Minato's memo

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全日本フィギュア2017 フレビュー

年の瀬感が全くない12月です。そしてソチから4年経ったという実感もないですが、一応来週全日本ですのでプレビューをしたいと思います。チケット、21日しかないけど。そして電子チケットだよね。まだ手続きしていないや。

女子シングル

シーズンインした時はどうなるのかなと思ったのですが、ノーミス対決になったらという点で宮原選手はほぼ当確なのかな。それこそソチ以降の4年、女子シングルは彼女を中心とした競技シーンとなりましたし、スケートが好きな人が応援する選手に美しく育ったなと感じました。ワンストロークが伸びるようになったので点も出やすくなりました。ジャンプに少し不安があるのですが、他の要素がクオリティが高い。彼女が報われる姿を見たい、そう願っています。

2番手は、これは本当に当日の出来次第です。樋口選手が一歩抜けているのは確かなのですが思ったより大舞台に弱いところが出てきていて、五輪選考会の全日本を戦い抜けること、通過儀礼的なシーンとなりそうです。今の選手はかつての全日本女子黄金期に匹敵するくらい、選手層が厚いので、究極のチキンレース、ですね。SPでの出遅れが多かった三原選手がピークを合わせてくると、ジャンプの質が随一なのでTESが出ますし、点がでるという意味では坂本選手も実績があります。本田選手はGPSでは少しジュニアの域を出ていないのかなという印象を与えてしまいましたが、そうはいうても世界ジュニア2大会連続表彰台という大舞台の強さが全日本で出るのかどうか、やはり未知数といえます。

ソチ以降の4年を支えたという意味では本郷選手も思い入れがあるのですがジャンプの癖がどうしても難しいですね。長久保コーチ退任の影響をあまり感じさせない、頼もしさを今季は出しているのでね。白岩優奈選手は今季ちょっと演技が揃わないですが、柔らかな雰囲気がありスムーズな演技が持ち味なのでこちらも期待して。

五輪の可能性7人〜8人・・・SPで最終Gに入るのが必須です。復調の永井選手、ジャンプを全て戻す、というのが条件にはなりますが、大人の演技を持っているので全日本ではより美しい滑りを見たいです。

ジュニアから・・・ですと、出場権のない紀平選手が最終Gに入るか。シニアでのジャンプ構成になりますのでどんな点が出てくるのか、ちょっと楽しみにしています。みどりさんのジャンプを回転早くした、という感じがする3Aです。

男子、羽生選手の動向が気になりますが、男子は残念ながら2人はほぼ確定、と言っていいくらい、スキルが突出していますので注目は3位争いなのかなと。ノーミス対決となった場合、田中選手と村上選手の争いかなとは思っていたのですが、男子の場合はジャンプの負荷が大きいので選手がどこに力点を置いて演技をするのか、ジャンプの種類をどうするのかで、結構変わると思います。実力と実績なら田中選手、村上選手、無良選手がほぼ一線で発揮力で村上選手、というところでしたが、村上選手の場合、+3T(Lo)のコンビジャンプが苦手なのが得点を稼ぎにくくしています。日野選手、ここに入って来れるかどうか。力はあるはずなんですけどね、後塵を配する、典型な印象です。

シーズンイン当初は場合によっては次の五輪、と思っていた友野選手がNHK杯で大舞台に強いところを見せたので全日本の出来次第ではひょっとしたら・・・と思いました。そのためには4Sの方が良いとは思うんですけどね。去年の全日本もとても良かったので、シンデレラボーイぶり、発揮なりますか。

ジュニアからの最終G入りはひょっとしたらで須本選手くらいかな。男子はジュニアとシニアの差は結構あるので例年通りでしょうか。

さて、ペアも出場枠を確保しまして、前回のペアがチームを別れて戦うという漫画みたいなことが起こっています。上位チムが五輪出場権なく、五輪の意義を考える試合となりそうです。

最近、五輪って時代にそぐわなくなっているのかなと思い始めています。みんなボーダーを超えているのになぁ。

来週、しっかり見届けたいと思います。

チケット探す旅は続いています。