Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

2013年全日本女子FS

少し体調も良くなり、席も2階席なので集中して見られました。そしてこの日もまた、女子の強さを実感しました。代表の線上にいる選手が全くミスをしない、本当選手を選ぶのが申し訳ない内容です。駆け引きもなにもなく自身のパフォーマンスを100%出すのみ。強く美しい戦いでした。

宮原選手はSPFSとも滑走順に泣かされたという気もしますし、他の選手と比べ、演技がまとまりすぎているのかも知れません。ジャンプの小さいのも少し気になります。SPFSともノーミスでしたけど、他の選手のミス待ちという状況は変わらずでした。残念ですね。本来なら充分代表の技術力ですので・・・・。
鈴木選手。かなり慎重に滑っていました。全日本でのポカが多いので最後までヒヤヒヤでしたし、ジャンプもギリギリでした。調子が全く上がらなかったということでむしろここまで持ち直したというところなんでしょうか。新衣装は白。まるでウエディングドレスのようでこれで引退なんだなという寂しさも感じながらスタオベさせていただきました。
安藤選手、火の鳥・・・フリーはやはり持たなかったですが、彼女にもスタオベ。彼女なりの戦いにエールを送ろうと思いました。14歳から全日本に出ていて、大人の美しい女性になりました。娘さんともどもこれからの人生が幸多いことをお祈りいたします。
その後の今井選手、会場の雰囲気を自分色に染める会心の出来。スピード感があり強い、いい選手だなと思いました。より上位にいくためにルッツとフリップの精度と、ジャンプのタイミングを気をつけた方がいいのかなと思います。少しテイクオフがせっかちにみえます。足首に故障があるのと関節が堅いので正確性がシビアに求められますが、期待して。
村上選手。五輪切符は彼女次第だったんですが、見事手中に引き寄せるノーミスの演技。スタートに入るのにとても時間を使っていてタイムオーバーになるのではという間でした。慎重さの中にも彼女本来のスピード感のある演技。見ていて気持ちよい内容でした。喜怒哀楽の激しい、でも可愛らしい中に確実に大人のスケーターとしての演技でした。
浅田選手は五輪へ向けてのテストという内容でした。なので3番通過。それでも3番ですけどね。荒川さんも全日本3位で五輪は・・・というところをあやかって。
村上選手、鈴木選手の強さがとにかく印象的な女子の最終Gでした。持てる全てを発揮しての五輪切符なのですっきり。このふたりは4年前の選考で5番、6番滑走であっこちゃんの3位確定の歓声の中号泣したのをもらい泣きしてスタートについたのが佳菜子ちゃん。代表を争いながら、でも一緒に行けることになってよかったなと思います。
一方で、持てる力を全てだしながら選考もれとなった宮原選手。くぐってきた修羅場の差が今回に限りでてしまったかなと感じました。そのあたりもクワンと個性が被ります。来季は一番手になりますので、どう変化してゆくのか楽しみにしたいと思います。