Minato's memo

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羽生結弦金メダル記念(笑)2007年全日本ジュニアレポ

通常ブログの毎月11月〜12月頃を漁って頂くとフィギュア競技会のレポートが出てくるのですが、羽生選手ファーストコンタクトの競技会、2007年全日本ジュニアのレポートをこちらに再アップします。

今回の快挙で新たにファンになった方にまだノービスだった頃の羽生選手に会えるレポです。当時から驚愕の発揮力だったんですよね。
尚、このレポに出てくるジュニアで既に引退している人多数。フィギュアスケートは儚い競技です。。。。
順位も張っておきます
L選手名所属SPFSPoints
1. 無  良  崇  人  駒場学園高校 1 3 169.34
2. 佐々木  彰  生  武相高校 3 2 164.66
3. 羽  生  結  弦  宮城FSC 7 1 161.02
4. 吉  田  行  宏  神戸PFSC 5 4 157.23
5. 村  上  大  介  大阪スケート倶楽部 2 6 156.97
6. 近  藤  琢  哉  慶応義塾高校 4 7 154.49
7. 町  田      樹  倉敷翠松高校 8 5 152.21
8. 田  中  刑  事  倉敷FSC 11 8 144.46
9. 斎  藤  直  人  東北福祉大学 6 12 142.26
10. 日  野  龍  樹  武蔵野学院 10 10 140.42
11. 湯  浅  邦  仁  グランプリ東海クラブ 9 11 137.00
12. 坪  井  遥  司  岡山FSC 16 9 135.02
13. 鈴  木      潤  勝山フィギュアクラブ 12 13 130.23
14. 中  村  健  人  明治神宮外苑FSC 13 14 127.15
15. 野  添  紘  介  鹿児島あゆみFSC 17 16 117.22
16. 木  原  龍  一  邦和SC 21 15 116.60
17. 堀之内  雄  基  福岡高校 20 17 115.85
18. 辻          馨  名古屋高等学校 14 18 114.63
19. 中  村      智  長野市協会 15 19 112.54
20. 土  生  浩  貴  慶応義塾高校 18 21 106.51
21. 中  島  将  貴  新横浜プリンスFSC 22 20 105.66
22. 板  井  郁  也  シチズンクラブ 19 22 103.44
23. 小笠原  健  介  八戸GOLD F・S・C 23 23 99.49
24. 宮  﨑  勇  人  京都外大西高校 24 24 93.91
初観戦の全日本ジュニア、地方大会での様子は何度か見ている訳ですがジュニアとはいえ、「全日本」とても緊張感の高い大会でした。シニア全日本は、やはり憧れの大会なんでしょうし、より緊張感の高い大会なのでしょうね。
女子は下馬評では水津瑠美選手と西野友毬選手の一騎打ちという感じでしたが、ジャンプの難度はともかく、瑠美ちゃんの完成度の高いスケートが勝敗の全てでした。ジャンプのミスはあったのですが演技に安定感がありました。西野友毬ちゃんは今年よりジュニアでまだ中2、思えばTOIのゲストに出ていた子が順調に出てきたと思うと感慨ですが、まだ演技の安定感を感じません。JGP2勝してファイナル進出を決めていますけど、どーやって戦っていたのか不思議な位。全日本という独特の空気にのまれてしまったのかなと思いました。ビールマンスピンをやったりと個々の技術スキルは高いように思います。3位は石川翔子選手。彼女も少し安定感が欲しいところです。SP9位からの大逆転はすごいといえばすごいですけど、評価の安定にはならないので。演技はなかなか大きくて良かったです。石川憂佳選手も最終でガチガチでしたが、演技のスケール感は先輩の武田奈也ちゃんの印象に似ています。村元(姉)が4位。上位を伺うにはもう少し上のスキルとパワーが欲しいです。リンク事情が大変とはいえ、神宮勢強し、でした。
男子は波乱なのかな。町田君が7位。フリーこそ5位でしたがスケートが全然滑っていませんでした。どこか故障があるのかなと思った位。3Aを入れた事、苦手な3Loに集中した事が仇になったように見えました。特に3Aは2度フリーに入っていて、成功率がまだ低いと思うので負荷が大きかったと思います。これは真央ちゃんが世界ジュニアでやったポカに似ています。3LoはSPFPとも成功させていました。競技終了後見かけたのですが目が真っ赤で、期待もされていたろうに可愛そうですが、この経験を糧にまた次頑張って欲しいです。無良君は最終調整を長久保コーチに頼んでいたようで、長久保さんとこ再生工場かいと突っ込み。無良君は素材が素晴らしいだけに演技の粗が目立ちました。3Aなんかは多分日本男子1、2を争う位いいんですけど精度がね。どこまで戻せるかなと思ってみています。とりあえずは全日本。
男子最終Gも全体的に堅く、西日本でいいなと思った村上君も吉田君も本来の出来というわけにはいかなかったようです。村上君3位には入ると思ったので。怪我もあったようで追い込み不足かな。吉田君も本人比では頑張った方ですが、シニア全日本で台風の目にはならないなぁ。逆にすごかったのは今季初見というか、演技自体初見でした東日本勢、佐々木君。JGPに出ていたりと噂はかねがね・・・だったのですが、あんなに音感の良い、アピール力の高い演技をする子だとは思いませんでした。この大会のびっくりその1でした。シニア全日本、上位を伺うにはジャンプがもの足りないですが、あのアピール力は今までにないタイプなので是非見て欲しい選手です。その2はノービスチャンプ羽生結弦(ゆずる)君。えーと13歳?足長いはスケートは滑るはスピンは素晴らしいわ(ビールマンスピンやります)ジャンプはシャープだわ、音楽性はあるわで真央ちゃんが出て来た時以上の衝撃でした。席の近くにいた関係者(というか誰かの親御さん)「若いって恐ろしい」と言ってましたが本当そう思います。ましてノービスってFPのみなのでSPをこの大会用に作っての参加だったからその将来性ときたら。順調に伸びて欲しいと思いました。年齢制限により全日本には出られませんが、ひょっとしたらMOIには出るかな。