Minato's memo

旅・エンタメ・日々の覚書

4年の重み(GPSロシア大会)

ロシア大会終わりました。この大会はいろんな感慨を持って見ていました。なので4年前と同じエントリータイトルにしてみました。本当に4年の歳月は重いです。

男子、「帰ってきた帝王様」プルシェンコ。圧巻の勝利でしたが、4年前と違って、隙はあるなと思いました。重圧のかかるだろうユーロと出場が決まれば五輪、今度は楽に勝たせては貰えないだろうな。ただ、技術、特にジャンプには隙がないのでこの時点でのアドバンテージは高いです。4無しの選手は慌てふためくだろうなと思います。今回の点数は決して甘い点ではなかったので、仕上げた時どうなるかしら?SPはトリノ五輪のSPと印象がそう変わらないのが気に入りませんが(どの辺がアランフェスなのか小一時間・・・)スポーツとしての必要最低限は抑えているのであれでいいのかなとは思いました。

小塚君はまだジャンプが本調子ではないですね。ピーク時よりどれもジャンプが低いように感じました。演技は毎回シーズン序盤は印象が残らないので(笑 昨季の『Take Five』褒める人多いけど、これも初めの頃はうーんという感じだった・・・・)徐々に良くなってくるのではと思います。小塚君の演技はいつもまず有香ちゃんので見たいな~と思います。SPのジミヘンは北米の雰囲気満載でもっと軽くエロく(笑)滑って欲しい気もします。一応抑えで地上波録画していたら子供の頃の小塚君が出てきたのでここだけ保存しようかな。

とりあえず男子はBS待ちなので。地上波の煽り、ケビンバンデルペレンの「ワイルドダンサー」に笑わせて頂きました。あ、ジョニーは・・・是非柴田君と同じ大会で見たいです。いやぁウイルソンの振付け凄過ぎ(汗)

真央ちゃんの不調を機械的に並べてみました。

1.例年よりシーズンスタートが早い

2.連戦

3.ジャンプの難度がアップ

4.体型変化(特に骨格)

5.海外試合に弱い(出来の良い試合は圧倒的に日本国内の大会)

マスコミの過熱ぶりとは反比例するように、今回は本当に辛い試合だったと思います。そろそろ戦略を考えるブレーンが必要かと思います。練習熱心故環境が変化した際の身体の反応が悪いような気もするし、常に100点を取る演技は体力的にも厳しい。タラソワの指導法は旧ソ連のフィジカルに絶対の自信がある選手には有効ですが、その面で劣る選手には逆の結果が出ます。かつては竹内君とか、大ちゃんも。成功パターンはダンスの選手とクーリック。体躯差でも歴然かと思うのですが、真央ちゃんに関してはそのあたりどの位ケア出来てるのかなとちょっと疑問。後は「勝ちたい」という気持ちが強過ぎるのかも。それが4年前のジュニアワールドの前を思い出させます。という訳で4年前のニフティの記事を引っぱり出してみました。

http://iceblue.cocolog-nifty.com/figure/cat7988201/index.html

ジャンプも曲も添え物で、一番は技術の熟練度。そこを抑えれば点が出るのは前回のヨナ、今回のプルシェンコが証明してくれたような気がします。

美姫ちゃんは4年前に「その渦中」に居た選手です。今回は勝ち負けより自分の世界の確立を意識した演技でした。まだまだ本調子ではなさそうですが、スピンが良いなと思います。「クレオパトラ」は異色な感じでいいです。衣装は五輪時エメラルドグリーンになりそうですね。4年前「真央がシニアに上がるから引退する」と事有るごとに発言していたのに、4年間の結果は国際大会、特にISUチャンピオンシップに於いては上ですよね。自信とプライドと自分のアイデンティティを作る。その大切さを日本の誇る二人の偉大なる選手に見たような気がした大会でした。