Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

スティーブ・ジョブズ

「追跡者〜ザ・プロファイラー」、スティーブ・ジョブズの回を見ました。高見沢さんが変態ギターを持参で参加されていたり、ギターの所有が480超えといういらない情報もありましたが(笑)スティーブ・ジョブズという人はやっぱりすごいなと思いながら見ていました。

Apple」というコンピューターシステムは私が学生時代に話題になっていたものですが(当時はMS-DOSでプログラムの実行命令を入力してましたよね)「初めて○○した」という先進性と研ぎすまされた感性、そして擬人化したくなる愛嬌(ハッピーMacイースターエッグ、お誕生日とお正月の挨拶など)と主にクリエイターに支持され、やがてiPodIPhoneの開発で大衆に支持されるに至っています。真っ先にはDTPグラフィックの世界で受け入れられていますが、今となってはページものを扱うなどない限りはWindowsで充分になりつつあります。とはいえ、Windowsと比較しても圧倒的な親しみやすさがあるなと両方を仕事で使っている身としては強烈に実感しております。

そして今の家電業界の不況を想うんですが、日本から何年も「生活を一変させる発明」をしていな事が遠因としてはあると思います。ソニーは私の学生の頃から業務用の機械で「世界初」というものが多かったのでソニー信者も多かったと思いましたが今はそんな開発はしているんだろうか??単にTVをつくるという技術だけなら既に世界中で模倣されて競争力は失われつつあります。実際、ユーロ圏とかの空港はLGだったりする事が多いですしね。

ジョブズが生きていたら「電話を再発明する」と言ってIPhoneが出てきたのと同様、「TVを再発明」したのではと思います。TVは一方的に見るツールなのだろうか?視聴率という、ものさしだけでいいのだろうか?放送しながら視聴者からの声を発信するツールと度量が必要なんではと思います。そうしないとTVと新聞はつまらない媒体のままだなと思います。既得権を突破するパワーはどこにあるのだろうか。