坂崎さんの言葉を借りるまでもなく、気分は喪中のような正月でした。大晦日に亡くなられたことが分かったのですが、追悼番組はどこも正月明けからでしたのでゆかりの人のコメントを聞くまで、何か落ち着かないとこもありました。金曜日はどこにもよらずにまっすぐ家に帰ってきてエアチェック。坂崎さんの声の沈み方が切ないなというのと、駆け込み寺の坊主が駆け込みたい気分、という発言がとても痛かったです。ただ、某所でアップされていた坂崎さんと大瀧さんの2ショット写真、随分瘦せたようにみえたので兆候はあったのかもです。
大瀧詠一さんフリークを名乗るほど好きだったわけでもないんですけど、JPOPの好みがあるとすれば、大瀧詠一サウンドが元祖かも知れないです。柔らかい高音と音への執着ともいえるこだわり。とはいえ、今更はっぴいえんどを聞くということもなく、アルフィーのお友達的な人として、敬愛していました。元祖アキバでもあり、男に会いにアキバに行くという迷言もあったり。66歳、団塊の世代の人たちとって本格リタイアのタイミングで急逝してしまいましたといえるし、今年還暦を迎えるALFEEさんたちもいよいよそんな年になったのか、という気もするし。Aさんたちは親が長寿なのでまだ大丈夫だと思いますが、本命を無くした時の喪失感を想像すると怖い、そんな出来事でした。言葉は言霊。大瀧氏は死や終わることを予言のように語りすぎでした。その通りにしなくても、いいんじゃないのかな。
彼の代表作、私にとっては「さらばシベリア鉄道」で旅愁をかきたてられます。シベリア鉄道はそんなロマンチックな路線じゃないんですけどね。RTとしました、盟友、松本隆氏のコメントがあまりにも美しすぎて哀しいです。謎のようなと表現した「12月」という歌詞、ご自身の作詞なんですけどね・・・・。