Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

浅田真央さん 引退

私早く帰ってこれる日は早く寝てしまうので、ニュースを今朝知りました。自身のブログでの発表となり、明日会見とのことです。稀代の大スターの引退、早すぎる気もするし、ここまでよく頑張ったともいえます。

浅田真央さんは歴代の女子フィギュアスケーターの良いとこを全て集約したような、能力と容姿と危うさを持ったキャラクターだったなと思います。負けず嫌いで、末っ子なのに自己完結をしていたタイプで手もかからない子だったと言われていますが、一方でやはり少し寂しげな印象もあったところが日本人の琴線に触れたのかな、彼女はとにかく「子供」に好かれていましたね。シニアの大会はクラブの子が応援するという雰囲気がない中「まおちゃーん」という高い声の声援の多かったこと。フィギュア人気も定着し出したころですのでワールドなんて決して安い席ではないのに、子供が多数応援していました。日本に天才が出ると何故か他国でも同レベルのライバルが現れたりとなかなかの少女漫画展開なうえに一番欲しかったものには手が届かず、最近の女子選手の難度上昇にトライし続けるモチベーションが保たないという理由も分かる気がします。奇しくも、伊藤みどりさんと同じように復帰後五輪開催前に引退という道を選ぶことになりました。

山田満知子コーチの「必ず出てくるからね、待っててね」という言葉通りに才能を開花させ、そして静かに引退を発表した真央さん。

ベストプログラムを選ぶとしたらやはり「鐘」かなと思います。五輪でやるには重すぎる気もしましたし、北米開催でもあったし、巡り合わせがちょっと残念な気もしましたが、全日本での「鐘」は本当に呆然とするような迫力に満ちたものでした。

第二の人生、スケーターとしてやれることはまだまだあると思います。これからの人生が幸多きことを祈ります!