は上手くはいくんですけどね。だって女2人男1人の友情はありえないでしょ??(笑)そう考えると男2人女1人はいろいろストッパーになりやすいのかなと。男の人の方が想像力豊かですからね(爆笑)

という訳で井ノ原君見に行くにはおすすめ、映画としては・・・・?という感じでした。

映画館行くとダメですね~。予告編だけで映画見たくなってしまいます。「ハリー・ポッター」の予告編も入って、1作目だけ見て後のは見てなくても見たくなります。でも完結編までは見ないと思いますが。いずれ一挙公開大会やるような気がするんだよな。原作本も完結したら読もうかな~。私の「ベスト・オブ・映画」は「ニューシネマパラダイス」です。これはラストが本当大好きです。ギャグとして大好きだったのが「グレムリン2」パロディ満載でやりすぎな感じ。「バック・トウ・ザ・フューチャー」は3部作全部好きで唯一俳優で好きといえるのがマイケル・J・フォックスです。パーキンソン病はちょっとショックでした。そういや、「アトランティス」の吹き替え、日本語版は長野君で英語版がマイケルだったので2度おいしかったんだよな~(笑)ダンスものや青春活劇ちっくなのも好きで(基本分かりやすい話好き)「ダンシング・ヒーロー」はソフトで持ってる位ですから。これはサントラも買った位ハマってます。今回予告編にあった1本がその辺にヒットしたので見に行くかもしれません。