五輪シーズンのため全米が例年より早くて戸惑います。この3連休での開催だったので現地観戦も可能だった??(そんな予算どこにあんの??)
TV放送が全米男女シングルだけなのでそれを中心にレビュー。女子はなんと言うか、ティーンの台頭に圧倒された大会だったなと思いました。ゴールド選手はNHK杯みた限りでは全米を制するような貫禄を感じなかったのですが、今回は技術的な部分でロシア勢と戦えるだけのものをみせての優勝。得点の出方もロシア、日本、韓国を意識してのものだと思います。2位は昨年の全米ジュニアチャンピオン、ポリーナ・エドモント。軸のきれいな3Lz+3Tを飛びます。バレリーナのような薄い身体で欧米人ぽくない。3位にミライ、FSは見た事ないくらい安定していました。で、4位が本命だったワグナー。疲労がたまっていたんではと思うのと、1位2位が想像以上に強かったのと、ミライがかなり調子がよかったことが誤算だったのかなと思いました。ミライちゃんは昨年7位ですからね。今回は全米一発勝負ではなく、正直日本とおなじことが起こったなぁと思いながらの代表発表を眺めていました。昨夜寝ていた時間なのですが、何故だか発表時間に目がさめてしまったんですよね。ツイッター覗いたら丁度発表で、「ああ・・・」と思いました。辛い選考会でした。
男子はすばらしいSPとそれなりのFS(失礼)をみせたアボットが4度目の王者に。2位にジェイソンブラウン。印象はジェイソンの方がいいですね。とりあえずすげえと思いました。杉田さんの解説で、四回転を持たない選手が国際評価でどのくらいの点が出るのかが見たい、といってましたが、世界トップは一応もう少し上の点数争いなので、男子であれだけスケート技術を活かしたダンサブルな演技というところを楽しんでみたいと思います。発揮力が高いので、上位にはくるかもですね。
何度目かの正直ですが、アボットは自身の引退シーズンを悔いなくいって欲しいなと思います。SPとFSが揃わない病が心配ですけど。やっぱりすごいものを持っているので、どこかで両方発揮して欲しいものです。有香ちゃんのために頼みます!!
一方カナダ選手権はちょっと荒れ模様だったようですね。王者は調整中と思いますが、少しプレッシャーを感じているのかな、パトリック・チャンのアクセルの精度が落ちてきているのが気がかりです。パトリック・チャン、ケビン・レイノルズ、リアム・フェルスという順。バルテが外れたのか・・・。
全米・カナダとも全体的にベテランに厳しい大会だったなと思いました。
日程が1月の早い時期なのも影響しているのでしょうかね?
北米ゾーンは出そろいましたので、後は来週以降のユーロ圏。枠で気になるのはやっぱりロシアかな。
映像見るのが追いつかないぞ(汗)